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概要説明

本切削加工データベースは、エンドミル工具による切削加工を対象として、事例データの検索を行います。

事例データについて

 事例データとは、実際に切削加工を行った加工結果、加工条件、加工環境などからなるデータです。加工結果情報には工具摩耗経過曲線、工具摩耗写真、切り屑状態写真および切削面の粗さプロファイルなどを画像データとして掲載しています。

推奨切削条件について

 推奨切削条件は、各工具メーカのカタログデータを工具材種ごとに整理すると以下のようになります.各工具メーカの超硬合金および超微粒子超硬合金での側面削りに対するカタログ推奨切削速度を、被削材の硬度(HRc)との関係で整理したのが下図です.同図が示すように、各工具メーカとも各硬度範囲ごとに推奨切削速度範囲を指定しており、その指定範囲にはバラツキはありますが点線で示す範囲内に集中し、切削速度と硬度との間で一次的関係が見られます.

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切削加工トラブルについて

 切削加工には下記トラブルが存在します。

  1. 工具摩耗が著しい
  2. 仕上げ面粗さが悪い
  3. 切れ刃に溶着が生じる
  4. 切り屑が詰まる
  5. ビビリ振動が発生する
  6. バリ・コバ欠けが生じる
  7. 寸法精度がでない
  8. 平面度がでない
  9. 切れ刃チッピングが生じる

上記切削トラブルに対し、直接影響を与える因子(制御因子)の分析・検討を行いました。その分析結果を以下に示します。

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k66.gif (2989 バイト)

k22.gif (3800 バイト)

k77.gif (2930 バイト)

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上記因子分析をまとめると、切削トラブルは以下の様に対応策をとればいいと思われます。

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