価値は意味から、意味は関係性から生まれる。
構想設計革新イニシアティブ
The Initiative for Design Evolution

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最新情報

2024年2月27日 Web会議システム
(webEX Meetings)
【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】大阪体育大学体育学部 准教授 小菅萌氏にご講演と議論にご参加頂きました。
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2024年1月23日 Web会議システム
(webEX Meetings)
【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】筑波大学体育系 サッカーコーチング論 准教授 筑波大学蹴球部監督 小井土正亮氏にご講演と議論にご参加頂きました。
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2023年12月1日 Web会議システム
(webEX Meetings)
【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 講師 宇野博武氏にご講演と議論にご参加頂きました。
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2023年11月20日 Web会議システム
(webEX Meetings)
【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(一財)高度技術社会推進協会 常務理事 渡邉政嘉氏にご講演と議論にご参加頂きました。
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活動報告

全活動報告リスト(2015/6~)

2024年2月27日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】大阪体育大学体育学部 准教授 小菅萌氏にご講演と議論にご参加頂きました。

2月のコンソーシアム会合のゲストは、スポーツ分野におけるリーダーシップ、チームダイナミクスを研究されている大阪体育大学 准教授 小菅萌氏です。新製品/サービス、新ビジネスやDX変革等の構想と実施でキーとなるモティベーションの向上等のチームダイナミクスについて、スポーツの分野から学ぶことが多いのではないかという観点で設定をしました。

前半は[スポーツ分野におけるリーダーシップ、チームダイナミクス]というタイトルで、スポーツ分野におけるリーダーシップ、リーダーの成長、それによるチームダイナミクスについて、スポーツ心理学やコーチングの立場から広く話題提供いただきました。

後半は、小菅氏にも参加頂き、チーム議論と全体共有からなるリモートワークショップを行い、「Growth MindsetとFixed Mindsetの認知バイアス」「Growth MindsetとFixed Mindsetの修正アイデア」という2つのワークについて、メンバーの意識の違いから背景を交換し、深い議論を行いました。

リーダーシップ、チームダイナミクスは、どうしても経営視点での議論になり、リーダーシップは個人のスキルアップに左右される立場を取る、一般的なリーダーシップやチームダイナミクスの議論に対し、スポーツ分野では、リーダーシップ、チームダイナミクスについての現場視点のきめ細やかな理論や方法が研究されている点に驚きました。マクロ的な視点での議論の重要性を痛感しました。

小菅様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2024年1月23日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】筑波大学体育系 サッカーコーチング論 准教授 筑波大学蹴球部監督 小井土正亮氏にご講演と議論にご参加頂きました。

1月のコンソーシアム会合のゲストは、筑波大学体育系 サッカーコーチング論 准教授 筑波大学蹴球部監督 小井土正亮氏です。ものづくり企業において、スポーツ分野での知見が、チームリーダーシップ/マネジメントでの諸課題の解決のヒントとなるのではないかという視点で企画しました。

前半は[スポーツ分野におけるチームリーダーシップ/マネジメント~筑波大学蹴球部の活動を中心として~]というタイトルで、スポーツ分野におけるチームリーダーシップ/マネジメントの一例として、筑波大学蹴球部の活動を中心として、各種課題と解決の方法、工夫している点等を広くご紹介いただきました。

後半は、小井土氏にも参加頂き、チーム議論と全体共有からなるリモートワークショップを行い、「チームやリーダーシップに関わる認知バイアスの違い」「上流/下流・経営/現場の課題となることは?」という2つのワークについて、メンバーの意識の違いから背景を交換し、深い議論を行いました。

筑波大学蹴球部では「よい選手・よいチーム・よい指導者」の理念の下、「よい」とは何かを関係者が絶えず問い続け、学生に裁量権を持たせて自主的に活動しており、その仕組みやいろいろな工夫が素晴らしいと感じました。目標や目標へのプロセスを言語化出来る選手が伸びると言われていたのも印象的でした。コンソのメンバーの皆さんも、自分の仕事に変換して非常に参考になったと話していました。

小井土様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年12月1日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 講師 宇野博武氏にご講演と議論にご参加頂きました。

12月のコンソーシアム会合のゲストは、武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 講師 宇野博武氏です。「新製品/サービス、新ビジネスやDX等の変革をどのように構想し、実施していくか」という課題意識に参考になるスポーツ分野の取り組みとして企画しました。

前半は[スポーツビジネスと文化本質主義]というタイトルで、「新製品/サービス、新ビジネスやDX等の変革をどのように構想し、実施していくか」という課題意識に参考になるスポーツ分野の取り組みとして、ファジアーノ岡山がホームゲームという、言うなれば自社製品の捉え方を柔軟にして、これまでになかった顧客層を獲得しているという話題提供をして頂きました。

後半は、チーム議論と全体共有からなるリモートワークショップを行い、「文化に関わる認知バイアスの違いと背景」というワークについて、メンバーの意識の違いから議論を行い、宇野氏にも適宜、ご参加頂きました。

スポーツ分野からの視点はやはり新鮮で、新しい観点から活発な議論をすることが出来ました。

宇野様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
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2023年11月20日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(一財)高度技術社会推進協会 常務理事 渡邉政嘉氏にご講演と議論にご参加頂きました。

11月のコンソーシアム会合のゲストは、経産省や内閣府等で活躍され、日本機械学会のアカデミックロードマップの活動も牽引されてきた(一財)高度技術社会推進協会 常務理事 渡邉政嘉氏です。

前半は[役人人生を振り返って:得たこと、学んだこと、考えたこと]というタイトルで、経産省でのイノベーション政策、中小企業支援、内閣府での地域創生の最前線で活躍された役人人生を振り返っていただき、産業技術政策を中心に、体験されてきた事、大変だったこと、学んだこと、実際に関わって得た知見、時代ごとの変化等について、貴重な内容も含めて、共有頂きました。

後半は、「イノベーションに関わるネガポジワーク」「社内におけるイノベーションの認知バイアスの違い」という2つのワークについて、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。メンバーの認知バイアスの違いの背景を深掘りし、渡邉氏にも適宜、議論にご参加頂きました。

渡邉様からロードマッピングやつくばイノベーションアリーナの仕掛けの背景や戦略を伺うことが出来、ワークショップでも積極的な議論参加を頂き、充実した回になりました。

渡邉様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
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2023年10月24日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門長 中島研吾教授にご講演と議論にご参加頂きました。

10月のコンソーシアム会合のゲストは、東京大学情報基盤センター 教授 スーパーコンピューティング部門長 の中島研吾氏です。

前半は[今更聞けないスパコンの常識]というタイトルで、「スパコンって何?」「普通の計算機とどこが違う?」「世界ランキングってどのような制度?」「日本におけるスパコンの歴史」「実はこんなところに役立っているスパコン」等、いまさら聞きにくいスパコンの「常識」について、話題提供頂きました。

後半は、「スパコンに関わる認知バイアスの違い」「スパコンアプリケーションの認知バイアスの違い」というワークについて、リモートワークショップでチーム議論と全体共有を行いました。メンバーの認知バイアスの違いの背景を交換し、中島氏にも適宜、議論にご参加頂きました。

スパコンとは何かという基本から始めて、AI分野における半精度データ型の有用性、量子コンピューターに向けた動き等、幅広い内容をわかりやすくレクチャーいただきました。

中島様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年9月25日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】大阪大学工学研究科 機械工学専攻設計工学領域 准教授 野間口大氏にご講演と議論にご参加頂きました。

9月のコンソーシアム会合のゲストは、大阪大学 大学院 工学研究科 機械工学専攻統合デザイン工学講座 設計工学領域 准教授の野間口大氏です。日本の設計工学研究のメッカの一つである大阪大学設計工学講座の活動の中から、最新のトピックスについて、話題提供頂きました。

前半は[モデルベース・フューチャー・デザインおよび深層学習を活用した概念生成支援]というタイトルで、研究の背景、従来の課題、それに対する技術的な解決策、実証事例、今後の課題等について、話題提供頂きました

後半は、チームに分かれた議論と全体共有からなるリモートワークショップを行いました。[将来計画やフューチャー・デザインの議論について][ 設計研究と設計開発でお互いに期待すること]というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある問いを交換し、野間口氏にも適宜、議論にご参加頂きました。

フューチャー・デザイン・ワークショップにおいて、世代を超えた議論の活性化のために、システム思考に有効な因果ループ図を導入し、議論の活発度、発散度、展開度の指標で評価を行い、有効性を確認した事例等、興味深い話題提供で盛り上がりました。

野間口様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
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2023年8月25日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】構想設計コンソーシアム会長 手塚からの最近のインプットと知見の共有

8月のコンソーシアム会合は手塚からの文献等での最近のインプットの共有としました。

コロナ禍の影響か、最近、心理的安全性、再思考((前提を疑う)、パーパス経営、コミュニケーション系の書籍が出版されています。前半は[文献等での最近のインプットの情報と知見の共有]というタイトルで、これらも含めて、最近インプットした情報や知見について、共有しました。キーワードとしては、上記に加えて、自己肯定感、ストレンクス、承認欲求、自己改革、組織改革、リーダーシップ等になります。これらの相互の関係性についての論(仮説)も提示しました。

後半は、「承認欲求・自己実現欲求・自己超越欲求の関係性」というワークについて、チーム議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行い、メンバーの認知バイアスの違いの背景となる意識を交換し、これら3つの関係性について、活発な議論を行いました。

時代の状況や文脈の変化に応じて、世の中で議論される内容も変わっていきます。それらの本質を先読みする形で、構想設計コンソーシアムの活動を行っていく原点も確認出来ました。

皆様、本日は深掘りの議論、どうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年7月12日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(一社)人間生活工学研究センター 事務局長 畠中順子氏にご講演と議論にご参加頂きました。

7月のコンソーシアム会合のゲストは、(一社)人間生活工学研究センターにて、人間生活工学の展開をされている畠中順子氏です。人間生活工学や人間生活科学は今でこそ、市民権を得た言葉ですが、人間生活工学研究センターが発足した1991年当時は認知度が低い概念でした。どのようにして認知度を上げていったかも含めて、話題提供、頂きました。

前半は[人間生活工学について]というタイトルで、人間生活工学分野の成り立ち、創成期のご苦労、工夫したこと、歴史的な変化(企業の意識等)、現在の活動、今後の課題等について、話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「仕事への距離感とチーム導入の容易度」「製品やサービスの使いやすさに関わるネガポジワーク」という2つのワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある意識を交換し、畠中氏にも適宜、議論にご参加頂きました。

「人間生活工学」は割と地味な言葉と感じられますが、そこにはUXデザイン、ユースケース等も含まれており、人間中心設計のみならず、人間中心の組織設計のISOも制定されている、というのは新しい気付きであり情報でした。

畠中様、本日はどうも有難うございました。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年6月21日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(富士通(株) デザインセンター 経営デザイン部 加藤正義氏にご講演と議論にご参加頂きました。

6月のコンソーシアム会合のゲストは、10年以上もデザインにより会社を柔らかくする越境活動・共創活動・イノベーション活動をされてきた、富士通(株) デザインセンター 経営デザイン部 加藤正義氏です。 主宰される「読書会」では以前、書籍「デザインブレインマッピング」も取り上げていただいています。https://www.asuyomi.com/posts/6516229 今回、書籍「社内SNSを活用して企業文化を変える やわらかデザイン」の出版をされたこのタイミングでご登場頂きました。

前半は、当初の課題、活動の発端、工夫したこと、苦労した点、意外とうまく行った点、今後の課題等、プロセスも含めて、[社内SNSを活用して企業文化を変える"やわらかデザイン"]というタイトルで、話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。カチカチ脳に支配された会社をどう変えて行くかという課題意識の下、「やわらかデザインに関する認知バイアスの違い」「カチカチ脳に関わるネガポジワーク」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある意識を交換し、加藤氏にも適宜、議論に参加頂きました。

どうすれば大企業でイノベーションを起こせるかという問いの下、デザイン思考を自然な形で企業内に浸透させるべく、富士通グループをやわらかくするコミュニケーション活動をスタートさせ、自然に複数メニューでの展開となり、それらが社内SNSを活用して企業文化を変える"やわらかデザイン"に繋がったというお話は非常にインパクトがありました。

加藤様、本日はどうも有難うございました。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年5月25日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】イノベーション・ラボラトリ(株)Managing Director 横田幸信氏にご講演と議論にご参加頂きました。

5月のコンソーシアム会合のゲストは、東大発イノベーション教育プログラムi.schoolのディレクターであり、イノベーション創出のためのプロセス設計とマネジメント方法を専門として、コンサルティング活動と実践的研究・教育活動を行っている横田幸信氏です。

前半は[イノベーション組織のつくり方]というタイトルで、企業がイノベーションを実現しようとするとき、どんな問題が起こり、どう解決したら良いかについて、企業へのコンサルティングのご経験も踏まえ、話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「イノベーションに関わる組織内の意識の違い」「ウォーターホール・アジャイルでの概念整理」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある意識を交換し、横田氏にも適宜、議論に参加頂きました。

両利きの経営のブレークダウン、大企業におけるダイナミックケイパビリティを伸ばして行く仕組みと仕掛け、等、学ぶことが多く、参加者は活発な議論を楽しみました。

横田様、本日はどうも有難うございました。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年5月11日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】支援に関わる活動の共有

2023年4月分の会合では、構想設計コンソーシアム会長の手塚から昨年度の構想設計支援に関わる活動全般の共有を行いました。

前半は、昨年度の技術コンサルティング等を踏まえた課題認識のアップデート及びデザインブレインマッピング(DBM)のポジショニングの変化、現在進行中の出版計画、第5回構想設計革新イニシアティブシンポジウムの反応等、について、話題提供により共有しました。

後半は、「「プロブレムリフレーミング」に関するネガポジ」のワークについて、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

DBM流ワークショップは、通常のワークショップとは異なり、各人の主観(=知見)を尊重し、その認知バイアスの違いを楽しみ、活かすことで、心理的安全性とフラットな対話の雰囲気をもたらす、という体験者の声があります。その結果として、上と下の距離、世代間の距離を縮め、上流と下流等の組織や営業と開発等の専門の壁を超えて、変化や変革を促す効果がある、というポジショニングや意味合いの変化について、具体例も示しながら、共有し、議論出来ました。

皆様、本日はどうも有難うございました。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
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2023年3月30日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(公財)広島市産業振興センター 工業技術センター デザイン支援室 大川泰明氏にご講演と議論にご参加頂きました。

3月のコンソーシアム会合のゲストは、ビジネス視点も入れた、デザイナーとのユニークなマッチング事業をされている(公財)広島市産業振興センター 工業技術センター デザイン支援室 大川泰明氏です。

前半は["と、つくる”の活動、この背景と可能性]というタイトルで、"と、つくる”の活動の苦労話、そこに至る過程、工夫していること、活動の可能性等、を話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「:「と、つくる」事例への認知バイアス」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある意識を交換し、大川氏にも適宜、議論に参加頂きました。

"と、つくる”がデザイナーと顧客を結ぶマッチングインフラに留まらず、グラフィックデザイナーがブランディング構築支援に守備範囲を拡大する等、デザイナーと顧客の双方を刺激する効果にも繋がっている、というのは新しい気付きでした。

大川様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年2月24日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】信州大学繊維学部 特任教授 乾滋氏にご講演と議論にご参加頂きました。

2月のコンソーシアム会合のゲストは、日本で唯一の繊維学部である信州大学繊維学部の特任教授 乾滋氏です。

前半は[テキスタイル・アパレルと情報技術]というタイトルで、感性工学を支援するためのミュレーション技術や計測技術について、繊維業界の話も交えて、話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「衣服を選ぶ時の条件についての認知バイアス」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある意識を交換し、乾氏にも適宜、議論に参加頂きました。

乾様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年1月20日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】株式会社リバネス 代表取締役社長COO、株式会社リバネスキャピタル 代表取締役 高橋修一郎氏にご講演と議論にご参加頂きました。

1月のコンソーシアム会合のゲストは、研究成果の社会実装を目的とし、企業とのマッチングや起業支援を行うテックプランターという仕掛けを考案し、運営されている株式会社リバネス 代表取締役社長COO、株式会社リバネスキャピタル 代表取締役 高橋修一郎氏です

前半は[テックプランターの仕掛けとそこに至る背景と経緯、今後の方向性]というタイトルで、仕掛けを考えた経緯、背景、苦労話と今後の方向性について、話題提供頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「新しい試みや開発についての認知バイアス(1)及び(2)」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある問題意識の深掘りの議論を行い、高橋氏にも適宜、議論に参加頂きました。

一人一人の「熱」から新しい事業が生まれ、そのためには「熱」と専門性を伝えるコミュニケーションスキルが重要という点は他の分野にも適用出来そうであるという感想を持ちました。

高橋様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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2023年1月10日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】文部科学省 文化庁 審議官 中原裕彦氏にご講演と議論にご参加頂きました。

12月分のコンソーシアム会合のゲストは、著作権法改正に関わられている、文部科学省 文化庁 審議官 中原裕彦氏です。

前半は[著作権法改正とその背景]というタイトルで、著作権法改正に関わる時代の変化と背景について、文化芸術施策の全体像も含めて、これらのキーポイントを解説頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「著作権法に関わる時代変化/問題点/改正/解決」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある問題意識の深掘りの議論を行い、中原氏にも適宜、議論に参加頂きました。

著作権法の権利規定は、文化芸術産業の活性化と保護の観点で、作り手と使い手の双方のメリットを考慮し、当事者の声も聞きながら、その時代に合わせた適切なバランス感で検討されてきた経緯等、その御苦労も含めて、腑に落ちました。

中原様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年11月24日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】弊所 人工知能研究センター 知識情報研究チーム長 高村 大也氏にご講演と議論にご参加頂きました。

11月のコンソーシアム会合のゲストは、自然言語処理・言語モデルのAI応用で活躍している、弊所人工知能研究センター 知識情報研究チーム長 高村 大也氏です。

前半は[人工知能と自然言語処理]というタイトルで、自然言語処理や深層学習の基本から文脈を考慮した応用事例までを解説頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「自然言語技術の応用に関わる認知バイアス」「自然言語処理と自分達の仕事のあるべき姿」というワークについて、メンバーの認知バイアスの違いの背後にある問題意識の深掘りの議論を行い、高村氏にも適宜、議論に参加頂きました。

自然言語処理や深層学習のキーポイントの解説、現状技術の限界と可能性等、他では聴けないような内容に触れることで、特に産総研コンソーシアムの醍醐味を感じた回になったと思います。

高村様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年11月9日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】経済産業省 九州経済産業局 平山由佳氏にご講演と議論にご参加頂きました。

10月分のコンソーシアム会合のゲストは、経済産業省 九州経済産業局 地域経済部 産業人材政策室 産業人材政策係長 平山由佳氏です。平山氏は、「デザインの力で、日本の行政を変える」活動であるJAPAN+Dの発起人の一人です。

[JAPAN+Dの活動と今後の展開]というタイトルで、行政へのデザイン導入のポテンシャル、現状、今後の展開、限界及びオープンイシュー等の内容の講演を踏まえて、行政や政策に対するワークを行いました。今回は、デザインブレインマッピングを使わず、平山氏からの問いに答える形でワークを行いました。会員は政策というものに慣れていなかったので、平山氏に適宜、解説等の丁寧なフォローを頂きました。

日本でもデザイン的な考え方を政策立案や行政計画に導入する試みがされていること、今年度立ち上げのJAPAN+Dが既に数年間活動しているような濃い内容であること等、その背景や状況を知ることができました。合わせて、解説頂いた政策立案や予算請求のプロセス等の知見も今後役立ちそうです。

平山様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。


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2022年9月6日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】NECソリューションイノベータ株式会社 主席プロフェッショナル 三輪 真氏にご講演と議論にご参加頂きました。

9月のコンソーシアム会合のゲストは、新規事業立ち上げのご経験があり、現在は地域でのイノベーション創出に関わられているANswer株式会社 最高顧問、NECソリューションイノベータ株式会社 主席プロフェッショナル 三輪 真氏です。

前半は[VUCAの時代のイノベーション -変化する世の中で新たな価値を作る-]というタイトルで、1980年代からの時間軸で、加速度的にどんどん早くなっている、世の中の変化を俯瞰し、それを踏まえて、これからのビジネスやマネタイズの指針等について、ご自身の経験も踏まえて、ご紹介頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「未来の変化をどう考え、どうしていくか?」というワークについて、課題意識の違いとその背後にある理由を踏まえた諸議論を行いました。

30年を一区切りとする時代の変化、技術的なトレンドの変化、過去の振り返り等、新規事業に関わる課題意識を高めることが出来ました。

三輪様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年8月31日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】株式会社ユニファイナアレ 代表取締役 やまざきゆにこ氏にご講演と議論にご参加頂きました。

8月のコンソーシアム会合のゲストは、グラフィックファシリテーションによって企業内の課題解決を行っている株式会社ユニファイナアレ 代表取締役 やまざきゆにこ氏です。

やまざきゆにこ氏には第45回会合(2018年2月27日)第2回構想設計革新イニシアティブシンポジウム(2018年7月2日)にもご登場頂いております。

前半は[企業の悩みごととその解決 ーGFの経験と視点よりー]というタイトルで、これまでの支援事例を交えて話題提供を頂きました。

後半は、やまざきゆにこ氏にも参加頂き、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。まず、「社内変革についての認知バイアスの共有」のワークについて、認知バイアスの違いの背後にある課題意識の根っ子の共有とそれを踏まえた深掘りの議論を行いました。次にやまざき氏から提示されたワークショップに関わる新たな問いについて、更に議論を深めました。

今回はDBMワークショップについて、やまざき氏からコメント頂きながら、皆さんとのやりとりという新形式で進めましたが、問いの立て方等、非常に新鮮でした。

やまざき様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
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2022年7月12日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】株式会社双日イノベーション・テクノロジー研究所 代表取締役 大木將司氏にご講演と議論にご参加頂きました。

7月のコンソーシアム会合のゲストは、長年商社で機械・プラント系のビジネスに携わり、現在は新技術を実ビジネスに繋げる活動をされている株式会社双日イノベーション・テクノロジー研究所 代表取締役 大木將司氏です。

前半は[商社ビジネスの変容と近年の新たな取組み~ある商社マンのパーソナルヒストリーからくる雑感~]というタイトルで、ご自身の体験を基に話題提供を頂きました。

後半は、大木氏にもご参加頂き、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「オープンイノベーションに関わる認知バイアス」と「オープンイノベーションについてお互いに期待すること」の2つのワークについて、お互いの課題意識の交換とその違いの背後にある背景等を踏まえた発展的な議論を行いました。

話題提供とワークショップ議論を通して、会員企業には遠い存在だった商社がより身近に感じられるようになり、また商社の役割の変遷についても理解出来、今後、いろいろと参考になりそうです。

大木様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年6月20日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】弊所インダストリアルCPS研究センター 髙本仁志氏に話題提供いただきました。

6月のコンソーシアム会合のゲストは、設計工学やDX等への応用展開で活躍している弊所インダストリアルCPS(Cyber-Physical Systems)研究センター 髙本仁志氏です。髙本氏はデザインブレインマッピング(DBM)の初期開発段階から一緒にやってきたメンバーの一人です。

前半は[Design Brain Mappingと製造デジタルツイン~現在の研究~]というタイトルで、設計工学やDX(Digital transformation)等への取り組みの研究紹介及びデザインブレインマッピングの応用について、話題提供を頂きました。

後半は、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「会議やワークショップに関わる認知バイアス」と「若手に関する認知バイアス」の2つのワークについて、それぞれの認知バイアスの背後にある暗黙の仮定や背景の交換から、それぞれの組織での課題意識の交換を通して、今後に向けた発展的な議論を行いました。

一般設計学の具現化としてDBMの活用、製造デジタルツインの活動等、高いレベルで理解が深まりました。

高本様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。


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2022年5月17日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター教授 梅田靖氏にご講演と議論にご参加頂きました。

5月のコンソーシアム会合のゲストはものづくりのデジタル化やDXに取り組まれている、東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター教授 梅田靖氏です。

前半はIoT(モノのインターネット)やビッグデータ、AI(人工知能)の活用等のデジタルプラットフォームと資源の有効利用を促進するサーキュラーエコノミーとの関係について、[デジタルとの融合が競争環境を変える~サーキュラーエコノミーが変える、ものづくりとビジネスの可能性~]というタイトルで、欧州の事例、研究開発の背景と現状、今後の可能性について、話題提供を頂きました。

後半は、梅田様にもご参加頂き、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「サーキュラーエコノミーに関わる認知バイアス」と「サーキュラーエコノミーの効果の認知バイアス」の2つのワークについて、課題意識の持ち寄りとその背後にある原因等の議論を行いました。

サーキュラーエコノミーと3R・循環型社会との違い、具体的な活動や技術に繋げるためのメゾ領域の重要性、メゾ領域のデザインのためのライフサイクル設計、循環プロバイダー、デジタルの有効活用等の議論により、サーキュラーエコノミーのイメージがより具体的になりました。

梅田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年4月27日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】株式会社くいんと 代表取締役会長  石井 惠三氏にご講演と議論にご参加頂きました。

4月のコンソーシアム会合のゲストは、CAE(計算工学)の分野で日本発のソフトウェア開発ビジネスを起こし発展させ、欧米発のソフトウェアにも採用されている 株式会社くいんと の石井 惠三氏です。

前半は[我国のCAEソフトウェア開発ビジネスで経験し学んだこと、これらを基に考えるこれからの方向性]というタイトルで、オンリーワンの目指し方、開発資金の作り方、人材発掘、育成、学校(大学も含む)教育等の幅広い話題提供を頂きました。

後半は、石井様にもご参加頂き、チームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「U理論の実施で困難なことや気持ち」と「イノベーションを起こすために現状から理想になるには? 」の2つのワークについて、課題意識の持ち寄りとその背後にある原因等の議論を行いました。

「大学のユニークな研究をソフトウェアにして製造業の製品開発の役に立つ」というビジネスモデルを定めたものの、実際にはユニークなソフトウェアゆえの企業導入での初期の御苦労があり、「ファンを増やすための学術的なセミナーの開催」による裾野の拡大、大学との連携の良い循環を作るために「大学と企業の分担について明確な線を引く」等の工夫により解決されたというお話は特に参考になりました。

石井様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年3月25日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】デザインブレインマッピングに関するここ数年の位置づけの変化とノウハウの伝授

3月のコンソーシアム会合では、会長の手塚明から「ダイバーシティと知恵の積極的活用ツール:デザインブレインマッピングの新しい位置づけ」というタイトルで、この2年ほどの活動と視点の変化についての共有がありました。

特に、デザイン思考やワイガヤに一切触れずに、ダイバーシティと認知バイアスのみでデザインブレインマッピングの説明を行うようになってきたこと、フレームデザインではUXデザイン視点でメンバーに裁量権を与えるマインドが重要である等、具体的な事例と共に知見の供給を行いました。

後半は、「DBMで目指したい姿」と「DBM展開で出会った呪縛」についての認知バイアスの違いをセンシングする2つのワークについて、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

デザインブレインマッピングについては、それを活用して毎月ワークショップを行ってきましたが、そのもの自体を題材にして議論するのは久しぶりで、皆さん、いろいろと新鮮で新たな気付きもあったようです。今後も機会を見つけて、ノウハウの伝授等、共有していきたいと思います。

会員の皆様、本日はお疲れ様でした。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年3月25日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】2022年度総会

構想設計コンソーシアム運営会則に基づき、3件の審議事項(「2022年度の構想設計コンソーシアムの継続について」、「2021年度事業報告並びに運営費に係る収支決算案」、「2022年度事業計画並びに運営費に係る収支予算案」)について、会員様に承認いただいた後、総会講演として、地方独立行政法人 岩手県工業技術センター 産業デザイン部 (IIRI DESIGN LAB(デザインラボ)) 上席専門研究員 髙橋正明様から、「DBMを活用したビジネスモデル構築支援について」の題目で話題提供頂きました。DBMをどのように活用しながらビジネスモデル構築支援を行ったか、具体的なプロセスの共有もあり、非常に参考になりました。

構想設計コンソーシアムでは、2022年度も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、リモート環境での開催を基本とし、海外からの話題提供も積極的に企画します。自然言語処理・言語モデル、著作権法改正、ソフトウェア開発ビジネス等、構想設計に関わる、時代の変化を先読みし、先取りした話題とゲストを設定中です。構想設計コンソーシアム(年会費80万円)にご興味のある企業の方は説明等をご一読の上、是非、問い合わせ先よりご連絡ください。

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2022年2月15日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】経済産業省特許庁 意匠課意匠制度企画室長 久保田大輔氏にご講演と議論にご参加頂きました。

2月のコンソーシアム会合のゲストは経済産業省特許庁で意匠法の大がかりな改正に携われた久保田大輔氏です。

前半は[保護対象を拡大した意匠法とその背景となる知財戦略について]というタイトルで、空間デザイン、画像デザインに対象を拡大した意匠法の改正の狙いとその背景となる知財戦略について、「産業競争力とデザインを考える研究会」(2017年)と「『デザイン経営』 宣言」(2018年)等での諸議論、それを踏まえたイノベーション・ブランド構築に資する意匠法改正の一連の経緯も含めて、話題提供を頂きました。

後半は、久保田様にもご参加頂き、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「意匠知財に関する認知バイアスのセンシング」と「特許と意匠のベネフィット/技術起点と顧客起点」の2つのワークについて、課題意識の持ち寄りとその背後にある原因等の議論を行いました。

意匠というのは単なるモノ・形が対象でイノベーション・ブランド構築との関係の認識が薄いという現状から、GUI(graphic user interface)画像や店舗や建物等の不動産にも守備範囲が拡大された意匠法とその知財戦略を理解した上で、それをどうビジネスの差別化や偽物摘発に役立てるか、特許との守備範囲の違いの確認と合わせ技の戦略のあり方等、様々な議論を通して、意匠登録の実効性と活用法について意識を高めることが出来ました。

久保田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2022年1月18日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】東京大学生産技術研究所・東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授 大島まり氏にご講演と議論にご参加頂きました。

1月のコンソーシアム会合のゲストは、文部科学省の理科系教育の議論に関わられ、東大グローバルサイエンスキャンパス(JSTプロジェクト)のプロジェクトリーダーでもある、東京大学生産技術研究所・東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授 大島まり氏です。

今回のテーマは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念である「STEAM教育」で、コンソでは初めての内容となります。

前半は、[学びのSTEAM化に向けて]というタイトルで、STEAM教育の背景となる課題意識、背景や経緯、現状と今後の計画等に関する話題提供を事例も交えて共有頂きました。

後半は、大島様にもご参加頂き、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「文理融合に関わる認知バイアスのセンシング」と「STEAM型への課題、原因と解決のアイデア」のうち、前者のワークで盛り上がり、後者にワークまで出来ませんでしたが、文系と理系の社内の立ち位置等、それぞれの企業の状況や課題意識の共有と解決に向けた方向性の活発な議論がされました。

STEAM型教育を初めて知るという会員も多かったようですが、話題提供とワークを通して、各人がSTEAM型の素養を持つのが良いのか、それとも専門間でコラボするのが良いのか、分業がむしろ多様性を確保出来るのではないか、その際、専門家間の翻訳者が重要になるのではないのか等、具体的で踏み込んだ議論が出来ました。

大島様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年12月3日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】独立行政法人 経済産業研究所(RIETI)上席研究員 西垣淳子氏にご講演と議論にご参加頂きました。

12月のコンソーシアム会合のゲストは、経済産業省で「デザイン経営」の立ち上げと推進をされ、現在は経済産業研究所にてデザインが組織経営に与える影響の評価指標プロジェクトに関わられている西垣淳子氏です。

前半は、[デザイン経営宣言の経緯とこれからの方向性]というタイトルで、デザイン経営に関わる議論の背景や経緯、更に特許庁でのデザイン経営の実証等に関する話題提供を頂きました。

後半は、西垣様にもご参加頂き、事前宿題ワークの「認知バイアスのセンシング」と「デザイン経営へのフェーズチェンジプロセス」のうち、後者について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

構想設計コンソーシアムでは、デザイン的な考え方を周囲部署に広げていきたい、職位が高い方々を理解者としたい等のオープンイシューが共有されており、今回のメニューを通して貴重な気付きを得ることが出来ました。

西垣様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年11月19日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】株式会社日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ 古谷 純氏にご講演と議論にご参加頂きました。

11月のコンソーシアム会合は、第3回[デザイン思考に関わるショートトーク](2014年10月24日)及び第36回[デザイン思考の「来し方行く末」](2017年4月26日)にも登場された株式会社日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ デザイナーの古谷 純氏です。近年、日立製作所様は従来のBtoBからBtoS(ソサエティ)に舵を切ったとお聞きしており、その内容の一部を共有頂きました。

前半は、[日立東大ラボによる市民参加型スマートシティ推進の取組]というタイトルで、2014年当時のデザイン思考に関わる活動の振り返りから、モノをターゲットとした当時のエクスペリエンスデザインからそれを発展させたNEXPERIENCE(顧客協創方法論)、社会課題解決に向けたデザインへの変化について、実例を交えて、話題提供を頂きました。

後半は、古谷様にもご参加頂き、事前宿題ワークの「認知バイアスのセンシング」と「データ駆動型地域創生で関係性がどう変わりそう?」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

「街づくりは市場を選べない」「住民にとっての良い街とは?」「データをとられるのは悪い街?」等の問いから「地域創生に関わるKPI」「KPIを議論すること自体が地域創生」等の議論にも発展しました。BtoSの活動の具体的な事例として非常に参考になり、また、データ駆動型プランニングのあり方等について、コンソーシアム会員が考える良い機会になったと思います。

古谷様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年10月20日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)ワシントン事務所長 嶋田 一義氏にご講演と議論にご参加頂きました。

10月のコンソーシアム会合は、第13回(2015年5月14日)会合に[国外のフューチャーセンター(FC)の動向に関して]という題目で話題提供されたJST 嶋田一義氏に登場頂き、今回はワシントン事務所長という立場で、競争力懇談会世界連合(GFCC)と連携して議論している内容も含めてご紹介頂きました。

前半は、[危機を乗り越えた歴史から未来を構想する:歴史と未来をつなぐ対話]というタイトルで、議論の背景や経緯も含めて、レジリエンスに関わる、話題提供を頂きました。

後半は、嶋田様にもご参加頂き、事前宿題ワークの「自分と周りの認知バイアスのセンシング」と「過去から学ぶ未来の構想の課題と解決」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

「歴史は流れ、ある種のPhase changeを繰り返す」「Phase changeの直前が危機(ただしPhase changeは後からしかわからない)」等の気付きはレジリエンスに限らず、広くイノベーション等にも応用可能な視点であると感じました。また、「未来の構想に過去はどう役立つか?」という問いは構想設計コンソーシアムで絶えず意識しているオープンイシューでもあります。

嶋田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年9月27日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】神戸大学 大学院システム情報学研究科 計算科学専攻 教授 坪倉誠様にご講演と議論にご参加頂きました。

9月のコンソーシアム会合は、スパコン「富岳」によるウイルス飛沫感染シミュレーションにより、リスク低減対策等、社会への科学技術コミュニケーションの活動を積極的にされている神戸大学 大学院システム情報学研究科 計算科学専攻 教授 坪倉誠様にご登場いただきました。坪倉チームのウイルス飛沫感染シミュレーションは昨年来、何回も新聞やTVで報道されているものです。

前半の話題提供では、[「富岳」を用いた飛沫・エアロゾル飛散解析と新型コロナ感染リスク評価による社会啓発]というタイトルで「活動の経緯ときっかけ」「当初の構想と修正」「苦労されたことは」「これらの活動で得たことは」「今後の課題について」等について、話題提供を頂きました。

後半は、坪倉様にもご参加頂き、事前宿題ワークの「シミュレーションによる科学技術コミュニケーション」と「科学技術コミュニケーションの発信側・受信側」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。

「自分達の解析プラットフォームで何かしら社会貢献できないかと考えた」「情報発信のタイミングを常に意識した」「現実的な計算時間も考慮して呼吸モデル等の工夫を行った」「複数拠点の協業をうまく進める工夫として会議の最初30分の雑談が有効だった」等、マネージメントに関わる知見も共有頂きました。

坪倉様、本日はどうも有難うございました。また、一市民として、世の中に向けた科学技術コミュニケーション及び情報発信に感謝いたします。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年8月5日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】ミシガン大学 工学部機械工学科教授 斉藤万裕様にご講演と議論にご参加頂きました。

8月のコンソーシアム会合には、ミシガン大学 工学部機械工学科で設計工学の研究をされている斉藤万裕(KAZU SAITOU)教授にご登場いただきました。米国ミシガンからのリモート開催(日本時間午前8時30分~11時30分)で、米国における設計研究の系譜と最近のご研究という題目で話題提供頂きました。

前半の話題提供では、米国で起きている産業上の変化(カーボンニュートラルやDXの戦略等)やデトロイトの変化と復活(5G/自動運転等)に触れていただいた後、米国における設計研究の流れ、その背後にある時代の変化、最近のご研究について、ご紹介いただきました。

後半は、斉藤様にもご参加頂き、事前宿題の「最適設計に関わる状況のセンシング」と「最適設計活用へのジャーニーマップ」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行いました。「最適設計を信用してもらうには小さな課題での実績が重要であるが、それだけだと全体に認知されないので複数部署を横串する最適設計で効果を示す試みも必須」等の意見が出て、斉藤様からもコメントや示唆を頂き、有効な議論が出来ました。

米国ではDOE(エネルギー省)を中心に、国としての研究開発の方向が明確に示され、それに基づいて、10段階のTRL(技術成熟度)指標に基づき、研究開発投資がされている戦略性を改めて認識しました。それらの戦略から「なるほど国をこういう方向に持って行きたいのだな」と納得出来る目的が見え隠れしている点は新たな発見でした。

斉藤教授の研究も「こういう点が従来考慮されていないので、この視点で解決を試みよう」という目的がしっかりあって、その目的を支持する企業もいる中で、進められているというこれも戦略が感じられました。

斉藤様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年7月26日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】(株)メンバーズ 執行役員 原裕様にご講演と議論にご参加頂きました。

長年にわたり、社会課題解決の事業化を主導されてきた(株)メンバーズ 執行役員 原様に「SDGsの国際的な動向と、日本の現状」「地域やベンチャー系企業のトライアルの紹介」「SDGsビジネスの組み立て方、その課題や難しさ」「解決の方向性やヒント」に関わる話題提供と議論参加を頂きました。

前半の話題提供では、SDGsに関わる、この数年の全世界的な急速な変化、お花畑的な内容かつCSR視点から、この数年で社会変革をビジネスで行う視点に一気に流れが変わり、欧米ではビジネスをするにはSDGsが必須のルールになりつつある、とデータやファクトを交えながら説明いただきました。

後半のリモートワークショップでは、事前宿題の「①SDGsに関わる環境と認識のセンシング」(あるある度と解決容易度の軸で)「②なぜ社会課題解決なのか?」(why-how-what)「③SDGsへの個人と組織の意識のギャップ」「④追い込まれ感・やらされ感のSDGsからパーパスベースのSDGsへのジャーニーマップ」のうち、①②④について、4つのチームに分かれた議論を基に全体共有を行い、原さんにも積極的に議論に加わってもらいました。

SDGsがビジネスになるかならないかと懐疑的だった数年前に対して、欧米ではSDGs をやらないとビジネスが出来なくなるという変化が起きています。SDGs視点で社会課題解決のビジネスをしようとする真っ当な企業の経営が評価され、お金も人も集まって来るという流れの中で、SDGsを目標視点で行うか、それとも目的視点で行うかで大きな差が出てくるように感じました。

原様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

   
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2021年6月16日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】ブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授 野田俊也様にご講演と議論にご参加頂きました。

野田様はマーケットデザインや仮想通貨、ブロックチェーンという現在進行中の分野の専門家で、海外で活躍中の若手の俊英です。カナダバンクーバーからのリモート開催(日本時間午前8時30分~11時30分)で、マーケットデザインとその社会実装事例という題目で話題提供頂きました。

後半のワークショップでは、野田様にもご参加頂き、事前宿題の「ワクチン接種に関わるポジショニング」(新型コロナ予防ワクチン接種に関わる主観の違いとその背景を対話)と「マーケットデザインにかかわる期待と不安」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行い、ワークショップをきっかけとした質疑応答も踏まえて、有効な議論が出来ました。

この10年間に2つもノーベル賞を出しているマーケットデザインのホットな話題に触れて、いろいろな刺激を頂きました。質疑応答にも丁寧にご対応頂き、メンバーのより深い理解に繋がりました。

野田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

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2021年5月28日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】九州大学芸術工学研究院 デザインストラテジー部門 ソーシャル・イノベーションデザイン教授 平井康之様にご講演と議論にご参加頂きました。

平井様はコクヨ株式会社でデザイナー在職中の90~92年に英国のデザイン大学院ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)に留学され、その後、デザイン思考で著名なアメリカのデザインコンサルタント会社 IDEO(アイデオ)に4年間勤務され、現在はインクルーシブデザインとデザイン思考の教育を行いながら、さまざまな企業のコンサルタントや共同プロジェクトを実践・研究されています。

今回は「デザイン思考の具体的事例や展開について(日米の民間企業や米国IDEOのご経験を踏まえて)」というお題で、途中、平井様によるミニワークショップも挟みながら、ご講演頂きました。RCAでインクルーシブデザインに触れた複数のデザイナーがIDEO創業に関わっていること、IDEOでは原寸サイズのプロトタイピングにこだわっていること、等を伺い、新たな理解に繋がりました。

特に、いろんな視点や認知バイアスを許容するインクルーシブデザインがバックボーンにあるIDEOでデザイン思考が生まれたこと、そして世の中で知られているデザイン思考プロセスは形式知化されたものであって、実際にはカオス的で刺激的な事をやっていること等、多くの気付きを頂きました。

後半は、クリエイティブ因数分解のご紹介やデザイン思考とアート思考との関係の仮説も提示頂き、今後の思考やアクションに繋がる参考になりました。

平井様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
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2021年4月19日

【構想設計コンソーシアム(CoDE)の活動】中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構) 創業・ベンチャー支援部 TIP*S 担当 岡田恵実様にご講演と議論にご参加頂きました。

独立行政法人中小企業基盤整備機構では、従来の事業リスク低減のための支援にとどまらず、中小企業のやる気を伸ばしていく創業支援の施策として、TIP*S(Talk・Imagine・Perform・*・Stage)という場の提供を行っています。今回は、TIP*Sの活動や運営をされている岡田恵実様に「TIP*Sの活動の経緯や背景も含めたご紹介(事例や現状の課題等も含めて)」というお題で話題提供を頂きました。お堅いイメージの中小企業基盤整備機構でTIP*Sのような柔らかい活動を行っているのは刺激的でした。

後半は、構想設計コンソーシアムの活動の簡単な振り返りとワークショップを行いました。ワークショップでは、事前宿題ワーク「周りを巻き込むためのジャーニーマップ」(周囲を巻き込んで実現したい内容を書き、それに至るパスをワークする)をチーム毎に取り纏めたものについてチームの議論と全体共有を行いました。

岡田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

 
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2021年3月18日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】(独)製品評価技術基盤機構(NITE)新井勝己様・吉田耕太郎様にご講演と議論参加を頂きました。

経産省所管の独立行政法人 製品評価技術基盤機構は、製品事故に関する情報を調査・分析し、再発防止やリスクの低い製品開発に向けて必要な情報を発信する機能を持つ機関です。近年はそれにとどまらず、製品・サービス創出時における研究開発上の課題や新技術の社会実装における課題の解決を支援するプログラム「NICE」(NITE Innovative Collaboration Expert)を立ち上げ、運営しています。これらの社会的機能について、参事官 新井勝己様と広報室長 吉田耕太郎様からご紹介いただきました。

製品事故の収集・事故調査・原因究明のプロセスや製品事故の事例、安全意識向上への取り組み等、事例も踏まえてご紹介いただきました。現在、製品開発時のリスクアセスメントをNITE事故データの提供で支援する企業向けの仕組みを整備中とのことです。「協創は対話から」を合い言葉とするNICEは「安全・安心な国民生活の実現」と「健全で持続性のある産業発展」を両輪とする活動で企業との協業事例のご紹介も頂きました。

後半のDBMワークショップは、事前宿題の「各人の認知バイアスの違いの認識」([わかりにくいマニュアルで不具合が起きる][機能や性能を頑張りすぎて却って不具合を誘発する][技術開発に夢中でユーザーや使用シーンのイメージが希薄][長年信頼して任せていた匠が時代の変化を軽視し、不具合が起こる]を「あるある度」と「対策容易度」の軸でポジショニング)とそれらに対する「根っこの原因探索」について、NITE様からも計4名にご参加頂き、4つのチームに分かれた議論及び全体共有議論を行いました。今回は特に製品やサービスに直接関係するワークということもあり、「業種が異なっていても課題の根っ子は共通」という会員相互の気付きと共に非常に盛り上がった有効な議論が出来ました。

新井様、吉田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2021年3月18日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】2021年度総会(リモート)を開催しました。

構想設計コンソーシアム運営会則に基づき、3件の審議事項(「2021年度の構想設計コンソーシアムの継続について」、「2020年度事業報告並びに運営費に係る収支決算案」、「2021年度事業計画並びに運営費に係る収支予算案」)について、会員様に承認いただいた後、総会講演として、山形県工業技術センター連携支援部デザイン科 専門研究員 木川喜裕様から、「デザイン思考を活用した若手職員による職場活性化の取組み」の題目で話題提供頂きました。職場活性化やモティベーション向上は組織での重要課題で非常に参考になりました。

構想設計コンソーシアムでは、2021年度も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、リモート環境での開催を基本とし、海外からの話題提供も積極的に企画し、SDGsのブレークダウン、IoT関連、VR系、ブロックチェーン等、構想設計に関わる、時代の変化を先読み・先取りした話題とゲストを設定中です。構想設計コンソーシアム(年会費80万円)にご興味のある企業の方は説明等をご一読の上、是非、問い合わせ先よりご連絡ください。

 
 
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2021年2月19日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】関西学院大学 経営戦略研究科 研究科長・教授 玉田俊平太様にご講演と議論にご参加頂きました。

玉田様はハーバード大学にてマイケル・ポーター教授のゼミに所属、競争力と戦略の関係について研究するとともに、クレイトン・クリステンセン教授からイノベーションのマネジメントについて指導を受け、『イノベーションのジレンマ』や『イノベーションへの解』の監訳者としても知られています。通商産業省 職員(技術系)、筑波大学専任講師、経済産業研究所フェローを経て、現職。元日経ITイノベーターズ会議アドバイザリーボードメンバー、現Re Innovate Japanアドバイザリーボードメンバー、科学技術・学術政策研究所客員研究官、一橋大学客員研究員でもあります。

「日本のイノベーションのジレンマ」という題目でイノベーションの定義から始めて、破壊的イノベーションのメカニズム、実際に起きた事例のケーススタディ、クリステンセン教授の理論の解説と日本企業での事例解説、破壊的イノベーションを起こす方法と事例、その一つとしてのジョブ理論について、体系的な解説を頂きました。

後半のワークショップでは、玉田様にもご参加頂き、事前宿題の「各人の認知バイアスの違いの認識」(” be patient for growth, not for profit policy”,” the-job-to-be-done concept”, “discovery-driven planning”,” school of experience theory”)と「ジャーニーマップ」について、4つのチームに分かれた議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行い、ワークショップをきっかけとした質疑応答も踏まえて、有効な議論が出来ました。

参加者は、破壊的イノベーションという言葉は知っていたが意味を取り違えていた方、破壊的イノベーションの起こる原因を勘違いしていた方、ジョブ理論に始めて触れた方、等、いろいろでしたが、体系的に理解し、企業の実際との比較等も行うことが出来、好評でした。

玉田様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2021年1月29日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京大学 情報基盤センターデータ科学研究部門 特任教授 石川 正俊様にご講演と議論にご参加頂きました。

石川様は1979年東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修了後、通産省工業技術院、東京大学工学部計数工学科教授、総長特任補佐、副学長、理事等を経て、2020年より現職で、国プロのリーダーもされています。システム情報学をご専門とされ、2011年の紫綬褒章の受賞の他、多くの受賞をされています。株式会社エクスビジョンの創業者であり現在はCTOでもあります。

今回、「システム情報学の最先端と技術革新の現代の問題点」という題目で「独創的創造サイクルを考慮した 研究開発戦略と社会的価値の創造」と「高速画像処理とその応用展開」に関する話題提供と共に、後半の「新規案件へのコミュニケーション上の課題」と「POC(Proof of Concept)導入へのジャーニーマップ」に関するDBMワークショップにも議論参加頂きました。

「放し飼いと野放しは違う」「POCとリスクマネーはセットで考える」「自己評価も含めて評価はせず社会の反応を見る」「社会から信頼できる評価方式も考える」等の示唆から多くの気付きを得ることが出来、それらすべてが貴重な体験でした。

石川様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2020年12月18日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)専務理事 坂倉忠夫様にゲストトークと議論参加頂きました。

坂倉様には第6回会合(2014年12月16日(火)開催)に当時の役職であるキリンビール株式会社お客様相談室室長として、「お客様相談室の概要、お客様対応とお客様の声の活用」の題目で、顧客接点部署からの視点の話題提供をいただいております。

今回は、現在の役職である公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)専務理事として、「消費者志向経営と今後の方向性」について、消費者と事業者の関係の歴史的経緯、消費者志向経営の解説と事例、最近のトピックスとしてコミュニケーションのマルチチャネル化やコロナの影響と課題の内容からなる話題提供と議論参加を頂きました。

後半は、事前宿題の「消費者経営の具体的行動の課題点」と「消費者・企業担当の残念な反応と対応」について、今回はwebEX Meetingsのブレークアウトセッションの機能により、4つのチームに分かれ、議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行い、坂倉様にも議論にご参加頂き、いろいろとコメントも頂きました。

消費者志向経営は、消費者庁が掲げているコンセプトで、ビジネスの顧客に限定されず広く消費者を対象にしており、社員や協業者も含めた満足度向上、社会課題解決やSDGsにも関連した概念であり、事例の紹介も頂くことで、具体的なイメージを得ることが出来ました。特に、SDGsについては、概念的で漠としており、ビジネスとの関係性も捉えどころがなかったのですが、消費者志向経営の目線でみる事でブレークダウンして考えることが可能になるのではないか、という期待が持てました。

坂倉様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2020年12月16日、23日、2021年1月13日

岩手県工業技術センターDESIGN LAB様と、デザインブレインマッピングワークショップを開催致しました。

2020年度産総研東北センター TAIプロジェクト「【IIRI DESIGN LAB(De.i)×産総研】 「工芸に新たな流れを起こすデザインブレインマッピング(DBM)~岩手ならではの工芸を盛り上げ、その持続的発展に繋げるために異なる立場からの知恵を結集するワークショップを体験しよう~」というタイトルで、DBMを用いたリモートワークショップの効果を体験するイベントを開催しました。 (【主催】国立研究開発法人産業技術総合研究所東北センター、地方独立行政法人岩手県工業技術センター【後援】経済産業省東北経済産業局、岩手県)

工芸品は人々の生活を豊かにし、彩りを添える大事なものです。地域にはそれぞれの歴史や文化、独自の世界観から生まれた工芸品があり、作り手・売り手・買い手及びそれらを支援する方々との関係性から、社会や地域に根ざすビジネスやエコシステムとして、種々の工夫により、成り立っています。

一方で、この10 年で人々の生活様式は様変わりし、現代の生活感と工芸品の持つ世界観との両立が求められています。また、地域のあり様も含み、工芸品の作り手を取り囲む状況も日々変化しています。刻々と進む変化への対応のために、漆や鉄器、木工等に代表される岩手ならではの工芸を盛り上げ、その持続的発展や日本の工芸分野に新しい流れを起こすための未来志向の問題意識の構築と共有が求められています。

特に、コロナ禍で「展示即売会の中止」「インバウンド需要の消滅」による販売機会の喪失、「作り手の孤立」や「持続的発展の危機」の工芸の未来の危機等、工芸分野の高齢化も考慮すると深刻な状況になっており、従来のやり方を見直す議論も必要とされています。

その議論のきっかけ作りとして、工芸品の作り手(制作・製造)や工芸品の売り手(販売・流通)、工芸分野の支援者(行政機関等)等の異なる立場からの知恵を結集するワークショップ手法の体験イベントを企画しました。

「工芸品の作り手(制作・製造)」、「工芸品の売り手(販売・流通)」、「工芸分野の支援者(行政機関等)」のそれぞれのカテゴリーで4名ずつのチームを構成し、DBMを用いて「個人」-「チーム」-「全体」からなるワークショップを実施しています。

岩手の工芸に関わるネガを吐き出しポジに向かうワーク、お互いの認知バイアスの認識、コミュニケーションの課題の共有という準備運動的なワークから始めて、因果関係推論による原因への気付き、お互いに期待することを外在化・可視化、工芸品が人と生活の関係性にもたらす変化、工芸のワンチーム化のための駆動目的、駆動目的に至る道筋と波及効果についてのジャーニーマップ等、課題認識から問題設定、実施計画につながる、盛りだくさんのワークではありましたが、今後の工芸を一歩踏み込んで考えるきっかけになったようです。

今回も参加者のほとんどがワークショップ初体験、かつ、デザインブレインマッピングに触れるのも初めてという方々であり、1回目はオンサイト開催で2~3回目はリモート開催と工夫しました。極めてチャレンジングでしたが、岩手県工業技術センターDESIGN LAB様の事前準備や当日のフォローのお陰で、滞りなく実施され、参加者にも楽しんで頂くことが出来ました。心よりご協力に感謝いたします。

本ワークショップを起点に更なる議論をしていただくべく、当日の議論の模様を可視化しました(制作協力 楽描人カエルン氏)。是非、ご覧いただき、日本の工芸に関わる、今後の議論のご参考にしていただければ幸いです。

 
 
 
開催の様子
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2020年11月13日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】多摩大学大学院 教授、学長特別補佐、(株)ライフシフトCEO 徳岡 晃一郎様にゲストトークと議論参加頂きました。

徳岡様は日産自動車人事部、欧州日産を経て、1999年よりコミュニケーションコンサルティングでは世界最大手の米フライシュマン・ヒラードの日本法人のSVP/パートナーとして、人事制度、風土改革、社内コミュニケーション、レピュテーションマネジメント、リーダーシップ開発などに従事され、2017年(株)にライフシフトCEOを創業。2006年より多摩大学大学院教授を兼務されています。

今回、「今必要な人事の改革・人生の改革とDBM」という題目で話題提供頂き、後半のDBMワークショップにも議論参加頂きました。

後半は事前宿題の「ライフシフト思考の必要性-ライフシフトに関わる組織の思考や行動の悪い癖-」と「ライフシフト・チャレンジの距離感-知の再武装・ネットワークの拡大・自立した仕事力・活力資産のメンテ・柔軟力/対話力の向上・自己ブランドの構築-」について、4つのチームに分かれ、議論及び全体共有から構成されるリモートワークショップを行い、徳岡様にも議論にご参加頂き、いろいろとコメントも頂きました。

ライフシフトは中高年だけの問題ではなく、企業の組織改革・意識改革の問題や働き方、さらには若い世代も含めたキャリアアップや自己実現の問題と密接に関係していることがわかりました。特に、人口・年代の年次推移から来る「未来の年表」(河合雅司著)の紹介とそれを踏まえたライフシフト思考の重要性について、府に落ち感がありました。

徳岡様、本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2020年10月28日、11月4日、11日

岩手県工業技術センターDESIGN LAB様と、デザインブレインマッピングワークショップを開催致しました。

2020年度産総研東北センター TAIプロジェクト
【IIRI DESIGN LAB(De.i)×産総研】

「チーム間に新しい流れを創るデザインブレインマッピング(DBM)~よりよいビジネスモデルや商品企画に向けて組織の知恵を結集するリモートワークショップを体験しよう~」というタイトルで、DBMを用いたリモートワークショップの効果を体験するイベントを開催しました。
(【主催】国立研究開発法人産業技術総合研究所東北センター、地方独立行政法人岩手県工業技術センター【後援】経済産業省東北経済産業局、岩手県)

企業ではよりよいビジネスモデルや新たな商品企画の創出を常に求められています。DX(digital transformation:デジタル化変革)やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)、AI(artificial intelligence:人工知能) の活用の機運も高まっています。単なるツールであるDX やIoT、AI の情報を活かせるかどうかは組織力、つまり組織全体の知恵や意見を結集できているかどうかに左右されるでしょう。

しかし、実際には、商品企画やビジネスモデルの議論に顧客接点部署の社員やこれからの企業を背負う若手が入っていなかったり、組織内外のタテ(ライン)連携、ヨコ(関連部署)連携が課題という企業も少なくありません。これは単なるコミュニケーションの課題に留まらず、組織全員の意見や知恵を活用し切れていない、化学反応を起こせていない、商品企画やビジネスモデル等が他人事で自分事になっていない、モティベーションが上がらない、という重大な課題にもつながります。

ここでは、外から得たデータや情報に振り回されず、企業内の人的・知的リソースを効果的に活用する方法として、デザインブレインマッピングに基づくリモートワークショップを体験する機会を設定し、体験イベントではありますが、実際に役立つ方法と仕事に役立つワークの結果の取得を目指しました。

「経営層・事業決定層」、「中堅又は技術系部署」、「若手又は顧客接点部署」のそれぞれのカテゴリーで4名ずつのチームを構成し、半日×3回という限られた時間の中で、DBMを用いて「個人」-「チーム」-「全体」からなるリモートワークショップを実施しています。

お互いの認知バイアスの認識、コミュニケーションの課題の共有という準備運動的なワークから始めて、組織の知恵結集への阻害要因のセンシング、ネットワークやスコープの現状と理想の共有、因果関係推論による真の原因の探索、知恵の結集の実現へ回りを巻き込む駆動目的の検討、駆動目的の実現のためのジャーニーマップ等、課題認識から問題設定、実施計画につながる、盛りだくさんのワークではありましたが、アンケートを見る限り、好評でした。

今回はすべてリモートでのワークショップで、しかも参加者のほとんどがワークショップ初体験、かつ、デザインブレインマッピングに触れるのも初めてという方々であり、極めてチャレンジングでしたが、岩手県工業技術センターDESIGN LAB様の事前準備や当日のフォローのお陰で、滞りなく実施され、参加者にも楽しんで頂くことが出来ました。ご協力に心より感謝いたします。

    
開催の様子
@Web会議システム(Zoom)

2020年10月23日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】SI Consulting Group, LLC Chief Technical Officer 田口 伸 様に話題提供いただきました。

田口 伸様は田口メソッドで有名な田口玄一博士の後継者として米国を拠点に活動されており、米国からのリモート開催(日本時間午前8:30~11:30)となりました。

今回、「欧米企業におけるデザイン・フォー・シックスシグマwithタグチメソッド」という題目で話題提供頂きました。後半のDBMワークショップはwebEX meetingsのブレークアウトセッション機能の不具合により、今回は中止となったため、180分フルに話題提供を頂きました。

まず、タグチメソッドの原点について触れられた後、米国ベル研究所でのフォトリソグラフィーの収率改善への応用事例、現在のタグチメソッドについて、事例も交えながら、説明いただきました。次に、欧米を中心に展開されたデザイン・フォー・シックスシグマについてご紹介いただき、タグチメソッドを活用したIDDOV(Identify Opportunity/ Define Requirement/ Develop Concept/ Optimization/ Verify)というプロセス、特にDevelop ConceptステージのPughという考え方と進め方について、具体的に解説頂きました。

田口様、約50枚のスライドを用いて解説頂き、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
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2020年9月14日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】京都大学 経営管理大学院 教授、サービス学会会長 原 良憲様ににゲストトークと議論参加いただきました。

原様は電気工学科のご出身でNEC中央研究所を経て、経営工学分野でご活躍され、現在は京都大学経営管理大学院教授及びサービス学会会長をされています。今回、「サービス工学領域での課題と研究について」という題目で話題提供頂き、後半のDBMワークショップにも議論参加頂きました。

話題提供では、まず、電子工学分野から経営工学分野に転身されたその経緯と時代背景、ご所属の京都大学の所在地の京都に関わる話題(京都の産業特性としての二項対立の並置)をご紹介頂きました。次に、サービス工学領域での課題について、サービスの低生産性問題、プロダクト的価値からサービス的価値への流れ、産業全体をサービスとして捉えるサービス・ドミナントロジック等を解説頂きました。それを踏まえて、日本型クリエイティブ・サービス、京都における3方よし・4方よしの企業経営等の研究をご紹介頂きました。

10年ぐらい前にサービスの低生産性の課題解決にものづくり分野の技術や知見を活用という動きがありましたが、現在ではむしろ、ものづくり分野がサービス的価値等のサービス分野の知見を活用するケースが出てきました。サービス的価値は顧客体験価値と言い換える事も出来、UXデザインとも密接に関係していることもわかりました。

後半は3つのチームに分かれ、顧客体験価値を供給するビジネスについて、担当部署を「モノーサービス」「企画段階―実施段階」の軸に分解し、各社の違いの背景を共有するDBMワークショップを行い、原様にも議論にご参加頂き、いろいろとコメントも頂きました。

原様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
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2020年8月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】プラス株式会社 常務取締役、ファニチャーカンパニー プレジデントの北尾知道様に話題提供いただきました。

北尾様は、従来の什器ビジネスから社員の行動や意識を変えるオフィス環境の提案ビジネスへという問題意識をお持ちで、今回は、オフィスの在り方の変遷、ウィズ/アフターコロナの流れを踏まえた動き、リモートワークをある程度前提としたオフィスの考えについて、「リモートワークも踏まえた新しい働き方とオフィスのあり方」のタイトルで話題提供いただきました。

「働き方への社会環境・要請の変化(新型コロナ禍以前)」(人生100年構想、働き方改革、ワークスタイルの変化(効率重視から知識創造へ)、社員のエンゲージメントの創出)の流れを踏まえ、「新型コロナ禍による働く環境の変化」(テレワーク・オフィスワークに向く仕事、テレワーク継続への反応)を分析頂き、「ニューノーマルな働き方はどう変わるか、オフィスはどうなっていくのか(仮説)」として、コミュニケーション・マネジメント・営業・定型業務を例としたこれからの姿、ニューノーマルな働き方に移行したオフィスに求められる5つの要素(アウトプット、生産性、集合知、企業文化の継承、コミュニティ形成)から、オフィスとテレワークを組み合わせた働き方を踏まえた具体的なオフィスのあり方を伺いました。

特に、欧米ではオフィス環境は企業の世界観やブランディングに直結しており、また、人材リクルーティングへの効果も絶大であり、統合報告(IR)に記載される重要アイテムであります。日本ではまだその重要性の認識が低く、どうしても効率や量の話になりがちでありますが、コロナ禍が同時進行的に全世界で起きている昨今、世界の動きをリファレンスとして、知的創造や集合知等の質に着目した働き方改革に移行するチャンスではないかと感じました。また、オフィス環境を見直すことで社員一人一人の行動が変わり、その行動が意識を変え、習慣化されることで、組織全体の意識が変わっていくという視点には、UXデザインに通じるものがあり、一同、はっとさせられました。

後半はDBMで事前宿題として「①リモートワークをある程度前提としたオフィスで何をするか。②リモートワークをある程度前提としたオフィスに関わる「重要度」「実現容易度」。」の2つの問いを出し、①についてチーム毎の議論と全体共有からなるワークショップを行い、北尾さんにもご参加頂きました。

北尾様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
開催の様子
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2020年7月31日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】カーネギーメロン大学 工学部機械工学課 教授 嶋田憲司様に話題提供いただきました。

嶋田憲司様は、バブルメッシュに代表されるCAD/CAE分野と各種のロボティクス分野で活躍されており、近年ではIoT分野への応用も盛んに行われています。その活動の起点であるComputational Engineering and Robotics Lab. (CERLAB)のご活動を中心に、事例等も交えて、ご紹介いただきました。

今回はピッツバーグと日本をつなぐリモート会合のため、日本時間の朝8時30分~、ピッツバーグが前日の夜午後7時30分~の開催となりました。

CERLABは米国カーネギーメロン大学の機械工学科、ロボット研究所、バイオメディカル工学科、土木環境工学科に属する研究室で、同大セオドア・アーレンズ冠教授の嶋田様が1996年に設立してディレクターを勤められています。

カーネギーメロン大学では教授が複数の学科に属することは珍しくなく、それが分野間の融合研究の推進に寄与しているとのことです。また、大学には演劇学科(School of Drama)があり、卒業生(alumni)がアカデミー賞、エミー賞、トニー賞等を受賞し活躍しており、大学の雰囲気や文化を形作っているとのことです。

前半は、「ITとロボティクス技術の実社会応用について - Computational Engineering and Robotics Lab の活動を中心に - 」というお題で、研究成果のご紹介だけではなく、日本企業との協業例や米国の大学の最近の話題も含めてお話いただきました。

後半は嶋田様にも同席いただき、ワークショップを行いました。事前宿題としてメンバー各自に2つの問い(①DX@米国流への認識の違い、その背景。②日本人教授@米国大学とのコラボについての感覚。)をDBMを使用して考えていただき、当日、①についての各自の考えや感覚を共有していただきました。

嶋田様の話題提供をきっかけに、AIやIoT等について、まずは利用技術として使える範囲で導入し、使い倒していく米国流に対して、まずは中身を深く理解した上で導入を検討するという日本流の違いが議論となりました。技術革新が応用と同時進行的に起き、技術の進展が早い分野では、まずは試して見る、その上で必要であれば中身も勉強するというデザイン思考的なスタンスが重要であるという点を参加者全員で共有できました。

嶋田様、お忙しいところ、本日はどうも有難うございました。引き続き、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
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2020年7月3日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】京都大学総合博物館 准教授 塩瀬隆之様に話題提供いただきました。

塩瀬隆之様は、インクルーシブデザイン、コミュニケーションデザイン、熟練技能伝承システムをご専門領域とされ、文科省中教審「数理探究」専門委員、NHK Eテレ『カガクノミカタ』番組制作委員、日本科学未来館おやっこひろば総合監修、ミニフューチャーシティ総合監修をされています。著書には「インクルーシブデザイン」「科学技術Xの謎」他、2020年6月上旬には、「問いのデザイン」を発刊されています。

今回は、塩瀬様より、「問いのデザイン」というタイトルで、Microsoft Teamsのチャットを使ったミニ体験ワークショップも交えて、トークをいただきました。問いの種類(質問者と回答者で答えが既知か未知かの場合分け)、認知バイアスによって視点が固定される問題(認知バイアスがあること自体に気付かない問題)、インクルーシブデザインやダイバーシティの意味(認知バイアスの当たり前を一旦崩し、新しい視点を入れ込む)、関係性の問題(インクルーシブデザインやダイバーシティで付き合ってくれる関係性が重要)、ユーザー視点の入れ方(視点は素人、方法は玄人で)等、考え方の言語化をしていただきました。

後半は、Teamsを用いてDX(デジタルトランスフォーメーション)についてのDBMワークショップをリモートで行いました。「IT化・デジタル化とDXの違いは業務やビジネスに対する代替・改善・拡張にとどまるものか、破壊・変革・創造を伴うものであるかとされているが、後者は未来の結果の定義による表現であり、未来の結果は誰もわからない。だからDXはわかりにくい。」という認識の下、事前に「DXについて各人の具体的なイメージ」「DXで得るもの、失うもの」を問いとした事前宿題をDBMで行っていただき、それをベースにリモートDBMワークショップを行いました。

短時間のリモートワークショップでしたが、参加者からは、キーワード思考に留まっていたDXについて具体的な思考ができた、という感想もいただけました。

今回はMicrosoft Teamsを使用して、「チーム」機能を使わない変則的なワークショップとなりましたが、塩瀬様のご協力もあり、なんとか開催することが出来ました。

塩瀬様、皆さま、本日はお疲れ様でした。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
開催の様子
@Web会議システム(MS Teams)

2020年5月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】楽描人カエルン(@ujisakaeru)さんに話題提供いただきました。

今回のリモート会合のゲストは、システムエンジニアを本職としながら、グラフィック・レコーディング、ファシリテーショングラフィック、これらを教えるワークショップのデザイン等で活躍されている楽描人カエルンさんです。

過去にグラフィック・レコーディングのお仕事を依頼させていただいたことがあり、最近ではリモートでのグラフィック・レコーディングを盛んに実践していらっしゃいます。今回はリモート環境でのワークショップについて、グラフィックレコーダー及びワークショップデザイナーの観点から、話題提供をお願い致しました。

前回会合のリモートDBMワークショップを踏まえて、「オンラインだと考える時間やタイミングが取れない」「何だか、無音の隙間に入れ込まなくては、という不自然な詰め込みになりそう」「同期と非同期、タイムシフトの使い分けをどうするか?」等、実際に出てきた課題について、課題の整理と解決のヒントを頂きました。

全世界的にクリエイティブワークショップの活動が実質的に止まっており、それへのソリューションが求められています。リモートでもできるワークショップについて、宇治茶更さんはDBMの可能性にも共感いただいており、今後とも何かしら協業できればと希望しています。

楽描人カエルンさん、本日はどうもありがとうございました。引き続き、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

楽描人カエルンさんの「note」へのオンラインワークショップについてのご投稿:段取り八分で乗り切るワークショップのオンライン化!~リモートワークショップに関する一考察

 
 
 
開催の様子
@Web会議システム(WebEX)

2020年4月24日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】リモートDBMワークショップを開催致しました。

今般の事情により、リモートでの会合とし、実験的意味も含めてDBM流ワークショップをリモートで実施致しました。今回はWeb会議システムにWebEXを使用し、データ共有はサイボウズOfficeを利用して行いました。

お題は、現在多くのメンバーが実施中である「テレワーク」とし、3種類のフレームを設定し、各フレームから各人が感じていること等議論していただきました。
ワークショップの流れとしては、予め事前宿題として個人ワークを行っていただき、チーム⇒個人⇒チーム⇒全体の流れで行いました。

今各人が最も身近に感じている話題ということもあり、リモートでありながらも議論が大変盛り上がりました。

一方で、「オンラインだと考える時間やタイミングが取れない」「無音の隙間に入れ込まなくては、という不自然な詰め込みになりそう」という問題点や気付きも得ることができました。

次回もリモートで開催予定ですが、上記も踏まえて、また別の試みを行う予定です。

 
 
開催の様子
@Web会議システム(WebEX)

2020年2月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】メタデータ株式会社 代表取締役社長 野村直之様に話題提供いただきました。

野村様は、NEC C&C研究所、ジャストシステム開発本部、(株)リコー ソフトウェア研究開発本部・課長研究員を経て、メタデータ株式会社を設立、代表取締役社長となり、その間、IPA情報処理推進機構より、未踏ソフトウェア創造事業天才プログラマー/スーパークリエータの認定を受ける等、自然言語処理、知識処理活用のビジネス分野の第一人者です。法政大大学院イノベーションマネジメント研究科の初代客員教授を務められ、現在は、東京大学大学院医学系研究科研究員を兼務されています。

今回は「誰でも、知識労働から知能労働にシフトして創造性を発揮できるか? ~「人工知能が変える仕事の未来」評で頂いた宿題に「AIに勝つ!」で回答できているか」というお題で、話題提供いただきました。

まず、人の仕事がAIに代替されるか否かの議論にはいる前に、形式知と暗黙知についてのい整理の議論がありました。例えば、「医師、弁護士の仕事は形式知と暗黙知が複雑に入り組んで絶妙なバランスで遂行されるがゆえに、AIにとって最も代替困難な職種である。良く道具としてのAIが人間を凌ぐと大騒ぎになるが、そもそも、限定された機能で道具が人間を凌ぐのは当然で大騒ぎする事ではない。」というような内容です。

その上で、AIの応用の観点から、「入力と出力の関係が定まった学習データが用意出来れば道具としてのAIは強力である。しかし、入力と出力の関係が場合によって異なるようなケースにはAIは適用出来ない。その意味で言うと、機械読解も含め、地道なデータ整備が必要であり、一方で、仕事の効率化に適用するのであれば、既存の仕事の一部をAIで置き換えるRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)ではなく、仕事のやり方やプロセスを見直す事も重要である。」という議論に展開しました。

今回、人間の認知の話から、AIの応用でコスト的ビジネス的に得になるのか、実際に応用に持って行くときの技術的ネックは何か、という地に足のついた現実的な話で非常にためになりました。

野村様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2020年1月31日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】元内閣府 知的財産戦略推進事務局長 住田孝之様に話題提供いただきました。

住田様は、特許庁、環境庁(当時)、経済連携交渉官、知的財産政策室長、技術振興課長、日本機械輸出組合ブラッセル事務所長、資源燃料部長、商務流通保安審議官、内閣府知的財産戦略推進事務局長などを経て、2019年7月に退官され、2019年12月よりは住友商事株式会社 常勤顧問に就任されています。

ブラッセルご在勤中には、統合報告の枠組み作りに深く関与され、内閣府では、2018年6月に経営デザインシートを含む知的財産戦略ビジョンを取りまとめられました。

今回住田様には、「構想設計のツールとなる経営デザインシート」というお題で話題提供いただきました。

内閣府が提案した経営デザインシートが生まれてきた背景、知的資産経営や統合報告との関係、そして、知的財産戦略ビジョンが示した「価値デザイン社会」との関係などをお話しいただき、経営デザインシートそのものについての解説をいただく過程で、構想設計、デザイン思考のツールとして活用できることをご説明いただきました。

お話の後、経営デザインシートをCoDEメンバーに配布し、付箋やペンを使い、経営デザインシートを実際に作成していく体験をすることにより、さらに理解を深めることができました。経営デザインシートは若手とベテランのコミュニケーションツールとして有効で、何人かの会員からは早速若手と使ってみたいという反応がありました。

住田様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年12月19日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】】株式会社スティミュラス 代表取締役 木村茂樹様に話題提供いただきました。

木村様は、財務省、内閣官房、国際協力銀行他に在籍され、財務省や内閣官房において、国際金融および国家安全保障に関する多くの部局のシニア・ポジションを歴任されました。 また、米州開発銀行において、資本市場担当等のシニア・マネージャーとして勤務され、内閣官房消費者行政一元化準備室参事官として、消費者庁の設立にも貢献されてきました。 国際協力銀行では執行役員産業ファイナンス部門長として、主要プライベートエクイティファンドへの初の出資を主導するなど関係を緊密化されました。
現在は、JPインベスティメント エグゼクティブ・アドバイザー及びブルックフィールド アセット マネージメント シニアアドバイザーとしてもご活躍されています。

今回は、「仕事人的役人生活の個人的ケーススタディ:学んだ事、今考えている事」を題目としてお話いただきました。

実際には、これまで公的セクターで取り組んでこられた幾つかの課題についてケーススタディ的に紹介され、そこから得た教訓等もベースに、公的セクターを離れた今、考えていらっしゃる事やなさりたい事、思っている事等についてご紹介いただきました。日頃あまり触れることが無いような内容で、参加者一同刺激を受けました。

木村様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年11月13、17、27日

岩手県工業技術センター様にて、デザインブレインマッピングワークショップ等を開催致しました。

独立行政法人岩手県工業技術センター様と当所東北センターとで「【産総研×IIRI DESIGN LAB(De.i)】2019年度産総研東北センター TAIプロジェクト~EBISワークショップ「チームの創発力・実現力を引き出すデザインブレインマッピング(新規事業創出に向けて)」」として、デザインブレインマッピングのセミナーを含めたワークショップを開催させていただきました。
(【主催】国立研究開発法人産業技術総合研究所東北センター、地方独立行政法人岩手県工業技術センター【後援】経済産業省東北経済産業局、岩手県)

全3回で行い、その内、第1回目(11/13)はセミナー形式、第2、3回(11/17、27)は実際にデザインブレインマッピングを使用したワークショップ(10時~16時)を行いました。

目的として、「DBMを実践可能な技術として習得し、デザイン的な考え方と方法をより身近なものとして捉え直し、具体的に実践・活用することにより新事業創出を促進することを目指します。」(岩手県工業技術センター様サイトより)を設定し、デザイン思考やDBMについて実際に体験することでより理解を深めていただきました。

東北地方の様々な方々にご参加いただき、後日メディア等で大変ご好評をいただきましたこと御礼申し上げます。

⇒宮城の新聞掲載情報(2020/01/06公開)

 
 
開催の様子
@岩手県工業技術センター(岩手県盛岡市)

2019年11月8-9日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

毎年恒例の構想設計コンソーシアム合宿を、産総研東事業所ワークショップルームとオークラフロンティアホテルつくばの2個所で開催しました。

産総研東事業所のDBMデモルームでは、現状のDBMの機能を保持したままで、ユーザーインターフェース等、使い勝手の抜本的改良を行った、開発途中のDBM model editorの説明を行い、実際にメンバーに試用していただき、さらなる改善点やご要望等を伺いました。

その後は、DBM model editorを実際にワークショップで使用していただき、書籍「デザインブレインマッピング」掲載の「フレーム14:why-how-whatの関係」を使用し、DBM model editorをどのように使用出来るか、どんな場面で使用出来るか等議論しました。

構想設計コンソーシアムの特徴でもありますが、異業種メンバーからなる多種多様な視点で様々なご意見等をいただくことが出来ました為、今度の開発に大変有用な情報をいただけましたことを御礼申し上げます。

夕方からは会場をオークラフロンティアホテルつくばへ変え、先程のワークショップの振り返りとフリーディスカッションを行いました。

翌日は9時から正午まで、議論の取り纏め、今後の予定について意識を共有しました。

今回はワークショップルーム満席でご参加いただき、盛況にて開催することが出来ました。参加された方々は大変お疲れ様でございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
開催の様子
@産総研東事業所&オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2019年10月18日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】

当所製造技術研究部門機械加工情報研究グループ長(兼)人工知能研究センターつながる生産システム研究チーム 古川慈之より、話題提供及び、今年4月から稼働開始した当所臨海副都心センター「サイバーフィジカルシステム研究棟」の説明及び見学を行いました。

前半は「MZプラットフォーム:中小製造業のIT化支援からIoT化応用へ」というタイトルで、古川の現在行っている研究活動の紹介として、①中小企業のIoT活用について、②MZプラットフォームの紹介、③IoT活用に向けた取り組みの紹介、の3点について話題提供及び議論致しました。

 

後半の施設見学では、サイバーフィジカルシステム研究棟4階のミニマルファブについて説明の後、1階の機械加工エリアに移動し、古川が関わっているIoT実証工場(つながる工場モデルラボ)について詳しく実物を見ながら紹介をさせていただきました。

 

つながる工場モデルラボは、IoT化された機械加工工場の模擬環境であり、加工現象を多様なセンシング手法で分析し、ネットワーク接続による多様なデータ取得・可視化・活用の実験をテーマとして行っています。

この見学の後でも議論を行いました。CoDEメンバーからは、IoTの導入について身近で具体的な議論が出来たように思った等の感想がありました。

今後もどうぞご期待ください。

 
開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区青海)

2019年9月12日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京大学 人間環境学専攻/人工環境学講座/システム設計 情報システム 准教授 稗方 和夫先生に話題提供いただきました。

今回は、「システムズアプローチによるモデルベース意思決定」というお題で、概要としては、以下のような内容をご連絡いただきお話いただきました。

「インターネットを介したシステム、宇宙や海洋等の未踏領域のシステム、成熟した産業に導入された革新的技術を導入したシステムは、その性格上、システムが複雑となり、その開発や運営の意思決定には異分野の専門家の協業が必須となります。一方で、モデルベースと言われる方法論において異分野の専門家によるモデルの妥当性を決定手法がないという問題点があります。」

ここでは、意思決定の支援のための、利害関係や技術システムの記述とその理解の共有、シミュレーション技術の活用法について、書籍「システム思考がモノ・コトづくりを変える デジタルトランスフォーメーションを成功に導く思考法」(㈱日経BP)で解説されている方法論を話題提供頂き、ミニワークショップも設定頂きました。

稗方先生、どうも有難うございました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年9月6日

第4回構想設計革新イニシアティブシンポジウムを開催致しました。

今年2/7に東京大学福武ホールにて開催しました第3回構想設計革新イニシアティブシンポジウムに続きまして、4回目のシンポジウムを工学院大学新宿キャンパスにて、当所主催の元、共催として学校法人 工学院大学様、国立大学法人 東京大学 人工物工学研究センター様にご協力いただき開催致しました。

今回は「チームを元気にするデザインブレインマッピング(DBM)を体験してみよう!」というサブタイトルで、チームをエンパワーする、DBMワークショップをミニ体験できる機会を設定しました。

書籍「デザインブレインマッピング」(丸善出版)を適宜参照しながら、その中の3つのフレーム※を選んで、実際にDBMを操作して体験していただきました。(※フレーム:額縁が本来の意味で、風景を切り取って写真を撮ることをフレーミング、違うスコープからモノを見ることをリフレーミングと言います。ここでは全体から部分をある角度や視点で切り取った枠をフレームと呼んでいます。)

1つのフレームにつき、個人ワーク⇒チームでのワーク⇒全体ワークといった流れで、ワーク1:「距離感の把握」、ワーク2:「立場を想定した思考促し or 双方向対話」、ワーク3:「顧客起点思考を促すUX デザイン」の内容で実体験していただきました。

今回は思い切ってDBM流ワークショップをミニ体験するイベントとしましたが、複数の参加者から「体験して感覚的に良く理解出来た」「従来のワークショップとの違いが良くわかった」と好評で、経験価値は経験してもらって初めてわかるという確認もできました。50名を超える多くの方々にお申込みいただき、また、お申込みいただいた北海道・岩手・新潟・長野・大阪・広島等の遠方からも含む、ほぼ全ての方にご参加いただきましたことを感謝申し上げます。次回はデザインブレインマッピングのユーザー事例をベースにしたシンポジウムを計画中です。どうぞご期待ください♪

 
 
開催の様子
@工学院大学(東京都新宿区)

2019年8月2日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】プランナー・プロジェクトマネージャー(フリーランス)の川端悠一様に話題提供いただきました。

川端様は、出版社の事業責任者として仕事を経験された後、株式会社ライブドア、株式会社ミツエーリンクスなどを経て、2018年からはフリーランスとして活動開始されました。
これまで事業開発、顧客体験や業務体験づくり、価値を生み出す組織づくりなどを担当されてきました。

現在、未来への想い(コンセプト)を仕組み繋げることテーマに活躍されています。
過去には、2018年7月17日の本会合でも話題提供いただいております。

今回は、「組織開発≒システム開発」~変化に強い会社になるために、会社を「ただしく。たのしく」エンジニアリングするための試行錯誤~というお題で、「変化に柔軟に対応できる組織をつくる」とはどのようなことか、陥りがちな考えや、問題や課題を挙げていただいた後で、具体的な事例紹介やそこで浮き上がってきた問題と解決策の方向性、「変化に柔軟に対応できる組織をつくる」ことの振り返りとして、ここではどのようなことが大事になってくるのか等を詳しくお話いただきました。

当日の資料はこちらでご覧いただけます。

本日はどうも有難うございました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

2019年7月19日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京大学 大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 教授 青山 和浩先生に話題提供いただきました。

今回は「MBD(Model Based Design)の実行における製品情報間の関係構造の考察:背反関係と拘束関係の抽出と利用」という題目でお話いただきました。

人工物工学研究センター、実践知能部門の組織や研究内容についてご紹介の後、設計の構想段階における製造情報の適切な記述手法の構築についての方法論、記述手法をその背景から順に製品のモデル化、提案手法、実行例、考察などについて、その意図するところと具体的な事例も含めて、お話いただきました。

「"ものづくり"におけるマネジメント(システム・オブ・システムズの時代を迎えた"ものづくり")」、「システムデザインとアーキテクチャ」、「製品の要求性能を実現するための背反問題の記述と解決手順の提案」、「設計初期における不確実性を考慮したシステム設計の支援手法の検討」、「製品の構想段階における製品情報の適切な記述手法の構築」と非常に多くの内容をご用意いただき、その一部は時間の関係で詳しくはお聞き出来なかった為、CoDE会員からは、またお話を聞ける機会が欲しい、との要望もありました。

青山先生、どうも有難うございました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年6月21日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社共同通信社 田代清久様に話題提供いただきました。

良く耳にする「共同通信」や「共同」とは、NHKなど放送局や新聞に一般ニュースを供給する(BtoB)一般社団法人です。田代様はそちらで長く経済関係の記者をされ、記事の取り纏めを行うデスクをされ、管理職的な仕事に携わってこられました。さらに昨夏、社団法人から「株式会社共同通信社」に異動され、社団法人では扱えない、報道周りの事業をなさっています。

これらの豊富なご経験から、「世界に国の数程しかない「通信社」を材料に「インターネット時代のジャーナリズムの行方」について~通信社の役割から考える~」という題目で話題提供いただきました。

まず通信社とはどういう組織なのかということや、その歴史からご説明いただき、1つの記事が通信社を経て放送局や新聞でニュースとして配信されるまでの過程がどのようになっているか、通信社と放送局や新聞との関係、それに携わる人々の役割等お話いただきました。

その後で、現代のインターネット時代に合わせたジャーナリズムの様々な手法について、過去に取り入れてみた結果や試行錯誤中のもの、現状の分析、これからの予想となるものについてお話いただきました。

普段あまり聞くことの出来ないような興味深い内容が多く、有意義な時間を過ごさせていただきました。特に、記者は物事の兆しを察知して取材に向かう訳ですが、それには構想設計におけるエスノグラフィーの能力が必要とされるのかとの質問に対し、「物事の全体の流れをいつも考えていれば、起こる時期やタイミングはともかく、このような事が次に起きるというのは予想できる」という回答は、マーケットや顧客のニーズの兆しに悩んでいるメンバーに新たな意識を持たせるものでした。

田代様、本日はご多忙の中、どうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年5月31日

書籍「DBM」出版記念トークイベントが開催(共催)されました。

本活動代表の手塚明、山形県 商工労働部 成長産業振興主査の大場智博様、株式会社コボ 代表取締役社長の山村真一様の3名による共著(監修は構想設計コンソーシアム(CoDE))である書籍「デザインブレインマッピング」が、今年の3月に丸善出版株式会社様より発行されました。

この書籍の出版記念トークイベントが丸善出版株式会社様主催、当所共催にて、東京都新宿区のDNPプラザにて開催されました。

前半では、株式会社リクルート リクルートワークス研究所 主幹研究員 豊田義博様、科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 浦島邦子様の2名をゲストにお迎えし、それぞれ「若手と創る、より良い関係」、「未来をデザインする」という題目でトークを頂きました。

後半は落語家 桂福丸様と手塚明による「忖度」や「上下関係」をテーマとした小噺と掛け合いトークで笑いと共にストンと問題意識を共有した後、後方スペースに移動してゲスト3名、著者3名による「部門管理職」「チームリーダー」「チームリーダー」の役職に扮したスキット及び会場の参加者と共に実際にDBMを用いたワークショップ等を行いました。役職による意識や認識の違いから背景や理由をお互いに理解し、フラットな関係で生産的な対話が可能となるDBMの醍醐味を経験していただきました。

従来のトークショーの枠組みを超えるコンテンツリッチなイベントでしたが、「デザインブレインマッピング」は単なるhow to本ではなく、読者経験(考える経験、対話をする経験、周囲を巻き込む経験、上と下と良い関係性を得る経験)を考えた書籍であるという点を皆様にご理解いただけたようです。

参加者の中にボランティアでグラフィックレコーディングをされていた方がいらっしゃり、(こちらをクリック)よりその内容をご覧いただけます。動きの感じられる生き生きとした描写でありながら、ポイントを上手く捉えてくださっています。思いもよらない、このようなサプライズプレゼントをいただき、大変嬉しく、感謝しております。

このような機会を下さった丸善出版株式会社様、当日ご参加いただいた皆々様に感謝申し上げます。本日はどうも有難うございました。

 
 
開催の様子
@DNPプラザ(東京都新宿区)

2019年5月27日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社サステナ 田辺エリー様に話題提供いただきました。

田辺エリー様は、オーストラリア Lake Tuggeranong College、東京工芸大学芸術学部ビジュアルコミュニケーション科、米国 Carnegie Mellon University 交換留学、英国ロンドン芸術大学大学院ビジュアルアーツ科修士を卒業され、2018年10月より株式会社サステナに所属されています。

ビジュアルノートテイキング、グラフィックレコーディングの専門家であり、今回は「ビジュアルノートテイキングのご紹介」という題目で話題提供いただきました。(田辺エリー様サイトへのリンク:①ホームページ、②Instagram

ビジュアルノートとはどういうものなのかについてお話いただいた後で、海外のビジュアルノートの潮流等もご紹介いただきながら、今なぜビジュアルノートなのか、ビジュアルノートのメリット等をご説明いただきました。

絵が上手く描けなくても、文字を少し調整することでそれに代えることが出来るということや、自分用なので楽しく描ければそれで良いこと、ビジュアルノートをとることで記憶の定着が良くなるということ等、経験の無いところからでも、スムーズに業務に取り入れることが出来るようになる為のポイントをいくつか教えていただきました。

本日はどうも有難うございました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年4月22日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 設計工学研究室 教授 村上 存先生に話題提供いただきました。

東京大学 大学院 工学系研究科 機械工学専攻 設計工学研究室の教授である村上先生に「設計工学に関わる最近の研究について」というお題でお話いただきました。村上先生とは過去に共同研究等でお世話になっております。

具体的には、「設計/デザインの上流段階での革新的発想の創出支援技術」ということで、近年、製造(モノ、コト)の設計やデザインにおいて、上流段階での革新的な発想が競争力の源泉となっていることを踏まえて、設計工学の視点から、発想力や創造力の要因分析や設計支援手法のご提案をいただきました。

また、ユーザ体験(UX)の定義と分析の手法では、構造、機能、ユーザ体験から記述されるデザインマップと、2製品ある場合はその差分を記述するデザイン差分マップについてご説明いただきました。

本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

2019年3月26日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】当所人工知能研究センター 多田充徳より話題提供致しました。

前活動組織のSIP:革新的設計生産技術「チーム双方向連成を加速する超上流設計マネージメント/環境構築の研究開発」の研究項目リーダーでもあった産業技術総合研究所 人工知能研究センター デジタルヒューマン研究チームの多田充徳より「デジタルヒューマンとIoTが切り拓く新たな人間計測」の題目で、話題提供とラボ見学を行いました。

デジタルヒューマンとはコンピュータ上に再現された人間の身体モデルであり、工業製品の操作感・使用感の仮想評価を目的としています。具体的には、身体寸法や形状のデータベースを用いて様々な体型を再現する技術から、製品使用時の姿勢を再現して製品と身体の間の相互作用を計算する技術開発へと発展してきており、これらを行うツールとして「DhaibaWorks」というソフトウェアも利用可能です。

近年では製品を使用するユーザの振る舞いを計測する目的までへと拡大し、製品に搭載されているIoTセンサから得られる情報に、デジタルヒューマンモデルという拘束条件を適用することで、ユーザの姿勢や運動を現場で計測できるようにするという試みが行われています。

このようなデジタルヒューマン技術の変遷を概観すると共に、IoTセンサを併用した新たな人間計測に関する具体的な研究事例も見学を含めて紹介しました。

多田さん、今後とも宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区)

2019年2月15日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】コンサルタント(元 日立アプライアンス株式会社事業主管)石井吉太郎様に話題提供いただきました。

白物家電事業のご経験が豊富で、過去数回、構想設計コンソーシアム会合での話題提供や意見交換、工場見学等でお世話になっている石井様より、今回は「『モノづくり』のリーダーを志す人へ」というお題で話題提供いただきました。

石井様には、キーワードとして「イノベーション、現場主義、リーダー、お客様をワクワクさせる「モノづくり」、日本で生産を続けていく意義」等について、豊富なご経験の中から終了時間を忘れてしまうぐらい熱意のこもったご説明で、広範囲で具体的なお話をいただきました。

本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2019年2月7日

第3回構想設計革新イニシアティブシンポジウムを開催致しました。

昨年7/2に当所臨海副都心センターにて開催しました第2回構想設計革新イニシアティブシンポジウムに続きまして、3回目のシンポジウムを東京大学福武ホールにて開催しました。地域会場9箇所にはサテライト中継でご覧いただきました。

キーノートスピーチは、昨年12/6に構想設計コンソーシアムで話題提供いただきましたヤマハ発動機株式会社 執行役員 デザイン本部長 長屋明浩様にお願い致しました。ヤマハで展開されている様々な手法をご紹介いただき、時折DBMと関連付けながらお話いただきました。

講演は、当所上席イノベーションコーディネータの黒島、株式会社リコー リコー技術研究所 及川 研様、鹿島建設株式会社建築設計本部 グループリーダー 田中 重良様・宮本 礼様・下田 志保様、本活動主催者の手塚が行い、各組織における構想設計に関連する種々問題や実際に取り入れている解決手法等について発表がありました。

今回は講演の後にパネルディスカッションの時間を設け、会場にお集まりいただいた方々にもご質問等いただき、ご参加いただきました。パネルディスカッションのお題は「人と組織を動かす広義のデザイン-手法と道具でどこまで変われるか?-」で、「権力がないと人や組織を動かせない?」「問題意識が低い人は動かないのか?」という大きな問いを通して会場とも問題意識を共有した後、後半は「メンバーの経験価値を高める経験のデザイン」について、具体的で予定調和ではない生きた議論を展開する事が出来ました。最後に当所研究グループリーダーの古川よりDBMについての説明を行いました。

100名を超える多くの方にお申込みいただき、ご参加いただきましたことを感謝申し上げます。次回は実際にデザインブレインマッピングを用いたワークショップの体験を計画中です。是非、ご期待ください。

 
 
開催の様子
@東京大学福武ホール(東京都文京区)

2019年1月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京大学 人工物工学研究センター 教授 鈴木克幸先生に話題提供いただきました。

本活動に共催としてご協力いただいている鈴木先生は、計算力学、最適設計、構造力学がご専門で、人工物と人との相互作用研究をされています。今回は「用具と人との相互作用を考慮したスポーツ用具の最適設計」というお題でお話いただきました。

多くの人工物は人間が取り扱いますが、人間の動きには個人差があるため、人工物と人間の相互作用をモデル化した上で最適設計する必要があり、特にスポーツ用具に関しては、個人の動作特性に大きく依存するため、その個人をモデル化した個別設計(パーソナライズド設計)が必要になります。

その例題の1つとして、個人のスイング動作特性に応じたゴルフシャフトのフィッティングシステムをご紹介いただきました。ゴルフシャフトの有限要素モデルと人間のマルチボディダイナ ミクスモデルを用い、飛距離と安定性を両立する多目的関数最適設計問題を解き、現在実用化まで進んでいるとのことです。

もう1つの例題として、パラアスリートに対する走行用義足の設計問題についてご説明いただき、2020年パラリンピックの候補選手に対して現在最適な義足を設計されているというその途中経過をご紹介いただきました。

また最適設計に関わる最新の国際動向もご解説いただきました。

本日はどうも有難うございました。引き続き、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2018年12月06日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】ヤマハ発動機株式会社 執行役員 デザイン本部長 長屋明浩様に話題提供いただきました。

長屋様は、トヨタ自動車㈱にて、レクサス及びトヨタ基幹モデルの外形デザインを手掛けられ、米国勤務やグローバルレクサスブランドの企画責任者、トヨタデザイン部長、テクノアートリサーチ代表取締役社長などを歴任された後、ヤマハ発動機㈱デザイン本部長にご就任、改革に取り組まれ、2015年よりヤマハ発動機㈱の執行役員をされています。長屋様が携われたコンセプトモデル「MOTOROiD」は、国際的デザイン賞の最高峰RedDotのBest of the BestのLuminary(最高賞)を受賞しています。

今回は、最近の経産省の提言に代表されるように、経営、組織、ブランドとデザインを有機的に繋げていく「経営デザイン」について、レクサスブランドの立ち上げ時の工夫等も含めて、デザインは事業の根幹、販売に直結するファクターであり、それをリードしていくことは極めて重要であるということを具体的な事例を交えてお話いただきました。
(経産省の関係部署にもお声掛けし、オブザーバ参加いただきました。)

自分たちの軸をしっかり持ちながら、お客様との対話を通じ、尖っていながらも多くの人に受け入れられる製品にする「プロダクト・イン」という考え方、「元を開発する」「共に開発する」「素を開発する」「群で開発する」「間を開発する」「人をデザインする」という順序で、「経営デザイン」の構成要素について解説頂きました。

ブランドは曖昧なものではなくきちんと説明できなければいけない、という方針 の下、ブランド強化への周囲の協力の仕掛けをデザインする取り組み、ブランド毎の適切なコスト感・プライス感も意識し、ブランドを定常的に保持し発展させるための戦略デザインについて目から鱗が落ちるような具体的な事例もご紹介いただき、ブランドという雰囲気やイメージで議論されているものが、KPI群の活用も含め、人や組織を動かすデザインとして、現場に意識を持たせ、具体的な活動に落とし込めるというのは大きな発見でした。

後半は、来年初頭には発刊予定である、本コンソーシアム監修の書籍「デザインブレインマッピング」に関する議論にもご参加頂きました。

長屋様、お忙しいところ、密度の濃い話題提供と議論の方、ありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2018年11月09-10日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

昨年度と同様、産総研東事業所とオークラフロンティアホテルつくばの2個所で開催しました。

産総研東事業所のDBMデモルームでは、全体のお題を「部署間の断絶をどう解決していくか?」とし、チーム毎に「上流と下流の断絶」「研究と現場の軋轢」 「ベテランと若手の対話不全」と設定し、複数のワークの最後に知見を集約するというチャレンジングなメニューでワークを行なっていただきました。

かなりタイトなスケジュールでしたが、4つのワークを実施する事ができ、DBMワークショップの効率性等の醍醐味を改めて体験していただき、多いに盛り上がりました。

夜は、会場をオークラフロンティアホテルつくばへ変え、午後のワークショップの振り返りとフリーディスカッションを夜遅くまで行いました。

翌日午前は朝早くから議論の纏めとCoDEが監修の書籍「デザインブレインマッピング」の原稿確認、今後の予定について意識を共有しました。特に、書籍については、読みたくなるようなサブタイトルに関するアイデア出しで活発な議論がありました。

今回も長時間に及ぶチャレンジングなメニューをこなしていただきましたが、充実した時間はすぐ過ぎてしまうとのご感想も頂き、事務局としてほっとしたところです。参加された方々、大変お疲れ様でした。

 
 
開催の様子
@産総研東事業所(茨城県つくば市)
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2018年9月20日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】富山国際大学現代社会学部講師/㈱「職人たちのいる処」取締役兼デザインマネージャー 重本祐樹様に話題提供いただきました。

重本様は2018年にケンブリッジ大学工学博士課程デザインマネジメント専攻修了され、現在、製品形態に込められたデザイナーの意図に対する消費者の認知反応の測量、及びイノベーション戦略と環境の持続開発可能性に貢献する感情訴求的製品開発プロセスの体系化をテーマとして研究されています。

今回の会合の題目は、ケンブリッジ大学デザインマネジメント専攻での研究内容「デザイナーの意図に対する消費者認知の定量化」及び、「英国と日本のデザイン教育やビジネスの違いについて感じられていること」等としてお話いただきました。

問いとして「消費者の製品認知は、製品として形作られたデザイナーの意図と、どの程度合致しているのか?」「デザイナーの意図に対する消費者認知は、どのように測定可能であるか?」を立て、「製品価値」「プロダクトパーソナリティ」「製品形態」の視点から調査、分析枠組み、評価方法を勘案し、研究を進められた結果についてご紹介いただきました。

また、「日英のデザイン教育、ビジネスの違い」として、「UXやデザイン思考は目的を達成する手法、方法論のひとつでしかないが、UX、デザイン思考に傾倒しているように見える。そもそも現場観察の方法論のトレーニングをきちんと日本の大学教育の社会科学系で教えているのか。」という所感をいただきました。

本日はどうも有難うございました。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2018年8月28日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】博報堂 兎洞武揚様、システムアウェアネスコンサルティング 横山十祉子様、ホフステード・インサイツ・ジャパン㈱ 宮森千嘉子様に話題提供いただきました。

今回の会合の題目は、「ホフステードの5次元モデル:「不確実性の回避」「男性らしさ」が特異的に強い日本の文化とそれを踏まえた組織内実装論」(⇒関連情報)、として、博報堂 ブランドデザイン 副代表 兎洞武揚様と兎洞様よりご紹介いただいたシステムアウェアネスコンサルティング 代表 横山十祉子様ホフステード・インサイツ・ジャパン株式会社 代表取締役 宮森千嘉子様と、3名の方々より話題提供いただきました。

現在、構想設計コンソーシアムの会員企業では、コンソで学んだメソッドの組織内展開のステージになっていますが、スムーズに展開できていないのが現状です。その組織内展開へのヒントとなるように、この題目を設定しました。

手塚から今回の趣旨説明があった後、兎洞様から、全体のアジェンダが示されました。

宮森様からは、「日本人の集団的無意識を自覚し活用するために」として、そもそも「文化とは何か」について、「国民文化」と「組織文化」の違い等お話いただいた後で、ホフステードの国民文化6次元モデル(定量的に測定された数値を使って次元間のダイナミクスを読み解く)を使い、日本人としての集合無意識の自覚を促し、相対化していただく内容でお話いただきました。

横山様からは、組織文化の構成要素について、意識・無意識から成っているアウェアネスの構造や、感覚、知覚、認知から形成される思考とアウェアネスや、個々人の内的認識を起点として、アウェアネスを拡張させることより組織文化が形成されていくことについて等、特に深層心理学の視点からの組織文化の読み解き方をご提案いただききました。

博報堂のおしゃれな社員食堂「KIHACHI」で各々ランチをエンジョイした後(社員食堂というよりも、出会いの場を演出する、コミュニケーションスペースでした)、兎洞様からは、パフォーマンス向上を図るための組織文化開発プログラムのご紹介をいただき、「組織文化」についての理解を深め、組織のチームパフォーマンス向上を導く最適な組織文化を設定し、アクションを創出する為の様々なアプローチ方法をいくつか例示と共にご紹介いただきました。

その後、質疑応答に入り、最後に手塚の方から、デザインブレインマッピングを中心とした、活動の紹介をゲストに行い、ポジショニングの違いや役割分担の有効性の認識を通し、今後のコラボレーションの可能性を確信しました。

今回は3名の方々から「組織文化」について、それぞれ異なる視点から深く幅広いお話をいただき、CoDEメンバーにとって、今後の組織内でのアクションの為の有用なヒントを得られるような内容だったかと思います。

本日はどうも有難うございました。今後とも、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@博報堂様(東京都港区赤坂)

2018年7月17日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社コンセント 川端 悠一様に話題提供いただきました。

企業と伴走するデザイン会社、株式会社コンセントの川端様より、「考えるから感じるへ。見るから観るへ。開発するから耕すへ。~ 自分たちだけでは成し遂げられない新しい企画を、チームの多様性を活かし、共創する試み。~」という題目で話題提供いただきました。

クライアント企業から「新しいサービスアイディアを共創して生み出したいからワークショップ(WS)をしたい」というような相談がよくあるが、色々と聞いてみると、プロジェクトの中でのWSの位置づけが不明確だったり、クライアントに自社ソリューションを売り込む提案フェーズの賑やかしがWSの目的だったり、そもそも創発系のWSが成り立たない上下関係の強いグループだったりすることがよくあるそうです。

こうした時に、どのように対応してきたか、またどのように試行錯誤しているか、そこからどのような勘所が見つかったか、構想設計の試行錯誤について、主に3つの観点(感じる・観る・耕す)からお話いただきました。

本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

2018年7月2日

第2回構想設計革新イニシアティブシンポジウムを開催致しました。

本年3/14に東京大学福武ホールにて開催しましたTIDEキックオフシンポジウムに続きまして、2回目のシンポジウムを当所臨海副都心センターにて開催しました。

2/27に構想設計コンソーシアムで話題提供いただいたやまざきゆにこ様にグラフィックファシリテーションをお願いし、ワールドカフェ形式で、構想設計に関わる諸問題についてのワークショップを行いました。

 
 

途中、DBMを使用したプレインストーミングシステムのデモンストレーション展示も行いました。

 

やまざきゆにこ様のサイトに、詳しく掲載いただきました。前編後編

80名を超える非常に多くの方にお申込みいただき、ご参加いただきました。ご参加いただきました方々、どうも有難うございました。お疲れ様でございました。次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区青海)

2018年6月13日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】リクルートワークス研究所 主幹研究員 豊田 義博様に話題提供いただきました。

豊田 義博様は、リクルートに入社され、就職ジャーナル、リクルートブック、Worksの編集長を経て、現在は研究員として、20代の就業実態・キャリア観・仕事観、新卒採用・就活、大学時代の経験・学習などの調査研究に携われています。

今回は、題目として、「組織内展開のキーとなる若手の指示待ちはなぜか、自分から動く若手社員を育てる方法(若手とより良い関係で仕事をするために)」についてお話いただきました。

「マネージャーへの処方箋」、「若手社員への処方箋」等についてもお話いただきました。

本日はどうも有難うございました。引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2018年6月8日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】山口大学大学院 技術経営研究科 教授・副研究科長 岡本 和也様に話題提供いただきました。

「企業における事業戦略と研究開発戦略」という題目で、お話いただきました。

主な内容としては、「戦略系統図/成長曲線と数理予測/知的財産情報の活用性」、「経営学モデルからのポジション/収益論理からの棚卸し」、「研究開発モデルの変遷/研究開発テーマの意思決定」についてとりあげられました。

本日は遠いところからお越しいただき有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2018年3月14日

構想設計革新イニシアティブ・キックオフシンポジウムを開催致しました。

今までの研究成果を軸に、「構想設計というツールで組織や市場のイニシアティブを取る」同志を募り「手法や道具を見直し、組織の壁を超えて協業を加速する」革新を起こしたいという思いで構想設計革新イニシアティブを立ち上げました。本シンポジウムはそのキックオフイベントとなります。

第1部では、ものづくりの上流と下流の対話を促進しダイナミックな集合的思考を実現する新しい構想設計と展開のための組織を超えた同志の集まりとしてイニシアティブのあり方について、国立研究開発法人 科学技術振興機構 上席フェロー 吉川 弘之先生の基調講演を起点に具体的な議論の展開やアクションのためのご講演を頂きました。

第2部では、多様な背景や価値観をクリエイティブ資産に変え、未来を創る思考や技術、態度を育む学びのデザインについて、デンマークの事例に触れた、株式会社Laere 共同代表 クリエイティブ・プロセス・デザイナー 大本綾様の基調講演を起点として、構想設計のヒントとなる実際の事例のご講演を頂きました。

司会は元東京テレビアナウンサーの槇徳子様にお願いし、東京の本会場他、地方7会場にてテレビ中継を行い、100名を超す多くの方々にご参加いただきました。

ご参加いただきました皆様、本日はどうも有難うございました。次回も是非、御参加の方、宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@東京大学福武ホール(東京都文京区)

2018年2月27日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社ユニファイナアレ 代表取締役 やまざきゆにこ様に話題提供いただきました。

やまざきゆにこ様は、グラフィックファシリテーション(=グラフィックレコード+グラフィックフィードバック+グラフィックダイアログ)を実施する第一人者です。

300人超のシンポジウムから、企業も国籍も違う参加者の集まる研究会、組織を横断したプロジェクト、経営者・リーダークラスのビジョン研修、組織研修、顧客との協働プロジェクトなど多岐に渡って、"絵筆を持って"活躍されています。

今回の会合では、「グラフィックファシリテーションから見えること」の題目でご講演頂き、その後、CoDEの議論にも参加していただきました。その場で、いきなりグラフィックレコーディングで議論を可視化頂いたので、参加者一同、大感激していました。

多様な知を集めた場のパフォーマンスを最大限発揮させる為の様々なヒントをいただくことが出来ました。

やまざきゆにこ様、本日はどうも有難うございました。引き続き、関連活動を含めて、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2018年1月19日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】日立アプライアンス株式会社 多賀事業所へ訪問しました。

今回の主な目的は、人間中心型生産システムを実現している日立アプライアンスがIoTに対して、どういうスタンスでいらっしゃるか、の意見交換です。

色々な企業の話を聞いていると、作業員をセンシングして、より広範囲で働かせ、人を減らす、人ープロセスーブツでPDCAを効率良く回し、儲けを出す、というような作業員不在の論理で話をされているケースが散見されるようで、この点について日立アプライアンス様のご意見をお聞きしました。

また、海外製造に関わるIoT戦略のようなものについても意見交換を行いました。

さらに、ユーザの体験価値と繋げるIoTについては、どのようなものを議論されているか、CoDEメンバーとアイデア出しのような事を行いました。

IoTの導入で最も重要な事は、現場のモティベーションをあげるという事の再確認が出来ました。本部長の小澤透様、元事業主管の石井吉太郎様、本日はどうも有難うございました。

2017年12月18日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授 立本博文様に話題提供いただきました。

今回の題目は、経営工学からみた事業承認に関わる議論についてです。

事業承認側の経営層がどのような悩みを抱えていて、それに対して、どのような議論が経営工学でされているか、自分達は何を変えて行かなければならないか、というような(基礎知識的な)内容をレクチャーいただきました。

「ビジネスエコシステムとプラットフォームビジネス」というタイトルで過去や現在、これから予想されうる産業構造やその特徴や形態、及ぼす影響について、 非常に分かり易くご説明いただき、またこれらについてのいくつかヒントになる ようなポイントもいただくことが出来ました。

立本様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年11月07日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社レア 大本綾様によるワークショップを開催致しました。

今回の主な題目は、今まで構想設計コンソーシアムで議論してきたデザイン思考的な対話的手法や「構想設計の道具と手法」を組織内に展開するにあたっての課題解決の手法や方法についてです。

構想設計コンソーシアムメンバーは、企業内にデザインブレインマッピングなり、デザイン思考的な対話的手法の啓蒙をして、広めようとしていますが、特に、使った事が無い、経験した事が無い方々にどう広めていくのか、どのようにしたら良いのか、と苦労しているようで、今回はこのワークショップで、「自ら創ろうとする視点」や「行動を起こす仲間をどう作っていくか」等について何か参考になる引き出しや原理原則を身につけられるようなメニューを、大本様に組んでいただきました。

実際には、不確実で複雑な状況でも場をリードする創造的ファシリテーションの定義(人とアイディアが同時に育つ場を設計し、未来を創るプロセスをリードする技術、思考、態度のこと)を共有した上で、その場にいる人々の創造性とリーダーシップを引き出すマインドセット等をご紹介いただき、ワークショップの中でそれぞれ実践してみました。

このワークショップでは、創造性とリーダーシップを引き出すファシリテーションに対するより深い理解を得る事が出来、ファシリテーションについて「参加者すべてがファシリテーター」等、コンソ内での共通認識・言語を作ることが出来ました。メンバーの方々は、ファシリテーションに対する新しい視点を得、これらの実践を通して翌日から使える実体験と思考を体得されたかと思います。

大本様、本日はどうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年10月20-21日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

今回の合宿は、産総研東事業所とオークラフロンティアホテルつくばの2個所で開催しました。

産総研東事業所ではDBMや、ブレストツールを使用したワークショップを行いました。前半はDBMを使用し、DBMの適用拡大、構想設計の道具の適用拡大について、後半はDBMを使用した組織内展開の阻害要因と解決可能性についてのワークショップの後、「構想設計の道具ワークショップ」として、DBMに加えて、イメージシャワー、ブレストシステム等のブレストツールの使用も取り入れ、「ビジュアルランゲージ活用の実際」というお題で議論を行いました。

その後夕方には、会場をオークラフロンティアホテルつくばへ変え、昼間行った内容の振返り、フリーディスカッションを行いました。

翌日は議論の纏めと今後の予定について意識を共有しました。

今回も長時間に及ぶメニューをこなしていただき、参加された方々は大変お疲れ様でございました。

 
 
開催の様子
@産総研東事業所(茨城県つくば市)
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2017年09月26日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】カシオ計算機(株)デザインセンター コミュニケーションデザイン部チーフデザイナー/井田幸彦様に話題提供いただきました。

カシオ計算機(株)社内での業務範疇の拡大の状況として、はじめに業務領域について、そしてデザイン思考に基づくデザイン提案による商品化への実績事例、独自性・感性価値を持たせるための手法例についていくつかご紹介いただきました。

上記のようなデザイン思考に基づく流れを社内に作られてきたご経験として、社内啓蒙の問題点と解決、経営層への社内啓蒙実態、また、他部門チームとの関係性の構築、他部門協業への信頼構築活動について実例を挙げながらお話いただきました。

カシオさんの特徴としては、先行開発においては、技術に重きを置く企業特性を考慮し、商品企画や性能仕様のモノを決める開発系の後に、それをコトにすべくデザイン系が入り込み、そこから営業系や生産系に持って行くというデザイン系の拡張した役割が重要であるという点です。

デザイン思考の意識が薄かった社内に、デザイン思考の流れを作り、それをどのように既存の社内体制に適合するよう上手く浸透させ、組織内で活かして動かしていくかというご経験や実例に基づくお話は大変参考になりました。

本日はどうも有難うございました。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年08月08日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】ニコニコ学会β代表やCOI構造化チームメンバーのメディアアーティストで、当所主任研究員/江渡浩一郎氏に話題提供いただきました。

ニコニコ学会β、COI構造化チームメンバーの活動についてご紹介いただきました。

江渡氏はメディアアーティストで、芸大講師の経歴もあり、「パターン、Wiki、XP」、「ニコニコ学会βを研究してみた」、「進化するアカデミア」、「ニコニコ学会βのつくりかた」の著者です。

アカデミアの世界でユーザー参加型のイノベーション創発のプラットフォームとして「ニコニコ学会β」を立ち上げ、各種の試みにより、アカデミアに一石を投じています。

現在は、文科省 センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムのプロジェクトをマネージメントする構造化チームメンバーの一員として拠点を駆け巡っています。

これらのニコニコ学会β、COI構造化チームメンバーの活動について、その経緯と設定、運営、意味について、ご紹介いただきました。

会合後半では、電通国際情報サービス 先端技術推進室 戦略企画部様との構想設計に関わる意見交換があり、問題意識の共有を行いました。

江渡様、電通国際情報サービス様、引き続き、よろしくお願い致します。

2017年07月04日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの特別会合として、本コンソーシアム最高アドバイザーの吉川弘之先生と交換会を行いました。

前半では、研究開発の現状、6月の「構想設計の手法と道具」に関するプレス発表の内容、及び、設計製造ソリューション展でのブース来場者の反応をご説明し、鹿島建設さんに準備いただいたお題とイメージによるデモをご用意し、吉川先生に構想設計の道具をご試用いただきました。

後半では、企業内の実検証事例として、コマツさん、リコーさんから、それぞれ報告いただき、吉川先生との質疑応答により、議論の深掘りが出来ました。

前半、後半共に、機能(ユースケース)と属性の関係、機能の距離空間をどう合わせていくか、等の具体的で盛り上がった議論が出来、得るものが多い特別会合となりました。

吉川先生、ご多忙のところ、貴重な御時間ありがとうございました。今後ともご指導・ご支援いただきたく、宜しくお願い申し上げます。

 
 
意見交換の様子
@JST(東京都千代?区四番町)

2017年06月30日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授 岩本隆様に話題提供いただきました。

岩本様からは「ロボティック・プロセス・オートメーションと構想設計プロセス」というお題で、株式会社 ドリームインキュベータ 特別顧問としての活動も含め、具体的な事例を紹介いただきました。

それを踏まえて、ロボティック・プロセス・オートメーションの観点で見たときに、「我々の議論している構想設計プロセスのどの部分が適用可能で、どの部分が適用不可能か?」「構想設計の観点で、将来的にロボティック・プロセス・オートメーションをどううまく使っていったら良いか?」等の議論を行いました。

当日は、弊所イノベーション推進本部イノベーション推進企画室、および企画本部報道室、ならびに日本経済新聞社もオブザーバとして参加されました。

岩本様、貴重なお話ありがとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

2017年06月22日

顧客起点で開発方針をつなぐ「構想設計の手法と道具」プロトタイプを公開 プレスリリース致しました。

産総研公式サイトより、「顧客起点で開発方針をつなぐ「構想設計の手法と道具」プロトタイプを公開」というタイトルで記事をご覧いただけます。

産総研公式サイト英語版では、「Release of a “Dialogic Design Synthesis Environments” Prototype for Capturing User-experience-value」というタイトルで記事をご覧いただけます(こちらの記事は日本語版掲載より、時期が大分遅れましたが、2018年9月21日に公開されました)。

報道機関では、マイナビニュース、日経テクノロジーオンライン等に掲載されました。

2017年06月21-23日

第28回設計・製造ソリューション展(東京展)に出展致しました。

6月21~23日の期間に東京ビッグサイトで開催されていました「第27回設計・製造ソリューション展(東京展)」に出展致しました。

プロジェクトの概要、開発中のデザインブレインマッピング、イメージシャワー、ブレストツール等ブレストシステムの内容紹介や展示を行いました。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:4.9MB)】

当ブースにお越しいただきました方々へ厚く御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
当ブースの様子
@東京ビッグサイト(東京都江東区)

2017年05月19日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】東京理科大学理工学部経営工学科 准教授 日比野 浩典様に話題提供いただきました。

日比野氏は「つながる工場」等で活動されている方ですが、経営工学科にいらっしゃるという事で、今後、構想設計からみたIoTの検討に関わっていただきたいという意図で、今回の話題提供をお願い致しました。

会合のお題は「構想設計からみたIoT」とし、構想設計プロセスの観点でAI及びその入力としてのIoTのためのプラットフォームのあり方をきちんと考えておきたいということで、以下3点について事前に問題意識として挙げさせていただきました。

①構想設計視点で見たときのIoT、つまり、上流下流のいろんな場所でデータが入ってきたときに、データ判断の全体最適、上流下流の整合性の取り方。
②IoTプラットフォームを考えると、出口は機械で、そこへの出力データを人間が用意する機械中心フローと、人間の思考や判断をするための人間中心フローと、区別して考えるべき。
③現状、AI/IoTの情報取得/処理の話ばかりが主流だが、一番怖いのはAI/IoTの受け皿として、ダッソーシステムズやシーメンスが計画している開発上流から下流まで(構想-CAD-CAM-CAE-BOM等)を連続的に繋ぐプラットフォームであり、これに仕切られると、製造業系の開発が牛耳られてしまう。

日比野様からは、IoT時代のつながる工場の動向と将来について詳しくお話いただき、後半ではその内容について、構想設計コンソーシアム参加者と前述の問題意識を絡めた意見交換等を行いました。

本日はどうも有り難うございました。

2017年04月26日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社日立製作所 主管デザイナー 古谷 純様に話題提供いただきました。

古谷様には、「デザイン思考の「来し方行く末」」という題目で話題提供いただきました。

工学系出身の古谷様がどういう経験とメニュー、プロセスでデザイナーになったか、当初はデザイナーがどう見えたか等の体験談も交えて、研究開発とデザインを合体させた日立製作所における取り組みの振り返りと現状をご紹介し、今後のデザイン思考の可能性について、クリエイティブ産業課様も含め、参加者の皆さまと意見交換させていただきました。

デザイン本部が社内の仕事を探索した時期があり、それがデザインの守備範囲を広げ、観察からUXを検討し、対話的に開発を行うという手法の確立に繋がった。デザイン思考の上面のブームは一段落付き、これからは本質的な活動が進んでいく。デザインが数字とか査定とかのロジカルに押しつぶされない工夫が必要、等の議論を共有しました。

本日はどうも有り難うございました。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年02月24日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社良品計画 事業開発担当部長 生明弘好様に話題提供いただきました。

生明様は、2006年の会社設立時から2014年4月までMUJI USAの社長をなさり、また中国店舗の立ち上げも担当された方で、現在は、株式会社良品計画の事業開発担当部長をなさっています。

今回は、ビジネスとデザイン、顧客起点、社会とのつながり等の観点で話題提供いただきました。特に、良品計画では現在、小規模都市への出店をどのようなプラットフォームで行うかを検討しており、そのお話もお伺いすることができました。

無印は、ハレとケで言うと、ケ(褻)(=普段の生活である「日常」)を対象とし、当初から、人がどのようにモノを置くのか、どういう生活をするのか等、実際の人の生活行動を観察情報とし、商品開発を行ってきました。そのようなことにより、顧客層のターゲッティングはせず、その結果、客層は様々となっているそうです。

現在は、地域が抱える問題を解決する為のいくつかのプロジェクトに取り組んでおられ、また今後の取り組みとして、自治体との協働による地活性化支援についてお話いただきました。

お話の全体から見えてきたのは、現状事業も未来事業も、共にケ(褻)が対象である、ことで軸が通っている点で、ブランディングも含めた構想設計の組み方の参考になりました。

後半はデザインプレインマッピング開発に関わる議論にもご参加いただき、有用なご意見等いただくことができました。

本日はどうも有り難うございました。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年02月14日

感性の共創・UXデザインを促す製品開発 ~ 感性を活かしたものづくり -感性×共創- ~」にて講演致しました。

広島県にある福山市ものづくり交流館にて、公益財団法人ちゅうごく産業創造センターと当所中国センターとの共催で本シンポジウムが開催され、プロジェクトリーダーの手塚明が「感性の共創・UXデザインを促す製品開発 ~関係性デザイン議論共有ソフトウェア DESIGN BRAIN MAPPINGと手法化~」のタイトルで講演致しました。

感性はデザインや商品企画等の開発上流の方々のものだけではありません。製造や設置、販売等の下流側も感性を有しています。このような上流下流の感性を共創させる事が重要です。その際、様々な視点や立場からの感性がばらばらにならないようにUX(ユーザー体験)から統一的に見てみるマインドが大切です。

産総研では、関係性の議論を共有し協業出来るDBM(DESIGN BRAIN MAPPING)を開発中で、上流下流メンバーでのDBMベースのワークショップの紹介、掃除機を例としたUXデザインを促す感性の共創の事例をお見せしながら、DBMとそれを用いた手法を紹介しました。

質疑応答も活発に頂き、その後の交流会でも様々な企業の方々と名刺交換・意見交換させていただき、有意義なサロンでした。

企画いただいた広島県立総合技術研究所西部工業技術センター生産技術アカデミー 製品設計研究部の橋本晃司様、有難うございます。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@福山市ものづくり交流館(広島県福山市)

2017年02月03日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】コピーライターのマエキタミヤコ様に話題提供いただきました。

マエキタ様は電通でテレビCM担当をされていました。代表作は「職業選択の自由、あはん」です。テレビCMは情報発信の対象者が老若男女すべてであり、CMを起点として各種キャンペーンが展開されるので、伝える能力が鍛えられたとの事です。

今回は、コピーライターの発想法や考え方の基本を伝授いただきました。キャッチコピー製作のプロセスでは、思いつく限りの言葉を並べてもらいキャッチコピープラットフォームを作り、その上で「思いがあるのに言葉にならない」という状態を対話的に解し、最後にコピーライターの感性で選択する、ということが行われます。

コピーライターへの発注には、通常の仕様書の代わりに、オリエンテーションシートが必要で、定型フォーマットがなく、このクオリティによってコピーライトの質も左右される等の話を伺いました。

これらのお話は、DBMを用いたコンセプトメイキング手法にも応用可能性があり、DBMでの議論検討の一ジャンルとして非常に参考になりました。

日頃、出会う機会のないコピーライターの発想の構造に触れることができて、参加者一同、感激しました。

マエキタ様をご紹介頂いた㈱コボの山村様、有難うございます。マエキタ様、本日はどうも有り難うございました。

(今回は話を聞くことに夢中になってしまい、写真を撮る事を忘れてしまった為、画像の掲載はございません)

2017年01月20日

2016年度SIP/DMCTプロジェクト総括イベント ~構想設計の手法化に向けて~ を開催致しました。

本イベントはSIP/DMCTプロジェクトの今までの活動の総括と今後の展開プランを共有するために、推進会議、講演、ポスターセッション、成果物デモ、ワークショップ、交流会という盛り沢山な内容で、産総研つくば東事業所(茨城県つくば市)にて約半日にかけて行い、セルフチェック評価委員の先生方をはじめとして、NEDO関係者、SIP/DMCTプロジェクトの共同提案・共同研究先、構想設計コンソーシアム会員様、その他本活動にご興味をお持ちいただきました企業、所内関係者等、約30名以上の方にお集まりいただきました。

推進会議は、今までの活動報告と今後の活動予定について、セルフチェック評価委員の先生方のご意見をいただきながら、プロジェクト関係者と話合いを行い、事業化のためのシンボリックな活動(出版及び普及啓蒙活動も含む)として、新たに「構想設計イニシアチブ」(TIDE:The Initiative of Design Effectiveness)を立ち上げるという事になりました。

 
推進会議

講演では、経済産業省 商務情報政策局生活文化創造産業課(クリエイティブ産業課) 松島さおり様より「デザインとビジネス」、未来研究トーク 事務局長 嶋田一義様より「ブレストシステムへの期待」、当プロジェクトリーダー手塚より「SIP/DMCTプロジェクトでの実験と今後の展開」というタイトルでお話いただきました。

 
講演

ポスターセッションでは、各研究担当者によるトーク形式で順番に発表していただき、その後、自由なディスカッションの場を提供し、種々のアイデア交換で盛り上がりました。

 
ポスターセッション

成果物デモは、本プロジェクトで開発中の「イメージシャワー」と「ブレストシステム」を実際に動かしながら解説を行い、その後参加者の方にも実際に触れて頂き、体験を楽しんで頂きました。

 
成果物デモ

ワークショップでは、本プロジェクトで開発中の「デザインプレインマッピング(DBM)」を実際にご使用いただき、「「イメージシャワー」と「ブレストシステム」をどこで誰とどの目的で使いたいか?」について、個人ワークからグループワークに展開して、その結果を全体でシェアし、DBMベースのワークショップを経験頂きました。

 
ワークショップ

ご参加いただきました皆様、本日は雪もちらつき寒さ厳しい中ご来場いただき、誠に有り難うございました。

2016年12月22日

精密工学会 MEMS商業化技術専門委員会内の第6回 IoT製造研究会でプロジェクトリーダの手塚明が「ポストIoTに向けたデザイン思考の展開」という題目で話題提供しました。

第4次産業革命に関わる「新産業構造ビジョン中間整理」の紹介、AIの特性分析、IoTとデザイン思考の関係、SIP/DMCTチームの研究開発の紹介を踏まえ、IoTとデザイン思考とつなげる事でニュービジネスが可能になるという議論を会場と共有しました。

⇒【発表資料:ポストIoTに向けたデザイン思考の展開 (PDF:3.5MB)】

 
開催の様子
@産総研つくば東事業所(茨城県つくば市)

2016年12月08日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】子供の発想を刺激として、一般的な製品開発等のアイデア発想を促す「こどもOS」の開発をされている大阪府産業デザインセンター主任研究員 川本誓文様によるワークショップを開催致しました。

始めに、こどもOSランゲージを使ったアイデア・デザイン発想手法について川本様よりご講義いただいた後、個人ワーク→グループワークを行い、発表、結果考察・ディスカッションを行いました。

ワークショップでは、カードや附箋等の文房具を使用したアナログ版チームと、DBMを使用したデジタル版チームに分かれて、その違いを比較してみました。

比較の結果、以下のようなことが確認出来ました。

・個人ワークではDBM班が効率や発想の量と質で圧勝。

・グループワークではアナログ版チームが盛り上がり感と創発性で圧勝。

・グループワークで設定した議論の枠組みがシンプルで、対話を重視したセッションだった為、入力担当者を1人と設定しているDBM班では、必然的に対話感が無く、創発の盛り上がりに欠けた。

・上記のことからもグループワークで各人が同時に入力出来る仕組み(参加者同士のUI(ユーザーインタフェース)デザインの工夫)がDBMに必須である。

最後にまとめとして、DBM手法との関係について議論致しました。

これらの検証や議論により、以下が確認出来ました。

・DBM手法の方向性としては、ひらめき発想系ではなく、UX(ユーザーエクスペリエンス)からの関係性で議論の枠組み(フレーム)を変えながら創発していくスタイルが適切である。

・DBM自体としては、ひらめき発想創発系のグループワークへの対応も必要である。

川本様、Mac版も現在制作中ですので、その折には是非、DBMをこどもOSでもご活用なさってみていただけると幸いです。

本日はどうも有り難うございました。

 
 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年11月11-12日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

今回の合宿では、DBMを用いた3チームに分かれたワークショップ形式を用いて、DBM手法の特徴の再確認、DBMを活用したワークショップ(会議打ち合わせ)の効果検証、休憩を挟んで、DBMを活用した設計履歴記録・参照に関する検証議論、夕方以降は新バージョンのイメージシャワーとブレストシステムを披露した上で、グラフィックランゲージ導入を前提としたDBMとブレストシステムとの連携に関わる議論を行いました。

翌日は、DBM手法の体系化に関わる議論(DBM手法化書籍の目次案)を行いました。

長時間に及ぶ内容の濃いメニューでしたが、DBMを用いた効率的なワークショップ形式の議論が出来ました。皆さま最後までこなしていただき、参加された方々は大変お疲れ様でございました。

 
 
CoDE合宿の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2016年11月1日

DBMユーザー会を開催致しました。

10月5-7日開催の第19回関西 設計・製造ソリューション展にて当ブースにお越しいただき、DBMに特にご興味をお持ちいただいた方々を主な対象とさせていただきまして、「DBMユーザー会@関西」として当所関西センター(大阪府池田市)にて、DBMのユーザー会を開催致しました。

ユーザー会では、DBM使い方入門の後、ご参加者の方に各自が会議の主催者となった場合を想定していただき、DBMを使用してどのように会議を進めていくかということについて等の説明をさせていただきました。

広島から複数名でご参加頂いた企業、長年の懸案事項を解決したいと参加された企業等、問題意識が高い方々と密度の濃い会が出来ました。

ご参加いただきました方々、どうも有難うございました。

2016年10月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】イノベーション・シンキング(変革的思考法)の世界的第一人者である、ビジネスデザイナー 濱口秀司様に話題提供いただきました。

濱口秀司様は、USBメモリや日本発のイントラネットの考案者で、現在は、Ziba Design Inc.のExecutive Fellow、monogoto IncのFounder and CEOをされていて、アメリカにお住まいです。

構想設計コンソーシアムの現状の議論はマルチプロフェッショナルが関わる開発の「技術俯瞰」「抜け漏れ防止」となっています。それを一歩進めて、軸の変換、とか、バイアス崩しの話に本年度中に持って行く方針の下、今回このタイミングで話題提供と議論参加をお願いしました。

話題提供では、濱口様の豊富な実体験をベースに、イノベーションの作法、イノベーションの定義(見たこと・聞いたことがない、実行可能である、議論を生む(反対/賛成))、思考を阻害するバイアスとその破壊方法、破壊のための視覚化・構造化、クリエイティビティと説得のジレンマ、顧客の認知する価値(機能(利便性)+デザイン(情緒性)+ストーリー(意味性))、数字で計れないストーリー(意味性)の説明の重要性、について、お話し頂きました。

議論参加では、現状顧客観察ベースのデザイン思考の限界及びデザイン思考手法の過大評価、顧客対応プレゼンの秘訣、ファシリテーションの極意、バイアス崩し思考の実践練習、開発中のデザインブレインマッピングに関するコメント等を頂きました。デザインブレインマッピングについては、濱口様とのやりとりで「議論の前駆体を扱い、本人達がやったと実感出来る、強くも弱くもない道具」という定義に気づき、濱口様からは「(開発の)一番簡単なナビゲーションは、自分&仲間で毎日つかってみれば、正しいヒントが得られる」という貴重な助言も頂きました。

濱口様、本日は長い時間お付き合いいただき、またアメリカからご来訪いただき、どうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年10月14日

プロジェクトリーダの手塚明が一般社団法人Future Center Alliance Japanの定例会「デザイン思考のその先へ」のパネルディスカッションに登壇しました。

会合の前半では、経済産業省商務情報政策局クリエイティブ産業課課長 西垣淳子氏より「デザインとテクノロジーの融合」の話題提供後、富士通及び日立の方々の議論リレーにより、デザイン思考と技術開発に関わるディスカッションがなされました。

後半のパネルディスカッション「デザインとテクノロジーの融合にデザイン思考をいかに活用するか」では、プロジェクトや構想設計コンソーシアムの内容を紹介すると共に、パネリストの文部科学省 斎藤卓也氏、理化学研究所 岸本充氏/山岸卓視氏と共に

・研究開発の事業化には30年かかるので、研究開発の現在の顧客観察を重視すると実効性のある研究開発が出来ない
・査定ベースや行き過ぎたエビデンスベースの研究開発ではなく、余白のある研究開発が必要
・デザイン思考的な対話的な研究開発についての適切な評価手法が必須

というような活発な議論を会場と共に行いました。

FCAJサイト「【FCAJ2016第7回MTG報告】デザイン思考のその先へ」ページへのリンク
http://www.futurecenteralliance-japan.org/information/meeting/376

2016年10月5-7日

第19回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

インテックス大阪で開催(10月5-7日10:00-18:00(7日のみ17:00終了))の第19回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。DBM、ブレストシステム等の内容紹介やデモ展示を行いました。

貴重な御時間を割いて、ブースに立ち寄って頂いた方は皆さん問題意識が高く、実際に課題となっている問題を伺いながら、深い議論をさせて頂きました。

今回こちらの担当者が2名と少なかった為、複数の方々への対応が十分に出来ない事もあり、ご不便をお掛けしましたことお詫び申し上げます。わざわざ時間をずらして後にもう1度来て頂いた方もいらっしゃって、ご興味をお持ちいただきましたことお礼申し上げます。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:2.8MB)】

3日間で、多くの方と意見交換と共にフィードバックをさせていただき、誠に有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
本プロジェクトブースの様子
@インテックス大阪(大阪市住之江区)

2016年9月15日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】モノのデザインを成功に導くガイドを公開され、地域のデザイン活動啓蒙に尽力されている、北海道立総合研究機構 工業試験場 日高青志様に話題提供いただきました。

日高様には、地域のデザイン活動として、ビジネスも含んだデザイン思考ツールや「山村塾」、デザインべからず集をご紹介いただき、その後、コンソーシアムの議論にもご参加いただきました。

デザインマネージメントの活動について、中央と地域との差は無く、本コンソーシアム企業の問題意識とも合致しており、今後も協力関係を続けていく事を確認致しました。

日高様、札幌から遠路はるばる、有難うございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年9月6日

2016年度第一回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

推進会議では、今までの進捗状況の報告や確認、今後の計画等について意見交換等行いました。

ポスターセッションでは、セルフチェック評価委員の先生にご参加いただき、各実施項目についての現在までの成果、ロードマッピング、研究のポイント等について各担当者による説明や、参加者間での意見交換を行いました。

その後の交流会では、今後、行うべき活動について、交流会の場ならではの率直な話し合いで盛り上がり、今年度の取り纏め、及び、次年度以降の展開について、非常に有意義な会となりました。

ご参加いただきました方々、大変お疲れ様でございました。

 
 
開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2016年8月5日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社コボ 代表取締役社長の山村真一様に話題提供いただきました。

今回のお題は、これまでと少し変わって、経営工学とデザインの関係、ビジネス創成に深く関与するデザインの役割です。(これからビジネスとの関連についても本コンソーシアムで積極的に議論していく予定で、そのキックオフとして、山村様にお願い致しました。)

山村様は公益財団法人日本デザイン振興会理事、Gマーク審査委員や2005年愛・地球博「日本の匠」プロデューサー(経済産業省)を歴任された方で、三菱重工業(株)商品企画部や三菱自動車工業(株)でのチーフデザイナーの経験を活かし、ビジネスも見据えたデザイン活動を行う株式会社コボを創設され、技術とビジネスをデザインで繋ぐ事で、中小企業の売り上げを飛躍的に伸ばすデザインコンサルティング活動をなさってきました。

今回は、「デザイン支援コンサルティング」というタイトルで、デザイナーが技術導入やビジネス創成に深く関わった複数の事例をお話いただきました。

最後に、今後のデザインのあり方として、2000年代、2016年、2030年代の過去―現在―未来の価値観の推移を見る事で、ライフスタイルと価値観の変化に対応した次世代の企業戦略について、企業の格、開発、商品の点からの視点もご紹介いただきました。

山村様、ご多忙のところ、刺激的な活動事例とその背景のお話、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年7月15日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】大本綾様によるグラフィックレコーディング技術取得の為のワークショップを開催致しました。

今回で構想設計コンソーシアムへは、3回目の招聘となります大本綾様による、ビジュアル言語スキル指南を議題としたワークショップを開催致しました。

会議内容をビジュアル言語で記録するグラフィックレコーディングを最終的な目標とした時に、その第一歩としてのスキル指南に関わるワークショップです。

目的と致しまして、以下を設定していただきました。

・ミーティングやプレゼンテーション等でビジュアル言語を使うことの魅力を伝える。
・ビジュアル言語を使う機会と場をデザインする。

結果として、視認性改善や幅広い意見吸引、決定事項判断の問題は、ビジュアル言語のアイコンを活用したり、手書きドローで解決しそうであるとの感触を得ることが出来ました。

また、このワークショップを開催したことで、ビジュアル言語を使用することを踏まえたDBM開発への要望がいくつか出てきて、秋の合宿に向けて、ビジュアル言語アイコンの整備を進めて行くこととなりました。

本日は皆さま長い時間、大変お疲れさまでした。
大本様、どうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
WS開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)
☆今回のワークショップで作成されたアイコン・ライブラリー(PDF形式:619KB)

2016年7月6-7日

DBMユーザー会を開催致しました。

先月22-24日開催の第27回設計・製造ソリューション展(東京展)にて当ブースにお越しいただき、DBMに特にご興味をお持ちいただいた方々を主な対象とさせていただきまして、7月6日は「DBMユーザー会@関東」として当所臨海副都心センター(東京都江東区)にて、7月7日は「DBMユーザー会@関西」として当所関西センター(大阪府池田市)にて、2日間に渡ってDBMのユーザー会を開催致しました。

ユーザー会の内容は、DBM使い方入門&ユースケースイメージ紹介と、実際にDBMを操作していただきながらの「会議の実効性向上について」というお題のミニワークショップを設定致しました。

参加者の方々には、事前にDBMをご自身にて習得していただいていたようで、高いレベルでのユーザー会となり、良い雰囲気で深い議論をさせていただくことが出来ました。

ご参加いただきました方々、どうも有難うございました。


開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2016年6月22-24日

第27回設計・製造ソリューション展(東京展)に出展致しました。

6月22~24日の期間に東京ビッグサイトで開催されていました「第27回設計・製造ソリューション展(東京展)」に出展致しました。

プロジェクトの概要、開発中のデザインブレインマッピングやブレインストーミングシステム等の内容紹介や展示を行いました。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:1.8MB)】

お陰様で、3日間で約130名の方々から、問題意識や研究開発へのご意見を伺う事ができ、盛況でした。1名平均約20分間、熱い議論もさせて頂き、今後の研究開発に大変参考となりました。

当ブースにお越しいただきました方々へ厚く御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
当ブースの様子
@東京ビッグサイト(東京都江東区)

2016年6月7日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】2015年度グッドデザイン金賞に輝いた「HACKberry」を開発したexiii株式会社 代表取締役 近藤 玄大様に話題提供いただきました。

HACKberry」は、身体機能を補うマイナスをゼロに近づける存在だった義手を単に安くするだけではなく、マイナスをプラスに変え、思わず健常者が義手を羨ましいと思ってしまうような世界を目指した製品です。

NPO法人を構成する方々からの声を参考にしながら開発を行い、設計データを全てウェブ上に公開し、世界中の開発者やデザイナーに無償で提供することで、機能やデザインの選択肢がどんどん追加改良、拡充されていく仕掛け、製造は3Dプリンターを利用して製品コストを抑え、導入への敷居を下げる等、新しい試みが随所にちりばめられています。

今回の会合では、近藤さんのこれまでの経験と問題意識、「HACKberry」でみんなと行いたかった事、プロフィットとノンプロフィットとの関係等の話題提 供を頂き、その後、各企業の状況に置き換えた議論を行いました。

尚、会合の議論で、構想設計手法の書籍化に向けて、次回の会合より、デザインブレインマッピングを用いたミニワークショップを必ず行うという事になりました。

近藤様、貴重なお話と議論へのご参加、どうも有難うございました。今後とも宜しくお願い申し上げます。


CoDE会合の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年5月20-21日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

今回の合宿では、個人ーチームー全体の枠組みで、それぞれ実際にDBMを活用し、ブレストシステムやDBMの集中議論を行いました。チームでの議論の前に、個人の意見をDBMで集めておくことで、個々人の意見が反映される、マージが楽で意見も残る、ポストイット使用時と異なり「イノベーション」等の緩い言葉を用いないので議論が具体的になる等、ベネフィットが実感できました。

合宿メニュー、題材としては、DBMの手法化に関わる先導的な全体ユースケース可視化として、「DBM手法化のための「構想設計手順」のユースケース可視化」、休憩を挟んで、「ブレスト手法化のための「チームブレスト環境」の可視化」及びブレストプロトの検証ケースと研究開発の優先順位の議論、夕方以降はDBMに関わるデータ可視化の議論及び研究開発の優先順位の議論を行い、フリーディスカッションの後、初日を終了しました。

翌日は、DBMの手法化に関して、関係性の記述と可視化等について、引き続き議論を行い、取り纏めの後、アクションプランを作成しました。

ぎっしりと詰まった合宿メニューをこなして頂きありがとうございました。DBMの手法化に向けての大きな一歩になったと思います。参加された方々は大変お疲れ様でございました。

 
CoDE合宿の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2016年5月12日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】株式会社レア 大本綾様によるワークショップを開催致しました。

新しい構想設計会議のためのブレストシステムプロト手法検討ワークショップを、昨年12月のワークショップで好評だった大本様に、お願いしました。事前のヒアリングや運営側のリクエストの内容をベースに、具体的に次のアクションに繋がるようにプロセスをデザインして頂きました。

CoDEメンバーに「組織の一部だけではなく、自らがクリエイティブだと自覚し、 多様な背景の者と協働しながら創造的な結果を導く」体験をしてもらい、構想設計会議のあるべき姿を明確化し、ブレストシステムプロト手法検討をより実効的に行う次のアクションに繋げるというのが今回お願いした内容です。

概要としては、創造的な結果をもたらすブレストに必要なアティチュード、マインドセット、ツール等についてご紹介いただくと同時に、実際にそれらをメンバーに体験していただく内容で、午前10時~夕方17時まで、ほぼ1日かけて行われました。

ワークショップ後半にはオープン・スペース・テクノロジーを導入頂きましたが、その効果は著しく、課題に感じていたトピック、疑問に思っていたことを参加者全員がそれぞれ自分事として捉え、情熱的に次のステップのアクションについて語り、ワークショップ開始時の状態から大きく変化し、今にも実現のために動き出しそうな熱気に溢れたワークショップとなりました。

またワークショップ運営面で学んだ事は、具体的な議論に入る前の準備体操部分の重要さで、ややもすると効率重視で準備体操部分の時間を省いてしまうと、却って議論の質と効率を下げてしまうということが実感として確認できました。

この結果を踏まえて5月20-21日の構想設計コンソーシアム合宿で検討を展開します。
大本様、本日は長時間どうも有難うございました。また、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
ワークショップの様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年4月25日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】ベストセラー「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」の著者、佐宗 邦威様に話題提供いただきました。

今回は、株式会社biotope代表の佐宗邦威様に、構想設計コンソーシアムメンバーに「ビジネス現場でのデザイン思考の活用の仕方についてイメージを持っていただく」主旨で話題提供と議論参加をお願いしました。佐宗様は、P&Gマーケティング部やSONY(株)デザインセンターでブランドマネージャーや組織立ち上げに関与した後、イリノイ工科大学Institute of designに留学、新しいデザインの世界を切り開いている第一人者です。

話題提供は、ミニワークショップも交えて、参加者からの反応を素早く内容に反映させたもので、左脳人間の右脳トレーニング法、デザイン思考の論点整理等、実経験に基づき、非常に示唆に富んだものでした。

「認知科学的な知見によると、文字は差異を見るが、イメージは共通性を見る」「デザイン思考とは非デザイナーを対象とした発想法であり、仮説推論・演繹法・帰納法の組み合わせである」等の切り口で整理頂き、腹落ちする説明により、参加者一同、一層高いレベルの問題意識とモティベーションを得ることが出来ました。

開発中のデザインブレインマッピングやブレストシステム機能プロトではイメージの扱いも考慮しており、今後、そのユースケース議論も活発化しそうです。

佐宗様、ご多忙の中、ご協力頂き、どうもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年4月15日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】takram design engineering デザインエンジニア 櫻井 稔様に話題提供いただきました。

今回の構想設計コンソーシアム会合では、デザインブレインマッピングによる構想設計プロセスの可視化を中心に、蓄積されたデータの可視化による気付き誘発や決定判断への参考、マルチプロフェッショナル視点の威力、構想設計プロセスのチェック、5年後に改良製品開発を行う別チームを想定した可視化等の議論を行いました。

日本を代表するデザインエンジニアリング企業の一つ takram design engineering ディレクター田川欣哉様のご協力により、同社の主要デザインエンジニアの一人で、RESASプロトタイプの設計担当の櫻井稔様に話題提供と議論参加をお願いする事ができました。櫻井様は、デザイン視点でのコンピュータ環境の研究・製作や、ビッグデータビジュアライゼーションや3Dプリンティング・UI/UX領域について積極的に取り組まれている方です。

前半では、櫻井様から takram design engineering 流のデザインプロセス、RESASプロトタイプの開発経緯と可視化によるポテンシャル等、後半の議論に役立つ話題提供を頂き、後半には、構想設計コンソーシアムメンバーとの議論にご参加頂きました。

議論は、RESASプロトタイプにおけるPROBLEM REFRAMING、STORYWEAVING & PROTOTYPINGの事例を基に、鳥の目と虫の目を両立した可視化、プロトタイプ右脳と左脳の双方を意識した可視化、可視化による効果等、企業の現状を考慮した内容で行われました。

残りの時間で、現在開発中のブレストシステム機能プロトタイプについて、人とシステムのインタラクションを向上させるための可視化、ブレストシステムとデザインブレインマッピングが同期したシステムの可視化等の発展的な議論も行いました。
櫻井様からは関係性を有効に可視化するアイデア等、種々のご示唆も頂きました。

RESASプロトタイプ等でのプロトタイプ可視化によるポテンシャルを認識した上での議論は刺激的で非常に有効でした。田川様、櫻井様、どうも有難うございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年3月23日

2015年度第四回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

今回は、千葉県柏市の東京大学人工物工学研究センター様にて開催となりました。

プロジェクト推進会議では進捗状況等の共有、ポスターセッションではアイデア交換等、活発な議論を行いました。

また、東大鈴木克幸教授のご案内で隣接する宇宙線研究所と国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(KavliIPMU)の見学も行いました。

その後の交流会では、今後の活動展開の戦略と戦術等について、知恵の交換等、有益な議論が出来ました。

 
開催の様子
@東京大学人工物工学研究センター(千葉県柏市)

2016年3月9日

「山口県産業技術センター技術発表会&中国地域産総研技術セミナーin山口」にて基調講演を行いました。

(地独)山口県産業技術センター様と産総研中国センターの主催で、山口県産業技術センター様の研究成果、技術支援活動の一般の方向けの発表会と、地元企業や研究機関との連携や交流促進を行うセミナーが開催されました。

⇒関連情報

参加者数は90名程で、主な参加者構成は、経営者、デザイナー、工学技術者の方でした。

基調講演にて、当プロジェクトリーダー手塚明より「『見える、繋ぐ、創る。』~デザイナーと協業する意義~」というタイトルで、日本の製造業において、デザイナーと協業する意義を解説致しました。

講演の最後には、以下のような話を致しました。

 これからの時代、日本の技術力を活かした上で、経験価値を訴求ポイントにし、経営的にも勝っていくためには、デザイン・工学・経営のワンセットが必須になってきます。

 デザイナーではない方もデザイン思考に慣れ親しむ事で、デザイナーとの協業がスムーズに行き、リーンスタートアップ等の経営的な方法とダイレクトにつながります。

 産総研では、製造企業を主たるターゲットとして、デザイン思考を具体的に推し進めるためのツールと手法を開発中で、山口県産業技術センター企業支援部デザイングループとも連携を予定しています。

 
開催の様子
@山口県産業技術センター(山口県宇部市)

2016年3月4日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 特別顧問の吉川弘之先生との意見交換会を行いました。

SIP「革新的設計生産技術」のステージゲートの結果報告とその後のプロジェクトの進展等状況について説明を致しました。

また、一般設計学との関係について議論させていただきました。

吉川先生からは、

 一般設計学は、(機能と)属性の距離空間が定義出来ればその空間上で設計解が収束する、といういわばスタティックな理論保証を与えるものである。しかし、実際の設計ではその距離空間を客観的指標で定義しにくい場合も多い。ここでやりたいと思っているのは、設計に関わる様々な人々が独自の距離感覚を持ちながらも双方向に協調し設計を進めていく、という(直観的で計算機では成し得ない)ダイナミックな(人間の集合的思考)プロセスを観察し理論を追及することではないのか、

とような貴重なご示唆を頂きました。

その後酒席を設け、さらに深く意見交換をさせていただきました。

昨日の日立アプライアンス㈱様との会合においても議論になったのですが、偶然にも2日続けて同じ「人間の能力を工学でどのように最大限引き出していくか」という議論となり、一同、盛り上がりました。


会合の様子
@JST(東京都千代田区四番町)

2016年3月3日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】日立アプライアンス㈱様 多賀工場の見学及び意見交換会を行いました。

工場では、3つの製品について、設計と製造のコラボレーションとなっているセル生産システムを見学させていただきました。

セル生産システムは、作業技術者の潜在的な能力を最大限に生かすような仕組みとなっており、セル生産の特徴として、作業タイムから設計の要改善箇所がピンポイントで分かるというメリットがあり、これが設計製造連携の仕掛けの一つである事がわかりました。

意見交換会では、日立アプライアンス㈱様で行われているSプロと呼ばれる検討会議(数十人規模)との比較で、当プロジェクトの研究開発内容の現場視点での妥当性について議論させていただきました。

事業主管の石井吉太郎様からは、特に以下の項目について確認がありました。研究開発ではこれらすべてに留意して行っている点を説明すると共に、今後の開発の参考とさせていただきました。

・部分的に急な設計変更にも泥臭く対応可能で、皆が納得できる、共感できるようなシステムを目指しているか?
・急な設計変更に担当者自ら決定に立ち会うことが可能で、各部門が連携して、相互補完的に助け合えるようなシステムになっているか?
・リーダーの決心を見せ、関係者との信頼関係を構築出来るようなシステムになっているか?
・関係者すべてが過去の履歴を閲覧できるような仕組みとなっているか?

次回はプロトタイプを持参し、コメントやご意見をいただく予定です。

この後開催していただきました懇親会では、さらに深く議論をさせていただきました。

どうも有り難うございました。

2016年2月4日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】ブレストシステム機能プロトタイプの紹介を致しました。

構想設計段階で実施されるブレーンストーミングは、大変重要ですが、ブレーンストーミングの質を高め、効率的に実施することを手助けするツールのプロトタイプが完成しました。

まだ初期開発段階ですが、今後構想設計コンソーシアムメンバー等に試用していただき、より実用的なツールとなるよう、フィードバックを行いながら改良を進めていく予定です。

近日中に当サイトにて紹介のページを公開する予定です。


会合の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2015年12月16日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】カオスパイロット卒業生 大本綾様によるワークショップを開催致しました。

デンマークのビジネススクール「The Kaospilots」初の日本人卒業生の大本綾様をお招きし、事前に製造企業の実情をお話しした上で、

・方法に規定されないデザイン思考
・右脳的な能力活用
・誰でもどこの部署でもクリエイティブ

というこちらからの要望をお伝えし、話題提供と体験ワークショップのメニューを組んで頂きました。ワークショップの後、大本さんにも、現在開発中のブレストプロトに関する議論に参加して頂きました。

前半では、カオスな状況でもクリエイティブをリード出来る能力を培うカオスパイロットの教育メニューと産学官の活動、IDEO等でされているが一般に語られていないデザイン思考の重要な一側面(特にMITのオットー・シャーマー氏が提唱するU理論の左側バンク)、及びクリエイティブ思考について話題提供頂きました。

 
大本様から話題提供
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

後半は、前述のU理論の左側のダウンローティングに該当する部分(=1.聴く場をホールドする力。2.観る力。3.感じ取る力。)の疑似体験メニューをご用意頂き、コンソメンバーと体験し、多くの気付きを得ることが出来ました。

 
 
絵の具等を使ったワーク
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

 自分が何をしたいか軸を定めた上で、他人の背景を推し量ったり、してくれたことを受け止めたりというようなことに気を付けていないと、他人からのクリエイティブを受け取ることが出来ないし、自分のクリエイティブも発現出来ないというような気付きを得ることが出来ました。

2015年12月08日

第三回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

第三回目は、組織におけるフューチャーセッションについて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村様に概論、(株)ブリヂストン 小平様、(国研)JST 嶋田様、弊所 安宅の3名の方に事例をご紹介いただき、その後、会場を交えたパネルディスカッションを行いました。

組織のフューチャーセッションに関わる現状の課題、向かうべき方向、そのために今行うべき事等、の事前設計に関わる議論組み立てを試みました。同時に、ファシリテーションスキルの属人性の問題、トップダウンではなくミドルアップの議論方法の問題等、人依存の現状を誰もが能力を発揮出来る形で、どのように研究開発に反映させ、打開していくかについての有効な知見も得られました。

参加者の皆様、フューチャーセッションについては認知度が低いという現状で、お忙しい中、ご参集頂き、ありがとうございました。

開催の様子
@産総研つくばセンター共用講堂ホワイエ(茨城県つくば市)

2015年11月27日

2015年度第三回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

今回は、開催プログラムの初めに、熊本大学 名誉教授 川路茂保先生にご講演をお願い致しまして、SIPの意義・目標のひとつである「地域発のイノベーション」に沿って、ご自身のご経験に即した事例紹介をしていただきました。

プロジェクト推進会議、ポスターセッションでは、プロジェクト全体及び各項目についての進捗状況の発表や今後の計画等を確認致しました。

また、金剛㈱様の工場・展示場の見学をさせていただきました。

夕方からの意見交換会では、事業化興味企業の金剛様も交え、さらに踏み込んだ内容の議論を行いました。

 
開催の様子
@金剛株式会社様 本社(熊本県熊本市)

2015年11月24-25日

DBMユーザー会を開催致しました。

DBMにご興味をお持ちの所内外の関係者にご参加いただき、11月24日に、産総研臨海副都心センターにて「DBMユーザー会@関東」、11月25日に、産総研関西センター(大阪府池田市)にて「DBMユーザー会@関西」を開催致しました。

ユーザー会趣旨、DBM使い方入門、ユースケースイメージ、最後には、質疑応答及びご意見を伺う、という内容で行いました。

その場で、対話させていただき、貴重なご感想、ご意見等いただくことが出来ました。今後のDBMの開発に繋げていきたいと思います。

ご参加いただきました方、どうも有難うございました。


開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2015年11月16日

第二回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

弊所内の反応を見るために、第二回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

産総研本部情報棟にて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村恭彦様にお越しいただき、複数業種の企業からの参加者も交え、所内の事務方や複数分野の研究者という多彩なメンバーにより、

「イノベーション・ファシリテーター入門」
- イノベーションプロセスを推進するための課題設定力、共感力、コラボレーション力を高める -

という題目でワークショップ形式のセミナーを開催致しました。

会議ファシリテーションを超えて、イノベーションプロセスを推進するための、真のファシリテーションの基礎を学びました。そのポイントは、極めてシンプルなものではありますが、自分の思いや事情を一旦緩めて、他の人とシェアできるような「問いづくり」にあるということでした。

 
開催の様子
@産総研本部情報棟(茨城県つくば市)

2015年11月12日

Hitachi 多賀事業所の石井様と会合を行いました。

日立アプライアンス株式会社事業主管の石井吉太郎様をはじめとする、日立アプライアンス株式会社の方々と構想設計コンソーシアムメンバーとで、組織内の構想設計プロセスの可視化と制御(マネージメント)、組織内外の開発会議の場の制御のためのブレストシステム(環境構築)についてのお話と、構想設計プロセスについてフリーディスカッションを行いました。


会合の様子
@日立アプライアンス株式会社多賀事業所(茨城県日立市)

2015年11月10日

インハウスデザイナーとの交流会を開催致しました。

本サイトにて公開中の「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」制作の際に、インタビューをさせていただきました複数企業のインハウスデザイナーの方々との交流会を開催致しました。

こちらからのインタビューは個別に訪問させていただいたので、企業の方々でのお顔合わせは初めてです。会社はそれぞれ別ですが、企業のデザイン部署という共通の立場を持っていらっしゃる方々との交流の場を作ってみました。

その上で、経済産業省デザイン政策室、構想設計コンソーシアムメンバーも加わり、上述のアクションツールでの問題解決のためのSIP開発内容のご紹介、効果測定についての議論、来年度のアクションツールの守備範囲やご要望について等のお話を致しました。

 
開催の様子
@産業技術総合研究所東京本部会議室(東京都千代田区霞が関)

2015年11月04日

第3回超上流デライト設計・生産クラスターワークショップに参加致しました。

東京大学生産技術研究所S棟アニバーサリーホールにて開催されました。

関係者主催者挨拶の後、4テーマの発表、自由討論が行われました。

山中俊治教授の研究室、MIAMI研究室、地下ラボ、試作工場の4箇所の見学もございました。

 
開催の様子
@東京大学生産技術研究所(東京都駒場)

2015年11月02日

「Dollhouse VR」開発 プレスリリース致しました。

本プロジェクトの実施項目の内1つの「デライトデザインインターフェースの研究開発」にて開発を進めております、「Dollhouse VR」につきまして、本日プレスリリース致しました。

産総研公式サイトより、「複数人で協調して空間をレイアウトするシステム「Dollhouse VR」を開発」というタイトルで記事をご覧いただけます。

報道機関では、11/3付の日刊工業新聞17面及び、日刊工業新聞Web版に掲載されました。

2015年10月29日

2015年度第2回SIP現場視察が行われました。

佐々木PD、木村subPD、内閣府の方々の6名が、産総研東事業所にご視察にいらっしゃいました。

手塚より、研究開発の進捗状況、DBMによる工程設計の形式知化、持丸より箱庭インタフェースについてのスコープの説明、杉浦よりDollhouse VRの紹介、東大 パウロ研究員より身体性を考慮した製品デザイン支援インタフェースの紹介の後、Dollhouse VRのデモ体験会を行いました。

議論をさせていただきながら、いろいろとご指摘をいただき、今後の方向性についての有益なご助言をいただくことが出来ました。
どうも有難うございました。

 
ご視察の様子
@産総研東事業所(茨城県つくば市)

2015年10月7-9日

第18回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

インテックス大阪(会場アクセス)で開催(10月7-9日10:00-18:00(9日のみ17:00終了))の第18回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

DBM、ブレストシステム、デザインと機能設計の効果測定モデル等の内容紹介や展示を行いました。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:1.8MB)】

3日間で、約160名の方と意見交換と共にフィードバックをさせていただき、誠に有難うございました。


本プロジェクトブースの様子
@インテックス大阪(大阪市住之江区)

2015年9月24日

2015年度第二回SIP/DMCTセルフチェック委員会&プロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

セルフチェック委員会では、評価委員会の先生方に、本プロジェクト進捗状況の報告、確認及びそれらを踏まえた上での今後の計画、運営の方向性等について説明し、ご講評をいただきました。

また、プロジェクト推進会議、ポスターセッションでは、DMCTプロジェクト及び構想設計コンソーシアム関係者にご来場いただき、意見交換等の交流を行いました。

 
セルフチェック委員会&ポスターセッションの様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区 お台場)

2015年9月17日

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)革新的設計生産技術シンポジウム2015」に参加致しました。

展示物では、DBMを実際に試用体験いただけるPCや、DBMの操作方法及びユースケースの動画、「Dollhouse VR」という名称の、チームで協調して空間デザインを行うシステムを公開しました。

また、前日プレスリリース致しました、「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」を紙面にて配布致しました。


本プロジェクトブースの様子
@日本科学未来館(東京都江東区 お台場)

2015年9月16日

本サイトにて「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」(PDF File:1.9MB)を公開しました。

上記タイトルリンク文字からもアクセス出来ますが、トップページからも、「議論の素材」としてリンクを張ってあります。どうぞご覧ください。

また、産総研公式サイトより「デザイン・機能設計の現場力強化に向けたアクションツールを公開 -研究開発と企業をむすぶイノベーションスタイルの試行-」というタイトルでプレスリリースしております。

報道機関では、9/17付の日刊工業新聞27面及び日刊工業新聞Web版に掲載されました。

2015年9月15日

第一回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

弊所内の反応を見るために、第一回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

産総研第二事業所にて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村恭彦様にお話しいただき、「フューチャーセッション 理論と実践」という題目でフューチャーセッションの仕組みや、ファシリテーションスキルに関する知見や体験が出来るセミナーを開催致しました。

「フューチャーセッション」や「ファシリテーション」は、本プロジェクトの内容にも非常に繋がりのある分野になりますが、まだまだ外部も含め、認知度が低いのが現状です。

今回も含めて、今後、本年度内に試験的に全3回シリーズで開催する予定です。


フューチャーセッション開催の様子
@産総研第二事業所(茨城県つくば市)

2015年9月11-12日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

構想設計プロセス及びブレインスト-ミングシステムの集中議論、DBMのユースケース、構想設計プロセスをDBMを使い記述、DBMのユースケースとその他融合議論、フリーディスカッション等、凝縮された内容となりました。

参加された方は、大変お疲れ様でした。


CoDE合宿開催の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2015年8月4日

第2回超上流デライト設計・生産クラスタワークショップを開催致しました。

革新的設計生産技術の4クラスタのワークショップが、産総研 西事業所 つくばイノベーションアリーナ連携棟ホールにて開催されました。

各クラスタ発表の後、サブプログラムディレクター 木村文彦先生の司会の元、総合討論が行われました。内閣府政策統括官付プログラムディレクター 佐々木直哉様よりご講評をいただき、閉会となりました。

発表に関しましては、研究開発内容に関する報告、クラスタ間のコラボレーションの創出ということも目的としております。


クラスタWS開催の様子
@産総研西事業所(茨城県つくば市)

2015年7月29日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】富士通デザイン株式会社 代表取締役社長 上田義弘氏に話題提供していただき会合を開催致しました。

会合は、東京都港区六本木にある富士通デザイン株式会社様の施設、「HAB-YU」にて開催されました。

「富士通におけるトータルUXデザイン活動とHAB-YU」というタイトルで、

①富士通デザインの概要
②お客様案件に対するトータルUXデザイン活動
③新規商品開発におけるトータルUXデザイン活動
④ライブトークの着想からプロトタイプ開発
⑤トータルUXデザイン活動とHAB-YU

の内容でお話いただきました。

2015年6月23日

【先駆的ユーザーチームCoDEの活動】国立開発法人科学技術振興機構 特別顧問の吉川弘之先生との意見交換会を開催致しました。

構想設計プロセスの把握と改善の為に、デザインブレインマッピング(DBM)というデジタルKJ法ソフトウェアを開発しています。その問題意識とユースケースを具体的に共有した後、研究開発に落とし込むという手法をとっており、それについて、先生と議論致しました。

2015年6月5日

2015年度第一回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

評価委員会の先生方、DMCTプロジェクト及び構想設計コンソーシアム関係者にご来場いただき、意見交換等の交流を行いました。


ポスターセッション開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2015年5月20日

SIP視察

佐々木直哉プログラムディレクターをはじめ、内閣府の方々、SIP関係者約20名が、産総研つくば東事業所及び筑波大学にご視察にいらっしゃいました。

現在、異業種複数企業の方々のご意見等を取り入れながら、産総研で開発を進めております、ブレインストーミングを促進するツール、DBM(Design Brain Mapping)の進行状況の説明等を致しました後、筑波大学にて、ブレインストーミングを促進する環境構築の現在の進行状況のご見学を行っていただきました。

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