活動報告

DMCTは、【研究開発チーム】+【暫定ユーザーチームCoDE】+【事業化企業】の三位一体の研究体制を採っています。

2017年05月19日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】東京理科大学理工学部経営工学科 准教授 日比野 浩典様に話題提供いただきました。

日比野氏は「つながる工場」等で活動されている方ですが、経営工学科にいらっしゃるという事で、今後、構想設計からみたIoTの検討に関わっていただきたいという意図で、今回の話題提供をお願い致しました。

会合のお題は「構想設計からみたIoT」とし、構想設計プロセスの観点でAI及びその入力としてのIoTのためのプラットフォームのあり方をきちんと考えておきたいということで、以下3点について事前に問題意識として挙げさせていただきました。

①構想設計視点で見たときのIoT、つまり、上流下流のいろんな場所でデータが入ってきたときに、データ判断の全体最適、上流下流の整合性の取り方。
②IoTプラットフォームを考えると、出口は機械で、そこへの出力データを人間が用意する機械中心フローと、人間の思考や判断をするための人間中心フローと、区別して考えるべき。
③現状、AI/IoTの情報取得/処理の話ばかりが主流だが、一番怖いのはAI/IoTの受け皿として、ダッソーシステムズやシーメンスが計画している開発上流から下流まで(構想-CAD-CAM-CAE-BOM等)を連続的に繋ぐプラットフォームであり、これに仕切られると、製造業系の開発が牛耳られてしまう。

日比野様からは、IoT時代のつながる工場の動向と将来について詳しくお話いただき、後半ではその内容について、構想設計コンソーシアム参加者と前述の問題意識を絡めた意見交換等を行いました。

本日はどうも有り難うございました。

2017年04月26日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】株式会社日立製作所 主管デザイナー 古谷 純様に話題提供いただきました。

古谷様には、「デザイン思考の「来し方行く末」」という題目で話題提供いただきました。

工学系出身の古谷様がどういう経験とメニュー、プロセスでデザイナーになったか、当初はデザイナーがどう見えたか等の体験談も交えて、研究開発とデザインを合体させた日立製作所における取り組みの振り返りと現状をご紹介し、今後のデザイン思考の可能性について、クリエイティブ産業課様も含め、参加者の皆さまと意見交換させていただきました。

デザイン本部が社内の仕事を探索した時期があり、それがデザインの守備範囲を広げ、観察からUXを検討し、対話的に開発を行うという手法の確立に繋がった。デザイン思考の上面のブームは一段落付き、これからは本質的な活動が進んでいく。デザインが数字とか査定とかのロジカルに押しつぶされない工夫が必要、等の議論を共有しました。

本日はどうも有り難うございました。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年02月24日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】株式会社良品計画 事業開発担当部長 生明弘好様に話題提供いただきました。

生明様は、2006年の会社設立時から2014年4月までMUJI USAの社長をなさり、また中国店舗の立ち上げも担当された方で、現在は、株式会社良品計画の事業開発担当部長をなさっています。

今回は、ビジネスとデザイン、顧客起点、社会とのつながり等の観点で話題提供いただきました。特に、良品計画では現在、小規模都市への出店をどのようなプラットフォームで行うかを検討しており、そのお話もお伺いすることができました。

無印は、ハレとケで言うと、ケ(褻)(=普段の生活である「日常」)を対象とし、当初から、人がどのようにモノを置くのか、どういう生活をするのか等、実際の人の生活行動を観察情報とし、商品開発を行ってきました。そのようなことにより、顧客層のターゲッティングはせず、その結果、客層は様々となっているそうです。

現在は、地域が抱える問題を解決する為のいくつかのプロジェクトに取り組んでおられ、また今後の取り組みとして、自治体との協働による地活性化支援についてお話いただきました。

お話の全体から見えてきたのは、現状事業も未来事業も、共にケ(褻)が対象である、ことで軸が通っている点で、ブランディングも含めた構想設計の組み方の参考になりました。

後半はデザインプレインマッピング開発に関わる議論にもご参加いただき、有用なご意見等いただくことができました。

本日はどうも有り難うございました。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2017年02月14日

感性の共創・UXデザインを促す製品開発 ~ 感性を活かしたものづくり -感性×共創- ~」にて講演致しました。

広島県にある福山市ものづくり交流館にて、公益財団法人ちゅうごく産業創造センターと当所中国センターとの共催で本シンポジウムが開催され、プロジェクトリーダーの手塚明が「感性の共創・UXデザインを促す製品開発 ~関係性デザイン議論共有ソフトウェア DESIGN BRAIN MAPPINGと手法化~」のタイトルで講演致しました。

感性はデザインや商品企画等の開発上流の方々のものだけではありません。製造や設置、販売等の下流側も感性を有しています。このような上流下流の感性を共創させる事が重要です。その際、様々な視点や立場からの感性がばらばらにならないようにUX(ユーザー体験)から統一的に見てみるマインドが大切です。

産総研では、関係性の議論を共有し協業出来るDBM(DESIGN BRAIN MAPPING)を開発中で、上流下流メンバーでのDBMベースのワークショップの紹介、掃除機を例としたUXデザインを促す感性の共創の事例をお見せしながら、DBMとそれを用いた手法を紹介しました。

質疑応答も活発に頂き、その後の交流会でも様々な企業の方々と名刺交換・意見交換させていただき、有意義なサロンでした。

企画いただいた広島県立総合技術研究所西部工業技術センター生産技術アカデミー 製品設計研究部の橋本晃司様、有難うございます。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@福山市ものづくり交流館(広島県福山市)

2017年02月03日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】コピーライターのマエキタミヤコ様に話題提供いただきました。

マエキタ様は電通でテレビCM担当をされていました。代表作は「職業選択の自由、あはん」です。テレビCMは情報発信の対象者が老若男女すべてであり、CMを起点として各種キャンペーンが展開されるので、伝える能力が鍛えられたとの事です。

今回は、コピーライターの発想法や考え方の基本を伝授いただきました。キャッチコピー製作のプロセスでは、思いつく限りの言葉を並べてもらいキャッチコピープラットフォームを作り、その上で「思いがあるのに言葉にならない」という状態を対話的に解し、最後にコピーライターの感性で選択する、ということが行われます。

コピーライターへの発注には、通常の仕様書の代わりに、オリエンテーションシートが必要で、定型フォーマットがなく、このクオリティによってコピーライトの質も左右される等の話を伺いました。

これらのお話は、DBMを用いたコンセプトメイキング手法にも応用可能性があり、DBMでの議論検討の一ジャンルとして非常に参考になりました。

日頃、出会う機会のないコピーライターの発想の構造に触れることができて、参加者一同、感激しました。

マエキタ様をご紹介頂いた㈱コボの山村様、有難うございます。マエキタ様、本日はどうも有り難うございました。

(今回は話を聞くことに夢中になってしまい、写真を撮る事を忘れてしまった為、画像の掲載はございません)

2017年01月20日

2016年度SIP/DMCTプロジェクト総括イベント ~構想設計の手法化に向けて~ を開催致しました。

本イベントはSIP/DMCTプロジェクトの今までの活動の総括と今後の展開プランを共有するために、推進会議、講演、ポスターセッション、成果物デモ、ワークショップ、交流会という盛り沢山な内容で、産総研つくば東事業所(茨城県つくば市)にて約半日にかけて行い、セルフチェック評価委員の先生方をはじめとして、NEDO関係者、SIP/DMCTプロジェクトの共同提案・共同研究先、構想設計コンソーシアム会員様、その他本活動にご興味をお持ちいただきました企業、所内関係者等、約30名以上の方にお集まりいただきました。

推進会議は、今までの活動報告と今後の活動予定について、セルフチェック評価委員の先生方のご意見をいただきながら、プロジェクト関係者と話合いを行い、事業化のためのシンボリックな活動(出版及び普及啓蒙活動も含む)として、新たに「構想設計イニシアチブ」(TIDE:The Initiative of Design Effectiveness)を立ち上げるという事になりました。

 
推進会議

講演では、経済産業省 商務情報政策局生活文化創造産業課(クリエイティブ産業課) 松島さおり様より「デザインとビジネス」、未来研究トーク 事務局長 嶋田一義様より「ブレストシステムへの期待」、当プロジェクトリーダー手塚より「SIP/DMCTプロジェクトでの実験と今後の展開」というタイトルでお話いただきました。

 
講演

ポスターセッションでは、各研究担当者によるトーク形式で順番に発表していただき、その後、自由なディスカッションの場を提供し、種々のアイデア交換で盛り上がりました。

 
ポスターセッション

成果物デモは、本プロジェクトで開発中の「イメージシャワー」と「ブレストシステム」を実際に動かしながら解説を行い、その後参加者の方にも実際に触れて頂き、体験を楽しんで頂きました。

 
成果物デモ

ワークショップでは、本プロジェクトで開発中の「デザインプレインマッピング(DBM)」を実際にご使用いただき、「「イメージシャワー」と「ブレストシステム」をどこで誰とどの目的で使いたいか?」について、個人ワークからグループワークに展開して、その結果を全体でシェアし、DBMベースのワークショップを経験頂きました。

 
ワークショップ

ご参加いただきました皆様、本日は雪もちらつき寒さ厳しい中ご来場いただき、誠に有り難うございました。

2016年12月22日

精密工学会 MEMS商業化技術専門委員会内の第6回 IoT製造研究会でプロジェクトリーダの手塚明が「ポストIoTに向けたデザイン思考の展開」という題目で話題提供しました。

第4次産業革命に関わる「新産業構造ビジョン中間整理」の紹介、AIの特性分析、IoTとデザイン思考の関係、SIP/DMCTチームの研究開発の紹介を踏まえ、IoTとデザイン思考とつなげる事でニュービジネスが可能になるという議論を会場と共有しました。

⇒【発表資料:ポストIoTに向けたデザイン思考の展開 (PDF:3.5MB)】

 
開催の様子
@産総研つくば東事業所(茨城県つくば市)

2016年12月08日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】子供の発想を刺激として、一般的な製品開発等のアイデア発想を促す「こどもOS」の開発をされている大阪府産業デザインセンター主任研究員 川本誓文様によるワークショップを開催致しました。

始めに、こどもOSランゲージを使ったアイデア・デザイン発想手法について川本様よりご講義いただいた後、個人ワーク→グループワークを行い、発表、結果考察・ディスカッションを行いました。

ワークショップでは、カードや附箋等の文房具を使用したアナログ版チームと、DBMを使用したデジタル版チームに分かれて、その違いを比較してみました。

比較の結果、以下のようなことが確認出来ました。

・個人ワークではDBM班が効率や発想の量と質で圧勝。

・グループワークではアナログ版チームが盛り上がり感と創発性で圧勝。

・グループワークで設定した議論の枠組みがシンプルで、対話を重視したセッションだった為、入力担当者を1人と設定しているDBM班では、必然的に対話感が無く、創発の盛り上がりに欠けた。

・上記のことからもグループワークで各人が同時に入力出来る仕組み(参加者同士のUI(ユーザーインタフェース)デザインの工夫)がDBMに必須である。

最後にまとめとして、DBM手法との関係について議論致しました。

これらの検証や議論により、以下が確認出来ました。

・DBM手法の方向性としては、ひらめき発想系ではなく、UX(ユーザーエクスペリエンス)からの関係性で議論の枠組み(フレーム)を変えながら創発していくスタイルが適切である。

・DBM自体としては、ひらめき発想創発系のグループワークへの対応も必要である。

川本様、Mac版も現在制作中ですので、その折には是非、DBMをこどもOSでもご活用なさってみていただけると幸いです。

本日はどうも有り難うございました。

 
 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年11月11-12日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

今回の合宿では、DBMを用いた3チームに分かれたワークショップ形式を用いて、DBM手法の特徴の再確認、DBMを活用したワークショップ(会議打ち合わせ)の効果検証、休憩を挟んで、DBMを活用した設計履歴記録・参照に関する検証議論、夕方以降は新バージョンのイメージシャワーとブレストシステムを披露した上で、グラフィックランゲージ導入を前提としたDBMとブレストシステムとの連携に関わる議論を行いました。

翌日は、DBM手法の体系化に関わる議論(DBM手法化書籍の目次案)を行いました。

長時間に及ぶ内容の濃いメニューでしたが、DBMを用いた効率的なワークショップ形式の議論が出来ました。皆さま最後までこなしていただき、参加された方々は大変お疲れ様でございました。

 
 
CoDE合宿の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2016年11月1日

DBMユーザー会を開催致しました。

10月5-7日開催の第19回関西 設計・製造ソリューション展にて当ブースにお越しいただき、DBMに特にご興味をお持ちいただいた方々を主な対象とさせていただきまして、「DBMユーザー会@関西」として当所関西センター(大阪府池田市)にて、DBMのユーザー会を開催致しました。

ユーザー会では、DBM使い方入門の後、ご参加者の方に各自が会議の主催者となった場合を想定していただき、DBMを使用してどのように会議を進めていくかということについて等の説明をさせていただきました。

広島から複数名でご参加頂いた企業、長年の懸案事項を解決したいと参加された企業等、問題意識が高い方々と密度の濃い会が出来ました。

ご参加いただきました方々、どうも有難うございました。

2016年10月25日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】イノベーション・シンキング(変革的思考法)の世界的第一人者である、ビジネスデザイナー 濱口秀司様に話題提供いただきました。

濱口秀司様は、USBメモリや日本発のイントラネットの考案者で、現在は、Ziba Design Inc.のExecutive Fellow、monogoto IncのFounder and CEOをされていて、アメリカにお住まいです。

構想設計コンソーシアムの現状の議論はマルチプロフェッショナルが関わる開発の「技術俯瞰」「抜け漏れ防止」となっています。それを一歩進めて、軸の変換、とか、バイアス崩しの話に本年度中に持って行く方針の下、今回このタイミングで話題提供と議論参加をお願いしました。

話題提供では、濱口様の豊富な実体験をベースに、イノベーションの作法、イノベーションの定義(見たこと・聞いたことがない、実行可能である、議論を生む(反対/賛成))、思考を阻害するバイアスとその破壊方法、破壊のための視覚化・構造化、クリエイティビティと説得のジレンマ、顧客の認知する価値(機能(利便性)+デザイン(情緒性)+ストーリー(意味性))、数字で計れないストーリー(意味性)の説明の重要性、について、お話し頂きました。

議論参加では、現状顧客観察ベースのデザイン思考の限界及びデザイン思考手法の過大評価、顧客対応プレゼンの秘訣、ファシリテーションの極意、バイアス崩し思考の実践練習、開発中のデザインブレインマッピングに関するコメント等を頂きました。デザインブレインマッピングについては、濱口様とのやりとりで「議論の前駆体を扱い、本人達がやったと実感出来る、強くも弱くもない道具」という定義に気づき、濱口様からは「(開発の)一番簡単なナビゲーションは、自分&仲間で毎日つかってみれば、正しいヒントが得られる」という貴重な助言も頂きました。

濱口様、本日は長い時間お付き合いいただき、またアメリカからご来訪いただき、どうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年10月14日

プロジェクトリーダの手塚明が一般社団法人Future Center Alliance Japanの定例会「デザイン思考のその先へ」のパネルディスカッションに登壇しました。

会合の前半では、経済産業省商務情報政策局クリエイティブ産業課課長 西垣淳子氏より「デザインとテクノロジーの融合」の話題提供後、富士通及び日立の方々の議論リレーにより、デザイン思考と技術開発に関わるディスカッションがなされました。

後半のパネルディスカッション「デザインとテクノロジーの融合にデザイン思考をいかに活用するか」では、プロジェクトや構想設計コンソーシアムの内容を紹介すると共に、パネリストの文部科学省 斎藤卓也氏、理化学研究所 岸本充氏/山岸卓視氏と共に

・研究開発の事業化には30年かかるので、研究開発の現在の顧客観察を重視すると実効性のある研究開発が出来ない
・査定ベースや行き過ぎたエビデンスベースの研究開発ではなく、余白のある研究開発が必要
・デザイン思考的な対話的な研究開発についての適切な評価手法が必須

というような活発な議論を会場と共に行いました。

FCAJサイト「【FCAJ2016第7回MTG報告】デザイン思考のその先へ」ページへのリンク
http://www.futurecenteralliance-japan.org/information/meeting/376

2016年10月5-7日

第19回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

インテックス大阪で開催(10月5-7日10:00-18:00(7日のみ17:00終了))の第19回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。DBM、ブレストシステム等の内容紹介やデモ展示を行いました。

貴重な御時間を割いて、ブースに立ち寄って頂いた方は皆さん問題意識が高く、実際に課題となっている問題を伺いながら、深い議論をさせて頂きました。

今回こちらの担当者が2名と少なかった為、複数の方々への対応が十分に出来ない事もあり、ご不便をお掛けしましたことお詫び申し上げます。わざわざ時間をずらして後にもう1度来て頂いた方もいらっしゃって、ご興味をお持ちいただきましたことお礼申し上げます。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:2.8MB)】

3日間で、多くの方と意見交換と共にフィードバックをさせていただき、誠に有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
本プロジェクトブースの様子
@インテックス大阪(大阪市住之江区)

2016年9月15日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】モノのデザインを成功に導くガイドを公開され、地域のデザイン活動啓蒙に尽力されている、北海道立総合研究機構 工業試験場 日高青志様に話題提供いただきました。

日高様には、地域のデザイン活動として、ビジネスも含んだデザイン思考ツールや「山村塾」、デザインべからず集をご紹介いただき、その後、コンソーシアムの議論にもご参加いただきました。

デザインマネージメントの活動について、中央と地域との差は無く、本コンソーシアム企業の問題意識とも合致しており、今後も協力関係を続けていく事を確認致しました。

日高様、札幌から遠路はるばる、有難うございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年9月6日

2016年度第一回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

推進会議では、今までの進捗状況の報告や確認、今後の計画等について意見交換等行いました。

ポスターセッションでは、セルフチェック評価委員の先生にご参加いただき、各実施項目についての現在までの成果、ロードマッピング、研究のポイント等について各担当者による説明や、参加者間での意見交換を行いました。

その後の交流会では、今後、行うべき活動について、交流会の場ならではの率直な話し合いで盛り上がり、今年度の取り纏め、及び、次年度以降の展開について、非常に有意義な会となりました。

ご参加いただきました方々、大変お疲れ様でございました。

 
 
開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2016年8月5日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】株式会社コボ 代表取締役社長の山村真一様に話題提供いただきました。

今回のお題は、これまでと少し変わって、経営工学とデザインの関係、ビジネス創成に深く関与するデザインの役割です。(これからビジネスとの関連についても本コンソーシアムで積極的に議論していく予定で、そのキックオフとして、山村様にお願い致しました。)

山村様は公益財団法人日本デザイン振興会理事、Gマーク審査委員や2005年愛・地球博「日本の匠」プロデューサー(経済産業省)を歴任された方で、三菱重工業(株)商品企画部や三菱自動車工業(株)でのチーフデザイナーの経験を活かし、ビジネスも見据えたデザイン活動を行う株式会社コボを創設され、技術とビジネスをデザインで繋ぐ事で、中小企業の売り上げを飛躍的に伸ばすデザインコンサルティング活動をなさってきました。

今回は、「デザイン支援コンサルティング」というタイトルで、デザイナーが技術導入やビジネス創成に深く関わった複数の事例をお話いただきました。

最後に、今後のデザインのあり方として、2000年代、2016年、2030年代の過去―現在―未来の価値観の推移を見る事で、ライフスタイルと価値観の変化に対応した次世代の企業戦略について、企業の格、開発、商品の点からの視点もご紹介いただきました。

山村様、ご多忙のところ、刺激的な活動事例とその背景のお話、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年7月15日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】大本綾様によるグラフィックレコーディング技術取得の為のワークショップを開催致しました。

今回で構想設計コンソーシアムへは、3回目の招聘となります大本綾様による、ビジュアル言語スキル指南を議題としたワークショップを開催致しました。

会議内容をビジュアル言語で記録するグラフィックレコーディングを最終的な目標とした時に、その第一歩としてのスキル指南に関わるワークショップです。

目的と致しまして、以下を設定していただきました。

・ミーティングやプレゼンテーション等でビジュアル言語を使うことの魅力を伝える。
・ビジュアル言語を使う機会と場をデザインする。

結果として、視認性改善や幅広い意見吸引、決定事項判断の問題は、ビジュアル言語のアイコンを活用したり、手書きドローで解決しそうであるとの感触を得ることが出来ました。

また、このワークショップを開催したことで、ビジュアル言語を使用することを踏まえたDBM開発への要望がいくつか出てきて、秋の合宿に向けて、ビジュアル言語アイコンの整備を進めて行くこととなりました。

本日は皆さま長い時間、大変お疲れさまでした。
大本様、どうも有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
 
WS開催の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)
☆今回のワークショップで作成されたアイコン・ライブラリー(PDF形式:619KB)

2016年7月6-7日

DBMユーザー会を開催致しました。

先月22-24日開催の第27回設計・製造ソリューション展(東京展)にて当ブースにお越しいただき、DBMに特にご興味をお持ちいただいた方々を主な対象とさせていただきまして、7月6日は「DBMユーザー会@関東」として当所臨海副都心センター(東京都江東区)にて、7月7日は「DBMユーザー会@関西」として当所関西センター(大阪府池田市)にて、2日間に渡ってDBMのユーザー会を開催致しました。

ユーザー会の内容は、DBM使い方入門&ユースケースイメージ紹介と、実際にDBMを操作していただきながらの「会議の実効性向上について」というお題のミニワークショップを設定致しました。

参加者の方々には、事前にDBMをご自身にて習得していただいていたようで、高いレベルでのユーザー会となり、良い雰囲気で深い議論をさせていただくことが出来ました。

ご参加いただきました方々、どうも有難うございました。


開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2016年6月22-24日

第28回設計・製造ソリューション展(東京展)に出展致しました。

6月22~24日の期間に東京ビッグサイトで開催されていました「第27回設計・製造ソリューション展(東京展)」に出展致しました。

プロジェクトの概要、開発中のデザインブレインマッピングやブレインストーミングシステム等の内容紹介や展示を行いました。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:1.8MB)】

お陰様で、3日間で約130名の方々から、問題意識や研究開発へのご意見を伺う事ができ、盛況でした。1名平均約20分間、熱い議論もさせて頂き、今後の研究開発に大変参考となりました。

当ブースにお越しいただきました方々へ厚く御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
当ブースの様子
@東京ビッグサイト(東京都江東区)

2016年6月7日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】2015年度グッドデザイン金賞に輝いた「HACKberry」を開発したexiii株式会社 代表取締役 近藤 玄大様に話題提供いただきました。

HACKberry」は、身体機能を補うマイナスをゼロに近づける存在だった義手を単に安くするだけではなく、マイナスをプラスに変え、思わず健常者が義手を羨ましいと思ってしまうような世界を目指した製品です。

NPO法人を構成する方々からの声を参考にしながら開発を行い、設計データを全てウェブ上に公開し、世界中の開発者やデザイナーに無償で提供することで、機能やデザインの選択肢がどんどん追加改良、拡充されていく仕掛け、製造は3Dプリンターを利用して製品コストを抑え、導入への敷居を下げる等、新しい試みが随所にちりばめられています。

今回の会合では、近藤さんのこれまでの経験と問題意識、「HACKberry」でみんなと行いたかった事、プロフィットとノンプロフィットとの関係等の話題提 供を頂き、その後、各企業の状況に置き換えた議論を行いました。

尚、会合の議論で、構想設計手法の書籍化に向けて、次回の会合より、デザインブレインマッピングを用いたミニワークショップを必ず行うという事になりました。

近藤様、貴重なお話と議論へのご参加、どうも有難うございました。今後とも宜しくお願い申し上げます。


CoDE会合の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年5月20-21日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

今回の合宿では、個人ーチームー全体の枠組みで、それぞれ実際にDBMを活用し、ブレストシステムやDBMの集中議論を行いました。チームでの議論の前に、個人の意見をDBMで集めておくことで、個々人の意見が反映される、マージが楽で意見も残る、ポストイット使用時と異なり「イノベーション」等の緩い言葉を用いないので議論が具体的になる等、ベネフィットが実感できました。

合宿メニュー、題材としては、DBMの手法化に関わる先導的な全体ユースケース可視化として、「DBM手法化のための「構想設計手順」のユースケース可視化」、休憩を挟んで、「ブレスト手法化のための「チームブレスト環境」の可視化」及びブレストプロトの検証ケースと研究開発の優先順位の議論、夕方以降はDBMに関わるデータ可視化の議論及び研究開発の優先順位の議論を行い、フリーディスカッションの後、初日を終了しました。

翌日は、DBMの手法化に関して、関係性の記述と可視化等について、引き続き議論を行い、取り纏めの後、アクションプランを作成しました。

ぎっしりと詰まった合宿メニューをこなして頂きありがとうございました。DBMの手法化に向けての大きな一歩になったと思います。参加された方々は大変お疲れ様でございました。

 
CoDE合宿の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2016年5月12日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】株式会社レア 大本綾様によるワークショップを開催致しました。

新しい構想設計会議のためのブレストシステムプロト手法検討ワークショップを、昨年12月のワークショップで好評だった大本様に、お願いしました。事前のヒアリングや運営側のリクエストの内容をベースに、具体的に次のアクションに繋がるようにプロセスをデザインして頂きました。

CoDEメンバーに「組織の一部だけではなく、自らがクリエイティブだと自覚し、 多様な背景の者と協働しながら創造的な結果を導く」体験をしてもらい、構想設計会議のあるべき姿を明確化し、ブレストシステムプロト手法検討をより実効的に行う次のアクションに繋げるというのが今回お願いした内容です。

概要としては、創造的な結果をもたらすブレストに必要なアティチュード、マインドセット、ツール等についてご紹介いただくと同時に、実際にそれらをメンバーに体験していただく内容で、午前10時~夕方17時まで、ほぼ1日かけて行われました。

ワークショップ後半にはオープン・スペース・テクノロジーを導入頂きましたが、その効果は著しく、課題に感じていたトピック、疑問に思っていたことを参加者全員がそれぞれ自分事として捉え、情熱的に次のステップのアクションについて語り、ワークショップ開始時の状態から大きく変化し、今にも実現のために動き出しそうな熱気に溢れたワークショップとなりました。

またワークショップ運営面で学んだ事は、具体的な議論に入る前の準備体操部分の重要さで、ややもすると効率重視で準備体操部分の時間を省いてしまうと、却って議論の質と効率を下げてしまうということが実感として確認できました。

この結果を踏まえて5月20-21日の構想設計コンソーシアム合宿で検討を展開します。
大本様、本日は長時間どうも有難うございました。また、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
ワークショップの様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2016年4月25日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】ベストセラー「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」の著者、佐宗 邦威様に話題提供いただきました。

今回は、株式会社biotope代表の佐宗邦威様に、構想設計コンソーシアムメンバーに「ビジネス現場でのデザイン思考の活用の仕方についてイメージを持っていただく」主旨で話題提供と議論参加をお願いしました。佐宗様は、P&Gマーケティング部やSONY(株)デザインセンターでブランドマネージャーや組織立ち上げに関与した後、イリノイ工科大学Institute of designに留学、新しいデザインの世界を切り開いている第一人者です。

話題提供は、ミニワークショップも交えて、参加者からの反応を素早く内容に反映させたもので、左脳人間の右脳トレーニング法、デザイン思考の論点整理等、実経験に基づき、非常に示唆に富んだものでした。

「認知科学的な知見によると、文字は差異を見るが、イメージは共通性を見る」「デザイン思考とは非デザイナーを対象とした発想法であり、仮説推論・演繹法・帰納法の組み合わせである」等の切り口で整理頂き、腹落ちする説明により、参加者一同、一層高いレベルの問題意識とモティベーションを得ることが出来ました。

開発中のデザインブレインマッピングやブレストシステム機能プロトではイメージの扱いも考慮しており、今後、そのユースケース議論も活発化しそうです。

佐宗様、ご多忙の中、ご協力頂き、どうもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年4月15日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】takram design engineering デザインエンジニア 櫻井 稔様に話題提供いただきました。

今回の構想設計コンソーシアム会合では、デザインブレインマッピングによる構想設計プロセスの可視化を中心に、蓄積されたデータの可視化による気付き誘発や決定判断への参考、マルチプロフェッショナル視点の威力、構想設計プロセスのチェック、5年後に改良製品開発を行う別チームを想定した可視化等の議論を行いました。

日本を代表するデザインエンジニアリング企業の一つ takram design engineering ディレクター田川欣哉様のご協力により、同社の主要デザインエンジニアの一人で、RESASプロトタイプの設計担当の櫻井稔様に話題提供と議論参加をお願いする事ができました。櫻井様は、デザイン視点でのコンピュータ環境の研究・製作や、ビッグデータビジュアライゼーションや3Dプリンティング・UI/UX領域について積極的に取り組まれている方です。

前半では、櫻井様から takram design engineering 流のデザインプロセス、RESASプロトタイプの開発経緯と可視化によるポテンシャル等、後半の議論に役立つ話題提供を頂き、後半には、構想設計コンソーシアムメンバーとの議論にご参加頂きました。

議論は、RESASプロトタイプにおけるPROBLEM REFRAMING、STORYWEAVING & PROTOTYPINGの事例を基に、鳥の目と虫の目を両立した可視化、プロトタイプ右脳と左脳の双方を意識した可視化、可視化による効果等、企業の現状を考慮した内容で行われました。

残りの時間で、現在開発中のブレストシステム機能プロトタイプについて、人とシステムのインタラクションを向上させるための可視化、ブレストシステムとデザインブレインマッピングが同期したシステムの可視化等の発展的な議論も行いました。
櫻井様からは関係性を有効に可視化するアイデア等、種々のご示唆も頂きました。

RESASプロトタイプ等でのプロトタイプ可視化によるポテンシャルを認識した上での議論は刺激的で非常に有効でした。田川様、櫻井様、どうも有難うございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 
開催の様子
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

2016年3月23日

2015年度第四回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

今回は、千葉県柏市の東京大学人工物工学研究センター様にて開催となりました。

プロジェクト推進会議では進捗状況等の共有、ポスターセッションではアイデア交換等、活発な議論を行いました。

また、東大鈴木克幸教授のご案内で隣接する宇宙線研究所と国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(KavliIPMU)の見学も行いました。

その後の交流会では、今後の活動展開の戦略と戦術等について、知恵の交換等、有益な議論が出来ました。

 
開催の様子
@東京大学人工物工学研究センター(千葉県柏市)

2016年3月9日

「山口県産業技術センター技術発表会&中国地域産総研技術セミナーin山口」にて基調講演を行いました。

(地独)山口県産業技術センター様と産総研中国センターの主催で、山口県産業技術センター様の研究成果、技術支援活動の一般の方向けの発表会と、地元企業や研究機関との連携や交流促進を行うセミナーが開催されました。

⇒関連情報

参加者数は90名程で、主な参加者構成は、経営者、デザイナー、工学技術者の方でした。

基調講演にて、当プロジェクトリーダー手塚明より「『見える、繋ぐ、創る。』~デザイナーと協業する意義~」というタイトルで、日本の製造業において、デザイナーと協業する意義を解説致しました。

講演の最後には、以下のような話を致しました。

 これからの時代、日本の技術力を活かした上で、経験価値を訴求ポイントにし、経営的にも勝っていくためには、デザイン・工学・経営のワンセットが必須になってきます。

 デザイナーではない方もデザイン思考に慣れ親しむ事で、デザイナーとの協業がスムーズに行き、リーンスタートアップ等の経営的な方法とダイレクトにつながります。

 産総研では、製造企業を主たるターゲットとして、デザイン思考を具体的に推し進めるためのツールと手法を開発中で、山口県産業技術センター企業支援部デザイングループとも連携を予定しています。

 
開催の様子
@山口県産業技術センター(山口県宇部市)

2016年3月4日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 特別顧問の吉川弘之先生との意見交換会を行いました。

SIP「革新的設計生産技術」のステージゲートの結果報告とその後のプロジェクトの進展等状況について説明を致しました。

また、一般設計学との関係について議論させていただきました。

吉川先生からは、

 一般設計学は、(機能と)属性の距離空間が定義出来ればその空間上で設計解が収束する、といういわばスタティックな理論保証を与えるものである。しかし、実際の設計ではその距離空間を客観的指標で定義しにくい場合も多い。ここでやりたいと思っているのは、設計に関わる様々な人々が独自の距離感覚を持ちながらも双方向に協調し設計を進めていく、という(直観的で計算機では成し得ない)ダイナミックな(人間の集合的思考)プロセスを観察し理論を追及することではないのか、

とような貴重なご示唆を頂きました。

その後酒席を設け、さらに深く意見交換をさせていただきました。

昨日の日立アプライアンス㈱様との会合においても議論になったのですが、偶然にも2日続けて同じ「人間の能力を工学でどのように最大限引き出していくか」という議論となり、一同、盛り上がりました。


会合の様子
@JST(東京都千代田区四番町)

2016年3月3日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】日立アプライアンス㈱様 多賀工場の見学及び意見交換会を行いました。

工場では、3つの製品について、設計と製造のコラボレーションとなっているセル生産システムを見学させていただきました。

セル生産システムは、作業技術者の潜在的な能力を最大限に生かすような仕組みとなっており、セル生産の特徴として、作業タイムから設計の要改善箇所がピンポイントで分かるというメリットがあり、これが設計製造連携の仕掛けの一つである事がわかりました。

意見交換会では、日立アプライアンス㈱様で行われているSプロと呼ばれる検討会議(数十人規模)との比較で、当プロジェクトの研究開発内容の現場視点での妥当性について議論させていただきました。

事業主管の石井吉太郎様からは、特に以下の項目について確認がありました。研究開発ではこれらすべてに留意して行っている点を説明すると共に、今後の開発の参考とさせていただきました。

・部分的に急な設計変更にも泥臭く対応可能で、皆が納得できる、共感できるようなシステムを目指しているか?
・急な設計変更に担当者自ら決定に立ち会うことが可能で、各部門が連携して、相互補完的に助け合えるようなシステムになっているか?
・リーダーの決心を見せ、関係者との信頼関係を構築出来るようなシステムになっているか?
・関係者すべてが過去の履歴を閲覧できるような仕組みとなっているか?

次回はプロトタイプを持参し、コメントやご意見をいただく予定です。

この後開催していただきました懇親会では、さらに深く議論をさせていただきました。

どうも有り難うございました。

2016年2月4日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】ブレストシステム機能プロトタイプの紹介を致しました。

構想設計段階で実施されるブレーンストーミングは、大変重要ですが、ブレーンストーミングの質を高め、効率的に実施することを手助けするツールのプロトタイプが完成しました。

まだ初期開発段階ですが、今後構想設計コンソーシアムメンバー等に試用していただき、より実用的なツールとなるよう、フィードバックを行いながら改良を進めていく予定です。

近日中に当サイトにて紹介のページを公開する予定です。


会合の様子
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

2015年12月16日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】カオスパイロット卒業生 大本綾様によるワークショップを開催致しました。

デンマークのビジネススクール「The Kaospilots」初の日本人卒業生の大本綾様をお招きし、事前に製造企業の実情をお話しした上で、

・方法に規定されないデザイン思考
・右脳的な能力活用
・誰でもどこの部署でもクリエイティブ

というこちらからの要望をお伝えし、話題提供と体験ワークショップのメニューを組んで頂きました。ワークショップの後、大本さんにも、現在開発中のブレストプロトに関する議論に参加して頂きました。

前半では、カオスな状況でもクリエイティブをリード出来る能力を培うカオスパイロットの教育メニューと産学官の活動、IDEO等でされているが一般に語られていないデザイン思考の重要な一側面(特にMITのオットー・シャーマー氏が提唱するU理論の左側バンク)、及びクリエイティブ思考について話題提供頂きました。

 
大本様から話題提供
@産総研東京本部(東京都千代田区霞が関)

後半は、前述のU理論の左側のダウンローティングに該当する部分(=1.聴く場をホールドする力。2.観る力。3.感じ取る力。)の疑似体験メニューをご用意頂き、コンソメンバーと体験し、多くの気付きを得ることが出来ました。

 
 
絵の具等を使ったワーク
@経産省別館パーチオフィス(東京都千代田区霞が関)

 自分が何をしたいか軸を定めた上で、他人の背景を推し量ったり、してくれたことを受け止めたりというようなことに気を付けていないと、他人からのクリエイティブを受け取ることが出来ないし、自分のクリエイティブも発現出来ないというような気付きを得ることが出来ました。

2015年12月08日

第三回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

第三回目は、組織におけるフューチャーセッションについて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村様に概論、(株)ブリヂストン 小平様、(国研)JST 嶋田様、弊所 安宅の3名の方に事例をご紹介いただき、その後、会場を交えたパネルディスカッションを行いました。

組織のフューチャーセッションに関わる現状の課題、向かうべき方向、そのために今行うべき事等、の事前設計に関わる議論組み立てを試みました。同時に、ファシリテーションスキルの属人性の問題、トップダウンではなくミドルアップの議論方法の問題等、人依存の現状を誰もが能力を発揮出来る形で、どのように研究開発に反映させ、打開していくかについての有効な知見も得られました。

参加者の皆様、フューチャーセッションについては認知度が低いという現状で、お忙しい中、ご参集頂き、ありがとうございました。

開催の様子
@産総研つくばセンター共用講堂ホワイエ(茨城県つくば市)

2015年11月27日

2015年度第三回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

今回は、開催プログラムの初めに、熊本大学 名誉教授 川路茂保先生にご講演をお願い致しまして、SIPの意義・目標のひとつである「地域発のイノベーション」に沿って、ご自身のご経験に即した事例紹介をしていただきました。

プロジェクト推進会議、ポスターセッションでは、プロジェクト全体及び各項目についての進捗状況の発表や今後の計画等を確認致しました。

また、金剛㈱様の工場・展示場の見学をさせていただきました。

夕方からの意見交換会では、事業化興味企業の金剛様も交え、さらに踏み込んだ内容の議論を行いました。

 
開催の様子
@金剛株式会社様 本社(熊本県熊本市)

2015年11月24-25日

DBMユーザー会を開催致しました。

DBMにご興味をお持ちの所内外の関係者にご参加いただき、11月24日に、産総研臨海副都心センターにて「DBMユーザー会@関東」、11月25日に、産総研関西センター(大阪府池田市)にて「DBMユーザー会@関西」を開催致しました。

ユーザー会趣旨、DBM使い方入門、ユースケースイメージ、最後には、質疑応答及びご意見を伺う、という内容で行いました。

その場で、対話させていただき、貴重なご感想、ご意見等いただくことが出来ました。今後のDBMの開発に繋げていきたいと思います。

ご参加いただきました方、どうも有難うございました。


開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2015年11月16日

第二回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

弊所内の反応を見るために、第二回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

産総研本部情報棟にて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村恭彦様にお越しいただき、複数業種の企業からの参加者も交え、所内の事務方や複数分野の研究者という多彩なメンバーにより、

「イノベーション・ファシリテーター入門」
- イノベーションプロセスを推進するための課題設定力、共感力、コラボレーション力を高める -

という題目でワークショップ形式のセミナーを開催致しました。

会議ファシリテーションを超えて、イノベーションプロセスを推進するための、真のファシリテーションの基礎を学びました。そのポイントは、極めてシンプルなものではありますが、自分の思いや事情を一旦緩めて、他の人とシェアできるような「問いづくり」にあるということでした。

 
開催の様子
@産総研本部情報棟(茨城県つくば市)

2015年11月12日

Hitachi 多賀事業所の石井様と会合を行いました。

日立アプライアンス株式会社事業主管の石井吉太郎様をはじめとする、日立アプライアンス株式会社の方々と構想設計コンソーシアムメンバーとで、組織内の構想設計プロセスの可視化と制御(マネージメント)、組織内外の開発会議の場の制御のためのブレストシステム(環境構築)についてのお話と、構想設計プロセスについてフリーディスカッションを行いました。


会合の様子
@日立アプライアンス株式会社多賀事業所(茨城県日立市)

2015年11月10日

インハウスデザイナーとの交流会を開催致しました。

本サイトにて公開中の「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」制作の際に、インタビューをさせていただきました複数企業のインハウスデザイナーの方々との交流会を開催致しました。

こちらからのインタビューは個別に訪問させていただいたので、企業の方々でのお顔合わせは初めてです。会社はそれぞれ別ですが、企業のデザイン部署という共通の立場を持っていらっしゃる方々との交流の場を作ってみました。

その上で、経済産業省デザイン政策室、構想設計コンソーシアムメンバーも加わり、上述のアクションツールでの問題解決のためのSIP開発内容のご紹介、効果測定についての議論、来年度のアクションツールの守備範囲やご要望について等のお話を致しました。

 
開催の様子
@産業技術総合研究所東京本部会議室(東京都千代田区霞が関)

2015年11月04日

第3回超上流デライト設計・生産クラスターワークショップに参加致しました。

東京大学生産技術研究所S棟アニバーサリーホールにて開催されました。

関係者主催者挨拶の後、4テーマの発表、自由討論が行われました。

山中俊治教授の研究室、MIAMI研究室、地下ラボ、試作工場の4箇所の見学もございました。

 
開催の様子
@東京大学生産技術研究所(東京都駒場)

2015年11月02日

「Dollhouse VR」開発 プレスリリース致しました。

本プロジェクトの実施項目の内1つの「デライトデザインインターフェースの研究開発」にて開発を進めております、「Dollhouse VR」につきまして、本日プレスリリース致しました。

産総研公式サイトより、「複数人で協調して空間をレイアウトするシステム「Dollhouse VR」を開発」というタイトルで記事をご覧いただけます。

報道機関では、11/3付の日刊工業新聞17面及び、日刊工業新聞Web版に掲載されました。

2015年10月29日

2015年度第2回SIP現場視察が行われました。

佐々木PD、木村subPD、内閣府の方々の6名が、産総研東事業所にご視察にいらっしゃいました。

手塚より、研究開発の進捗状況、DBMによる工程設計の形式知化、持丸より箱庭インタフェースについてのスコープの説明、杉浦よりDollhouse VRの紹介、東大 パウロ研究員より身体性を考慮した製品デザイン支援インタフェースの紹介の後、Dollhouse VRのデモ体験会を行いました。

議論をさせていただきながら、いろいろとご指摘をいただき、今後の方向性についての有益なご助言をいただくことが出来ました。
どうも有難うございました。

 
ご視察の様子
@産総研東事業所(茨城県つくば市)

2015年10月7-9日

第18回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

インテックス大阪(会場アクセス)で開催(10月7-9日10:00-18:00(9日のみ17:00終了))の第18回関西 設計・製造ソリューション展に出展致しました。

DBM、ブレストシステム、デザインと機能設計の効果測定モデル等の内容紹介や展示を行いました。

⇒【実際に展示したポスターデータ(PDF:1.8MB)】

3日間で、約160名の方と意見交換と共にフィードバックをさせていただき、誠に有難うございました。


本プロジェクトブースの様子
@インテックス大阪(大阪市住之江区)

2015年9月24日

2015年度第二回SIP/DMCTセルフチェック委員会&プロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

セルフチェック委員会では、評価委員会の先生方に、本プロジェクト進捗状況の報告、確認及びそれらを踏まえた上での今後の計画、運営の方向性等について説明し、ご講評をいただきました。

また、プロジェクト推進会議、ポスターセッションでは、DMCTプロジェクト及び構想設計コンソーシアム関係者にご来場いただき、意見交換等の交流を行いました。

 
セルフチェック委員会&ポスターセッションの様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区 お台場)

2015年9月17日

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)革新的設計生産技術シンポジウム2015」に参加致しました。

展示物では、DBMを実際に試用体験いただけるPCや、DBMの操作方法及びユースケースの動画、「Dollhouse VR」という名称の、チームで協調して空間デザインを行うシステムを公開しました。

また、前日プレスリリース致しました、「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」を紙面にて配布致しました。


本プロジェクトブースの様子
@日本科学未来館(東京都江東区 お台場)

2015年9月16日

本サイトにて「デザイン・機能設計の現場力強化アクションツール2014」(PDF File:1.9MB)を公開しました。

上記タイトルリンク文字からもアクセス出来ますが、トップページからも、「議論の素材」としてリンクを張ってあります。どうぞご覧ください。

また、産総研公式サイトより「デザイン・機能設計の現場力強化に向けたアクションツールを公開 -研究開発と企業をむすぶイノベーションスタイルの試行-」というタイトルでプレスリリースしております。

報道機関では、9/17付の日刊工業新聞27面及び日刊工業新聞Web版に掲載されました。

2015年9月15日

第一回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

弊所内の反応を見るために、第一回フューチャーセッション/イノベーティブ思考アクションセミナーを開催致しました。

産総研第二事業所にて、(株)フューチャーセッションズ 代表取締役社長の野村恭彦様にお話しいただき、「フューチャーセッション 理論と実践」という題目でフューチャーセッションの仕組みや、ファシリテーションスキルに関する知見や体験が出来るセミナーを開催致しました。

「フューチャーセッション」や「ファシリテーション」は、本プロジェクトの内容にも非常に繋がりのある分野になりますが、まだまだ外部も含め、認知度が低いのが現状です。

今回も含めて、今後、本年度内に試験的に全3回シリーズで開催する予定です。


フューチャーセッション開催の様子
@産総研第二事業所(茨城県つくば市)

2015年9月11-12日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】構想設計コンソーシアムの合宿を開催致しました。

構想設計プロセス及びブレインスト-ミングシステムの集中議論、DBMのユースケース、構想設計プロセスをDBMを使い記述、DBMのユースケースとその他融合議論、フリーディスカッション等、凝縮された内容となりました。

参加された方は、大変お疲れ様でした。


CoDE合宿開催の様子
@オークラフロンティアホテルつくば(茨城県つくば市)

2015年8月4日

第2回超上流デライト設計・生産クラスタワークショップを開催致しました。

革新的設計生産技術の4クラスタのワークショップが、産総研 西事業所 つくばイノベーションアリーナ連携棟ホールにて開催されました。

各クラスタ発表の後、サブプログラムディレクター 木村文彦先生の司会の元、総合討論が行われました。内閣府政策統括官付プログラムディレクター 佐々木直哉様よりご講評をいただき、閉会となりました。

発表に関しましては、研究開発内容に関する報告、クラスタ間のコラボレーションの創出ということも目的としております。


クラスタWS開催の様子
@産総研西事業所(茨城県つくば市)

2015年7月29日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】富士通デザイン株式会社 代表取締役社長 上田義弘氏に話題提供していただき会合を開催致しました。

会合は、東京都港区六本木にある富士通デザイン株式会社様の施設、「HAB-YU」にて開催されました。

「富士通におけるトータルUXデザイン活動とHAB-YU」というタイトルで、

①富士通デザインの概要
②お客様案件に対するトータルUXデザイン活動
③新規商品開発におけるトータルUXデザイン活動
④ライブトークの着想からプロトタイプ開発
⑤トータルUXデザイン活動とHAB-YU

の内容でお話いただきました。

2015年6月23日

【暫定ユーザーチームCoDEの活動】国立開発法人科学技術振興機構 特別顧問の吉川弘之先生との意見交換会を開催致しました。

構想設計プロセスの把握と改善の為に、デザインブレインマッピング(DBM)というデジタルKJ法ソフトウェアを開発しています。その問題意識とユースケースを具体的に共有した後、研究開発に落とし込むという手法をとっており、それについて、先生と議論致しました。

2015年6月5日

2015年度第一回SIP/DMCTプロジェクト推進会議&ポスターセッションを開催致しました。

評価委員会の先生方、DMCTプロジェクト及び構想設計コンソーシアム関係者にご来場いただき、意見交換等の交流を行いました。


ポスターセッション開催の様子
@産総研臨海副都心センター(東京都江東区お台場)

2015年5月20日

SIP視察

佐々木直哉プログラムディレクターをはじめ、内閣府の方々、SIP関係者約20名が、産総研つくば東事業所及び筑波大学にご視察にいらっしゃいました。

現在、異業種複数企業の方々のご意見等を取り入れながら、産総研で開発を進めております、ブレインストーミングを促進するツール、DBM(Design Brain Mapping)の進行状況の説明等を致しました後、筑波大学にて、ブレインストーミングを促進する環境構築の現在の進行状況のご見学を行っていただきました。

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