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メカニカルブースターポンプの原理

繭玉のような形状をしたロータが2つが噛み合いながら回転し、ロータを包むようにシリンダ内に組み込まれます。
ロータはシリンダにもロータ同士も接触することなくわずかな隙間だけを維持して外回りに回転しています。1組のロータの上に吸気口、下に排気口を持っています。
ロータが外回りに回転すると吸気口から気体を吸い込むようにロータとシリンダの体積が移動して下の排気口に気体を導きます。
このポンプは圧縮行程を持たずに、気体を移動させることにより排気しています。
メカニカルブースターポンプは開発者の名前を取ってルーツポンプとも呼ばれています。
メカニカルブースターは通常後段に油回転ポンプなどを配置して使います。圧力領域は10-2〜102 Paで使われます。